啓蟄の候、仕事が少し進む令和6年3月。

今現在、野菜セットの販売を休止しております。

春の野菜が出揃う令和6年5月上旬ごろに再開いたします。

しばらくご不便をお掛けしますが、何卒宜しくお願い致します。

 

本日は令和6年3月18日(月)。

この3月も雨が多く、わずかな晴れ間を活かして仕事を進めています。


啓蟄(けいちつ)を過ぎ、生きものが賑やかになって来ました。

ホトトギスが鳴き始め、晴れた日にはシュレーゲルアオガエルの声も聞こえます。

塔立ちした菜の花にはニホンミツバチが訪れ、枯草の間からナナホシテントウ、ヒョウタンゴミムシ、ゴモクムシなどが姿を現します。

暖かい育苗ハウス内には、背中にハートの模様があるエサキモンキツノカメムシも現れました。

 

庭のラッパスイセンが咲き始める。
菜の花にニホンミツバチが訪れて、心地よい羽音が聞こえてくる。
冬枯れの草間からナナホシテントウも現れる。
畑の土を掘ると、ヒョウタンゴミムシ類やゴモクムシ類が現れる。
育苗ハウス内では、背中にハート模様のあるエサキモンキツノカメムシも現れる。

 

3月3日(日)広島県有機農業研究会の総会&講演会が無事に終了。

講演会「地産地消と学校給食~有機農業と食育のまちづくり~」は定員を超えて満員御礼となりました。

今回は尾道市の実行委員会がすべて準備を整えてくださったので、きわめてスムースに事が進みました。

 

広島県有機農業研究会の総会&講演会が無事に終了。

 

3月5日(火)、2年ぶりの踏み込み温床づくりがスタート。

先輩農家で研修中の方々が踏み込み温床の視察&手伝いに来てくださりました。ありがたいことです。

 

近くの神社と林道で落ち葉を集める。
40リットルのコンテナ50~60杯を育苗ハウスに運び入れる。
落ち葉、刻んだ稲わら、米ぬかを良く混ぜる。
今年は3層まで積み込んだ。本当は4層までやりたかったが時間切れ。
溢れるくらい井戸水を撒きながら、しっかり踏み込む。5日ほどで発酵熱が得られる。
アーチパイプと保温のビニールを張って踏み込み温床(左)が完成。電気を使わず、発酵熱で野菜の苗を育てる。

例年とほぼ同じ、3月7日(木)から夏野菜の種まきをスタート。

小さなタッパの中で根を出したトマトやピーマンたちをポットに植える。

夏野菜、キャベツ、レタス、ブロッコリー、ケール、ネギなどで、すでに育苗ハウスは満杯になりつつある。

芽出しだけは電気に頼る。小さなタッパにタネを並べ、居間のコタツに入れて発芽を待つ。
コタツで発芽させたら、ピンセットでポットに移し替える。
踏み込み温床の発酵熱でゆっくりと苗が育つ。

 

畑では、片付け、土づくり、畝づくり、越冬野菜の追肥、大根やニンジンの種まきなどを進める。

露地野菜への追肥、種まきも進める。
大雨に備えて、水路に溜まった土砂を取り除く。

3月15日(金)、ギリギリで確定申告も終了。

野菜セットの売り上げは伸びたものの、トータルで見たら、非常に厳しい結果となりました。

おそらく今年も厳しい天候になるでしょう。

どんな天候になっても耐えられるように、3月、4月の間に準備を進めたいと思います。

以上です。