2020年11月中旬の野菜セット。

この1週間で朝はぐっと冷え込み、1℃くらいまで下がるようになりました。

一方で日中は15℃以上になり、気温差が大きくなっています。

定期的に雨が降り、野菜の生育にはとても良い状態が続いています。

畑では、えごまの収穫を終え、今後は「とうみ」を使った風選、念入りの水洗い、ハウス内での乾燥となります。

稲は、2週間の天日干しを経て、ハーベスターを用いて8割方、脱穀しました。

新米のお届けは、11月末ごろからになりそうです。

広大生アルバイト君と、えごまを1株ずつ刈り取り、収穫する。
小さなハーベスター、イセキ農機ケン太で天日干しの稲を脱穀。

なかなかブログには書けていないのですが、2018年12月に広島市内で開催された「日本有機農業学会」での発表内容が論文になりました。

お世話になっている方々の助力を得て、広島県内の行政や農業学校など関係機関に配布されたようです。

有難いことです。

日本有機農業学会学会誌「有機農業研究  Vol.12, No.1 2020

生物多様性農業に向けた有機農家参加型研究に関する課題と展望:
虫屋の視点で考えた,里山~圃場の生態系を活かした有機農業への挑戦···岩見潤治

この秋は、諸事情があって環境関係の仕事が多く、毎週何かしらの作業やイベント、補助金関係の事務仕事が詰まっています。

この状態が年内いっぱいは続きそうなので、農作業との兼ね合いを探りながら、楽しみたいと考えています。

今しばらくフェイスブック(インスタグラムは完全に放置)やブログは滞りがちになりますが、元気に農作業に勤しみたいと思います。

▲昨日、11月11日(水)着の野菜セット
 野菜は個別に鮮度保持プラ袋に詰めてお届けしています。
 プラごみ削減の意味から、個別包装は少なくして行きたいと考えています。

~11月11日(水)到着の「七三農園だより」より~

早いもので、もう11月。先週末は二十四節気の「立冬」でした。

畑の草間に棲むコオロギやアオマツムシは、昼間に弱々しく鳴き、日暮れも早くなり、いよいよ冬の訪れを感じさせます。

畑では、玉ねぎやそら豆の準備、お米の脱穀、3年前に倒壊したビニールハウスの補修、機械庫の整備などを進めています。

11月下旬頃には、新ジャガやブロッコリーがお届けできそうです。どうぞお楽しみに。

朝夕の気温差が堪える今日この頃ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。

①カリフローレ:
ドルチェオーレという品種。傷みが早いので早めにお召し上がり下さい。
ビタミンC、カリウムが豊富。子房に切り分けて、よく洗ってください。
軽く茹でてマヨネーズでシンプルサラダ、ピクルス、バーニャカウダ、炒め物、グラタンなど。

②博多かつお菜:
福岡の伝統野菜。お雑煮やすまし汁に入れます。少しピリ辛で、かつおダシのように味わいがある。
刻んで味噌汁、すまし汁、おひたし、胡麻和えに。スープや炒め物、浅漬けにも。

③小松菜:
ハウス栽培の小松菜。ビタミンA、C、E、カルシウム、鉄分が豊富な緑黄色野菜。
豚肉や油揚げと一緒に炒め物、鍋もの、おひたし、味噌汁、炒め物、クリームシチューなど、どんな料理にも合います。

④さつまいも:
ねっとり濃厚に甘い紅はるか。食物繊維、アントシアニン、ビタミンC、カリウム豊富。
焼き芋、蒸し芋、天ぷら、大学芋、チップス、タルトやケーキなど洋菓子にも。

⑤大根まびき:
冬自慢という品種。葉はビタミン、鉄分、カロテンが豊富。
刻んで、ゴマ油で軽く炒めて、しょうゆ、おかか、じゃこと合わせてごはんのお供に。
根は加熱すると甘くなり、輪切りでグリル、炒め物、鍋物に。大根おろしに。

⑥小かぶ:
ピンク色の「桃寿」と白のセット。
葉はほろ苦いので、刻んで味噌汁、スープ、炒め物、浅漬け、ナムルに。
根は、刻んで生サラダ、半割でじっくりグリル、浅漬け、酢漬けに。

⑦里芋:
8月の雨不足で小さめ。珍しい「大和早生」という品種。
煮ころがし、あんかけ、グラタン、素揚げ、味噌汁、きぬかつぎに。
新聞紙などに包んで乾燥を防ぎ、暖かい場所で保存してください。

⑧ロメインレタス:
シーザーサラダのレタスとしておなじみですが、生サラダだけでなく、ベーコンとマヨネーズで炒め物、ナムル、スープ、味噌汁、卵とじ、パスタにも合います。内側の柔かい葉でレタス鍋に。

※梱包されているビニール袋のまま、野菜室で保管すれば1週間程度は鮮度が保たれます。

※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。

<カンタン・レシピ>

〇ロメインレタスとベーコンのマヨ炒め

①ロメインレタス、ベーコンは一口大に切る。
②フライパンにマヨネーズを入れて熱し、①を炒める。
③しんなりしたら、マヨネーズを少量追加する。お好みでフライドオニオンも加えて完成!

〇何でもナムルに!
生サラダや炒め物など、いつものレシピに飽きたらナムルにしてみなせんか?

①葉野菜をよく水洗いしてザルで水気を取り、手で一口大にちぎる。
②ボウルに、葉野菜、ごま油、粗塩少々、胡椒、お好みで鶏がらスープの素を加え、さっくり混ぜて出来上がり!
ごま油の代わりにオリーブオイル、鶏がらスープの代わりにコンソメを使うと、洋風ナムルになります。

〇小ぶりな里芋にぴったり。里芋のきぬかづき

①里芋は良く洗って、両端を少し切り落とす。
②蒸し器または鍋に水を少量入れて15~20分間蒸す。箸が軽く通るとOK。
③皿に盛り付け、皮をつまんで中身を押し出してお召し上がりください。
④お好みで、塩、柚子味噌などを付けてどうぞ。

〇さつまいもの大学芋風スティック焼き

①さつまいもは皮ごとよく水洗いして、ヒゲ根とヘタを切り取る。
②幅1センチ、長さ5センチくらいに拍子切りし、10分間水に浸けてアクを抜く。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、キッチンペーパーで水気を取りながら5分炒める。
④砂糖多め、塩少々を加えて、フタをして、7、8分間蒸し焼きにし、しっかり火を通す。
⑤粗熱が取れたら、白ごまを振って、出来上がり。

<七三農園の栽培について>
 七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみ殻くん炭、油かす、かき殻石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っています。土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用います。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げます。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、フェイスブックをご覧ください。

~以上