令和5年7月下旬の野菜セット。

7月23日(日)は二十四節気の「大暑」か。

7月20日(木)、広島では平年より1日遅く梅雨明けしたと「みられる」と発表されました。

むかしは「梅雨明け宣言」とか言って、もっとはっきりしていたように覚えているのですが、何となく自信がなさげに感じます。

さておき、日中は急激に暑くなり、畑に出るだけで本当に気を失いそうになります。


畑ではイノシシとの攻防が続いており、被害が出ては草を刈る、という追いかけっこになっています。

有機農家グループふももやさん(ふもとや・百や・七三農園)で協働栽培しているカボチャ2品種はかなり被害を受けて、圃場を提供している私は申し訳が立たず、すっかり意気消沈です。

ズタぼろに破れたネットを見る「百や(ももや)」のご主人。
空中栽培のカボチャが喰われる。獣害を受けないと言ったのは誰だ!ワタクシだ!
有機JAS認証圃場なので、こうした製品は圃場内では使えない。

アーチパイプを使った空中栽培なので、実が高い位置に成るのですが、1mくらいのところまで喰われています。

また植え付けたマルチの上をグチャグチャに歩くので、根がちぎれて徐々に枯れていきます。

いろいろ手を尽くすのですが、効果が続かず、枯れていくのを見守るだけです。

2番手に植えた冬用のカボチャもすでにロックオンされており、実が付き始めたらきっと喰われるでしょう。

 

大事に植えたサツマイモが掘りだされてショック。

サツマイモも葉茎を喰いちぎられ、小さな芋が掘りだされています。

ヌートリアも現れたので、枝豆やナスがやられるのは目に見えています。

近所の猟師さんに罠をかけてもらっているのですが、なかなか捕らえられません。

このイノシシは大型でおそらくメス。最近は仔イノシシの足跡も見られるようになりました。

集落の多く畑で被害を与えています。

大きなイノシシの足跡。
忍び寄るヌートリアの影(足跡です)。

忙しい時期ですが他の仕事を止め、昨日7月22日(土)の真昼、気温30度を超える中で、以前から目をつけていた休耕田の草刈りに着手することにしました。被害が出てから対策を講じるのではなく、攻めるのです。

セイタカアワダチソウやススキが3mの高さまで蔓延った3反ほどの休耕田。イノシシやシカの寝ぐらになっているはず。

「ここはイノシシが棲む場所ではない。山に帰れ」と強いメッセージを送るのです。

コツコツやるしかない。
夕暮れ前に獣道を確認。ここが出入口に間違いない。

新調した草刈り機で切り開いていくと、やはり寝ぐらがあり、また山へと続く獣道がありました。

ここを拠点として、点在する休耕田と畑を渡り歩きながら、いろいろな畑を荒らしていたに違いありません。

夏野菜の管理や秋冬の準備も急ぎますが、まずは徹底的にこの休耕田を整備したいと思います。

 

 

畑では、焦る私を諫めるように、虫たちがのんびりそれぞれの仕事をしています。

爪楊枝のようなキイトトンボが草むらで休んでいた。
羽が金色に輝くジンガサハムシ。
早朝、セイヨウミツバチが花粉を集めている。

野菜セットの出荷ですが、有機JAS仲間の「百や」さんの玉ねぎとナスを提供して頂きながらも、品数がギリギリの状態です。

しばらく綱渡り状態(もう落下している?)の低空飛行で乗り切りたいと思います。

オクラが小さい実をつけ始めた。
枝豆は来週から収穫。
自家採取の鞘インゲンは盆ごろから収穫か。
サンマルツァーノも盆明けごろから。
7月22日(土)着の野菜セット
1,800円(送料・クール料金別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~令和5年7月22日(土)の七三農園たよりより~

ようやく中国地方も梅雨が明けて暑さが増し、昼間に動くと気を失いそうになります。

皆様もくれぐれも熱中症にはお気を付けください。

畑では、枝豆、オクラの成長が遅れており、今回もジャガイモ2品種混合ということになりましたm(v v)m。

来週からは、オクラ、枝豆が出始める予定ですが、しばらく野菜が不足気味になりそうです。

これから夏本番、しっかり野菜がお届けできるように頑張っていきます。

熱中症が気になる時節ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。


①モロヘイヤ:
野菜の王様と言われ、カロテン、ビタミンB群、カルシウムなどが豊富。水洗いして、茎ごと軽く塩ゆでし、たたき、おひたし、卵とじ、スープ、納豆に混ぜても美味。

②空芯菜:
真夏のスタミナ野菜。βカロテン、ビタミンB類、鉄分、マグネシウム、葉酸が豊富。水洗いして刻み、フライパンにゴマ油とニンニクを熱して野菜炒め、卵とじに。中華だしやナンプラーでどうぞ。

③ミディトマト:
濃厚な甘みの「Mr.浅野のけっさくトマト」。水を制限しているため、皮は少し硬めです。生サラダ、炒め物、スープ、ラタトゥイユ、マリネに。意外とトマト味噌汁、グリルも美味しい。

④ピーマンまたは甘長とうがらし:
ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、味噌汁、スープ、チンジャオロース、夏野菜カレー、無限ピーマンにも。

⑤青茄子:
どうやって食べても美味しい「下志和地青なす」。有機農業仲間の「百や」(ももや)さんからの一品です。焼きなす、蒸し茄子、炒め物、ステーキに。「青茄子のお造り」が絶品です。

⑥じゃがいも:
皮も実も紫色の美しい「シャドウクイーン」という品種。アントシアニンを豊富に含み、ほくほくで素直な味です。
色味を活かしてビシソワーズ(冷製スープ)、チップス、ポテトサラダに。

⑦じゃがいも:
ほっくり美味しい「さんじゅうまる」という品種。やや粉質で味が浸みやすく、おでん、肉じゃが、コロッケ、ポテトサラダがおすすめ。グリルやガーリックポテト、グラタンも美味です。

⑧新玉ねぎ:
有機JAS仲間「百や」さんの一品。スライスして生サラダ、ピクルスがおすすめ。炒め物、煮物、カレー、スープ、サンドイッチにも。


※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。

※黄砂や砂埃がついていますので、ぬるま湯でよく洗ってからお召し上がりください。

※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。


<カンタンレシピ>

〇空芯菜の炒め物  かんたんで栄養たっぷりの炒め物です。

①空芯菜は水洗いして、一口サイズにざく切りする。
②フライパンにごま油を熱し、みじん切りニンニク、こま切れ豚肉、空芯菜、キノコ、玉ねぎ、もやしなどを加えて炒める。干しエビを入れるとコクが出ます。
③味付けは、中華だし、ナンプラー、マヨネーズ、だし醬油など、お好みでどうぞ。

〇じゃがいものチップス 油を使わずレンジでお手軽に。

①じゃがいもは皮ごと2ミリの厚さにスライスし、しっかり水にさらす。
②じゃがいもの水分をふき取って、クッキングシートに重ならないように並べる。
③加熱前に、塩コショウやコンソメ、青のりなどで味付けをする。
④500Wで2分半、裏返してまた2分半、チンして出来上がり。冷めないうちにどうぞ。

〇じゃがいものビシソワーズ(冷製スープ)

①玉ねぎをみじん切りにして、バターを溶かしたフライパンで炒める。
②じゃがいもは皮をむいて、小さく切り、一緒に炒める。
③しっかり火が通ったら、顆粒コンソメと塩コショウで味を調える。
④ブレンダーまたはミキサーに掛けて、トロトロに仕上げる。
⑤冷蔵庫で冷やし、刻んだ小ネギかパセリをかけてお召し上がりください。

〇モロヘイヤのたたき  かんたんで栄養たっぷり。納豆に混ぜて。ご飯のお供に。

①モロヘイヤは葉から茎まで全部使います。水で良く洗い、熱湯で30秒くらい茹でる。
②ザルに取り、軽く絞って水気を切る。
③まな板に乗せて包丁で細かく叩き、粘りが出たら出来上がり。ポン酢、白だしなどお好みでどうぞ。納豆に混ぜても美味しい。
※花と若い実がついていますが、そのまま食べても大丈夫です。気になる方は、お手数ですが切り取ってください。

〇茄子のさっぱり煮

①茄子は皮を剥いて、5ミリの厚さに短冊切り。
②フライパンに、だし醬油を暖め、豚こま、青茄子、エノキ、とうふなどを煮る。
③肉に火が通ったら火を止めて、ポン酢、白ごまを加えて出来上がり!

〇炒め物にお酢を!

暑さが体力と食欲を奪う季節。我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。


※休止や日時・頻度・送り先などの変更がありましたらお気軽にご連絡ください。
※傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。


以上です。