野菜が尽きそうです。

まずはお詫びから。

今現在、野菜不足のため、ご新規のお申込みは止めさせて頂いております。

また、既存のお客様も、2月中下旬から出荷がストップする可能性が高くなっております。

誠にご不便をお掛けしますが、何卒ご容赦をお願い致します。

令和5年1月26日(木) 七三農園 代表 岩見潤治

 

 

 

過去最強寒波により寒い日が続き、各地で大雪被害や交通渋滞が起きています。

今朝の志和町奥屋はマイナス7℃くらいで、昨日より少し緩んでいます。

 

例年、この時期になると野菜が不足して、出野菜セットの出荷が止まります。

過去5年間を見ると、だいたい2月上中旬から5月上旬まで、約3カ月間の出荷が止まっています。


今年は、2月中下旬ごろから5月上旬ごろまで出荷が止まりそうです

その際には、ホームページ、メール、手紙などでお知らせ致します。

ご不便をお掛けしますが、何卒ご容赦をお願い致します。

 

今現在、出荷中の野菜。

1.白菜
2.菜花
3.春菊
4.青大豆
5.にんじん(有機JAS仲間の「百や」さんのもの)
7.ケール
8.博多かつお菜(寒さで葉が傷みつつある)
9.じゃがいも(残りわずか)
10.聖護院大根(残りわずか)
11.紅くるり大根(残りわずか)

 

これらに代わる新しい野菜が育ってきたら良いのですが、この寒さの中で間に合うかどうか難しいところです。

1月中旬に撮影した野菜の様子です。

 

玉レタスは、少しずつ大きくなっているが、出荷にはまだ早い。
赤水菜、壬生菜は少しずつ大きくなっている。
ちじみ小松菜は、出荷が先か、塔立ちが先か、わからない。
菜花、花まつりは、まだ時間がかかりそう。
ハウス栽培のホウレンソウは、まだ小さい。

ところで、農家なのに、なぜ野菜が無いのか???と不思議に思われるかもしれません。


ここ志和町で秋冬野菜を育てる場合、露地での播種は9月上旬から始まり、10月15日くらいまでが限度です。

それ以降に蒔いても、出荷できるまでには育たないことが多いです。

春菊、レタス、ホウレンソウなどの苗物の場合は、11月上旬くらいまで蒔けますが、今年のように寒い冬の場合は上手く育たないことが多いです。

もちろん、ビニールハウスや防寒トンネルを使いますが、育てられる野菜の量はそれほど多くありません。

また、アブラムシやヨトウムシなどの害虫被害、台風や豪雨による被害が出れば、さらに野菜が少なくなります。


このような野菜不足を補うために、大豆、ごま、えごまなどの穀類、玉ねぎ、さつまいも、じゃがいも、里芋などの貯蔵野菜、塔立ちの遅いネギ類でカバーすることが大切なのですが、今年は量が十分でなかったり、失敗したりです。

秋冬野菜で品目数と量を確保するのは、なかなか難しいのですね。

 

脱サラ有機農業10年目、管理面積1.7町歩(=1.7ha)、栽培技術はまだまだ道半ばであります。

以上です。