令和5年11月中旬の野菜セットなど。

秋らしい夕暮れ。
まいにちの朝日が嬉しい。

11月も半ばを過ぎ、朝夕はぐっと冷え込むようになってきました。

仕事が落ち着いたと思いきや、いつもどおり何かしらバタバタとしております。

 

11月12日、三原市の師匠宅で「ゆめまつり」の籾摺り。
厳しい暑さを乗り越えて、きれいな自然栽培米が出来ました。

11月14日には、大陸から寒気が流れ込み、猛烈な霜に襲われました。

そこまで厳しく冷え込む予報ではなかったため油断していたのですが、これまで順調に育っていた秋じゃが、ピーマン、伏見甘長とうがらしを完全に枯らせてしまいました。

秋じゃがは、最後にもうひと太りさせたかったのですが、大打撃を受けかなりの収穫減となりました。

ピーマン、伏見甘長とうがらしは大霜で枯れてしまった。
寒さに当たって甘みを増す野菜もある。

11月16日、遅れていた「旭」の脱穀をやっと済ませました。

ここまで遅れたのは、初期除草に失敗して草ぼうぼうになっていたのをすべて手作業で草抜きしたためです。

 

テニスコート2面分の雑草を、しゃがみ込んで手作業で除草したらスゴい草の量になった。

11月18日には初雪が降り、急いで野菜に防寒シートを掛けました。

 

初雪はなかなか激しい降り方だった。
大根、菜の花、ブロッコリー、キャベツなどに寒さ対策を施す。

11月はマルシェや学会など楽しい行事が多いのですが、どれにも参加できず、黙々と仕事をこなしておりました。

年に一度の廃マルチ回収日に間に合うように資材庫の片付け。

資材庫に珍しいマイコアカネが飛び込んできて、名前のもとになった舞妓さんの化粧のような顔を見せてくれました。

 

資材庫の片付け。
溜まりに溜まったマルチ類の片づけ。
資材庫に迷い込んだマイコアカネ。めったに見ることが無い珍しい赤とんぼ。

11月22日、待ちに待った籾摺り精米機(中古品)が納入され、これから分解・清掃・調製・試し摺りに入ります。


※新米の販売は、11月下旬からご案内できると思います。

 

100Vの籾摺り精米機(中古品)が納入。
出来るかぎり分解し、清掃、調整、試し摺りを急ぐ。

そして本日11月23日、「勤労感謝の日」には、自家採種2年目、同じ圃場で連作の「小糸種在来青大豆」の刈り取り。

こちらは12月中旬ごろからご案内できると思います。

 

オジサンたちの喜びの舞い(笑)。

12月2日(土)には、安芸高田市吉田町で古民家の復元、シェアキッチンの整備などを目指す一般社団法人住環境教育協会主催の「有機農法の土づくり勉強会」に参加させて頂きます。

環境関係以外の仕事はあまりお受けしないようにしているのですが、今現在、有機農家の育成プログラムを開発したいと考えているところなので、お受けさせて頂きました。

水田を野菜畑に転換するための土壌調査、生物調査、インフラ構造調査を一緒に行いながら、土づくり計画、栽培計画、などを2時間に詰め込んでお話ししたいと準備中です。

 

今年は大根が豊作。お気に入りの食べ方は、さくさくフライド大根です。ぜひお試しを。

令和5年11月18日(土)着の野菜セット
1,800円(送料・クール料金別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

ご新規の方は、土曜日着便(関東地方は日曜日着になります)に若干の余裕があります。

まずはお試し1回からどうぞ。

~11月18日(土)着分の七三農園たよりより~

11月7日は二十四節気の「立冬」。暦の上ではもう冬です。

14日(火)には強い霜が降り、ピーマンや甘唐辛子はすべて枯れ、夏野菜が終了しました。

一方、白菜はしっかり実り始め、ブロッコリーやキャベツもゆっくり育っています。

農作業としては、玉ねぎの植え付け準備、そら豆やスナップえんどうの苗づくり、ビニールハウス内の種まきを進めています。

やっと籾摺りが完了し、今現在、精米機の納品待ちです。新米は11月末から改めて案内させて頂きます。

寒暖差が身体に堪える時節ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。


①サニーレタス:
虫に注意!ふんわり柔らかいレッドファイヤーという品種。
生サラダが定番ですが、マリネ、炒め物、スープ、ナムル、卵とじ、パスタにも。
意外と味噌汁、焼き飯にも合います。

②葉大根:
宮重大根のまびき菜です。ビタミン、鉄分、カロテンが豊富。
おひたし、炒め物、味噌汁、浅漬けに。
ごま油で炒めて、しょうゆ、おかか、じゃこと合わせてごはんのお供に。
刻んだ葉を炊き込んで大根菜飯に。

⑧葉大根:
紅心大根のまびき菜です。ビタミン、鉄分、カロテンが豊富。
おひたし、炒め物、味噌汁、浅漬けに。根は千切りで、紅白の生サラダ、ピクルスに。
葉は刻んでナムル、炒め物、塩こんぶもみ、浅漬けに。

④ロメインレタス:
少し苦みのあるシーザーサラダのレタスです。
硬いので、ざっくり刻んで炒め物、スープ、味噌汁、卵とじ、パスタの具に。
ナムルにも合います。内側の柔かい葉でレタス鍋に。

⑤インゲン豆:
少量!スジの無い食べやすい品種。
カルシウム、カリウム、βカロテン、アスパラギン酸が豊富。
ヘタを取って軽く茹で、温サラダ、ごま和え、ツナ和え、味噌汁、煮物、炒め物、天ぷら、かき揚げに。

⑥にんじん:
「百や」(ももや)さんからの一品。
βカロテン、カリウムが豊富。炒め物、煮物、カレーやシチューの具、生サラダ、ピクルスに。
葉は柔らかい部分を細かく刻んで炒め、おかか醤油和えに。

⑦里芋:
少量!三原市の農家仲間から受け継いだ伝統品種。
やわらかく粘り気が強いのが特徴。きぬかづき、煮物、味噌汁、あんかけ、グラタン、ポタージュにも。
袋から出して新聞紙などに包み、常温で保存してください。

⑧さつまいも:
少量!ふつうの鳴門金時です。
食物繊維、アントシアニン、ビタミンC、カリウム豊富。
お芋ご飯、焼き芋、蒸し芋、天ぷら、大学芋、チップス、タルトやケーキなど洋菓子にも。


※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。
※黄砂や砂埃がついていますので、ぬるま湯でよく洗ってからお召し上がりください。
※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。

<カンタンレシピ>

〇ただ野菜を焼くだけのグリル(蒸してもOK!) いろんな料理に飽きた方へ

①根菜類、葉野菜、イモ類などを水洗いして、適当に一口大に切る。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、あればニンニクを加える。
③火の通りにくい順に入れて、じっくり焼き、味付けは塩のみでどうぞ。

〇カンタン、何でもナムルに! いつものレシピに飽きたらナムルに!

①葉野菜をよく水洗いしてザルで水気を取り、手で一口大にちぎる。
②ボウルに、葉野菜、ごま油、粗塩少々、胡椒、お好みで鶏がらスープの素を加え、さっくり混ぜて出来上がり!ごま油の代わりにオリーブオイル、鶏がらスープの代わりにコンソメを使うと、洋風ナムルになります。

〇大根葉の炒め物 ご飯、おにぎり、チャーハン、パスタに合います。

①大根葉は根と切り離して、良く水洗いする。
②水気を切り、茎も葉も幅7~8ミリくらいにみじん切りする。
③フライパンにごま油を熱し、茎から先に炒め、火が通ったら葉も一緒に炒める。
④だし醤油、ちりめんじゃこを加え、お好みで唐辛子、白ごまなどを加える。
 保存容器に入れ、冷蔵庫で1週間、冷凍で1か月くらい保存可能です。

〇ロメインレタスとベーコンのマヨ炒め

①ロメインレタス、ベーコン(またはソーセージ、豚肉)は一口大に切る。
②フライパンにマヨネーズを入れて熱し、①を炒める。
③しんなりしたら、マヨネーズを少量追加する。お好みで、玉ねぎ、しめじ、インゲン豆も加えても美味。

〇ニンジン葉のキーマカレー ビタミンA、鉄分、カルシウムを豊富に含むニンジン葉を有効活用!

①ニンジン葉はよく洗って、出来るだけ細かくみじん切りにする。
②玉ねぎのみじん切り、合挽きミンチをフライパンでじっくり炒め、そこにニンジン葉を投入し、さらにじっくり炒める。
③水、スープの素などを加え、市販のカレールウを加えて、じっくり炒め煮する。トマトジュースを加えても美味しい。
④ふつうのカレーより少な目の水加減になったら出来上がり!

〇里芋のポタージュ

①里芋は皮を剝き、厚めに切る。長ネギまたは玉ねぎをみじん切り。
②野菜を鍋に入れ、だし汁で煮る。
③里芋に火が通ったら、取り出してミキサーまたはブレンダーにかける。
④鍋に戻し、豆乳または牛乳、白みそ、黒胡椒を加えて味付けし、中火で煮る。
⑤器に盛り、お好みでオリーブオイル、パセリ、ピンクペッパーなどを振る。

 

以上です。