令和3年9月上旬の野菜セット。

9月2日から断続的に雨が降り、とくに3日の夜中には警報が発令される大雨になりました。

朝起きたら、まず畑の排水を行います。

小さな太陽光発電ポンプで少しずつ排水。

一刻も早く排水し、畑の準備を進めなければ、育った苗を植える場所がない。

そして苗はどんどん老化し、秋冬の野菜に影響が出る。

8月からもうずっとこんなことを繰り返しています。

ただ、小さな太陽光発電ポンプを導入してから、状況は改善されつつあります。

上手く機材を組み合わせて、安価で機動的な強制排水ポンプを5機くらい作れば、排水問題は劇的に改善されるはず。

今年の冬の宿題にしよう。

 

この雨で、大根が発芽した。

紅くるり大根、紅芯大根、聖護院大根。

 

遅く蒔いた緑肥ソルゴーは、それなりに育って来ている。

1mくらいに成長したら、鋤き込もうと考えている。

 

稲が出穂した。今年は8月25日ごろで、昨年より少し遅いのは日照不足のせいか。

全体的には順調で、今年は良いお米が採れそうな予感。

 

厳しい気候を乗り越えて育つ荏胡麻(えごま)。

今年は少し油を搾れそうです。

 

この夏、良く頑張ってくれたトマトが終了。

早く片付けて、10月には葉物野菜を蒔きたい。

 

自家製ぼかし肥料を仕込む。

米ぬか3.5、油かす3.5、籾殻燻炭2、有機石灰1の割合(体積比)。

ここに自家製えひめAi2(有機JAS適合)を加えて発酵させる。

緊急時の葉面散布を除き、肥料はずっとこれだけです。

 


 

もうずっと、朝の日課はコロナ関係の情報を見ること。

厚労省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」。

気にしているのは「性別・年代別重症者数」。

「死亡者数(累積)」は、その数え方に問題があると思う。


それから、国内、海外の新しい論文の要点を、原文を見ながら解説してくれるYoutubeチャンネルがあり、そこも良くチェックしている。

書籍では、事実と統計、政策、報道から見たコロナの中間記録を読んでいるところ。


情報は自分で取捨選択することが大切だけど、自分の考えに合った情報だけを選びたくなるのもまた事実。

まるで、良く出来たプロットのパニック映画のように「事実」が進行しているように感じています。

 

 

「旬野菜の宅配セット」の新規申込みは【一時停止】とさせていただきますm(v_v)m。

▲本日、9月4日(土)着の野菜セット
(1,800円・税込み・送料別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~9月4日(土)着分の「七三農園だより」より~

広く張り出した秋雨前線により、しっかり雨が降り、大根や人参が発芽して来ました。

キャベツやブロッコリーの苗も育って来ています。

ビニールハウスでは、真夏に蒔いたチンゲン菜、わさび菜、インゲン豆が少しずつ大きくなっています。

しかし、露地畑の準備がぜんぜん間に合っていないので、焦りながら仕事を進めています。

今回は、有機仲間「百や」(ももや)さんの青ナスが入りました。

今しばらく品数、分量とも少なくなりますが、どうかご容赦をお願い致します。

コロナと気候に翻弄される今日この頃、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。


①かぼちゃ(カット):
早めにワタとタネを取って冷蔵庫で保管して下さい。タネも食べられます。
ビタミン類、βカロテン、カリウム、食物繊維が豊富。
スライスしてじっくりソテーがおススメ。
天ぷら、煮物、ポタージュ、コロッケ、プリン、焼き菓子にも。

②空芯菜:
少し硬め。細かく刻んでお使いください。
βカロテン、ビタミンB類、鉄分、マグネシウム、葉酸が豊富。
水洗いして刻み、フライパンにゴマ油とニンニクを熱して炒め物に。
中華だしやナンプラーでどうぞ。

③おくら(少量!):
βカロテン、ペクチン、カリウム、カルシウムが豊富な「ヘルシエ」という品種。
夏バテ解消にピッタリなスーパー野菜です。
軽く茹でて刻み、白ごま、塩昆布、海苔などで和え物、天ぷら、煮びたしに。

④サンマルツァーノ:
縦長・異形の加熱調理用トマトです。
トマトソースが有名ですが、縦に四つ切りし、オリーブオイルとニンニクでじっくり炒めてソテーも美味。
他の野菜と一緒に炒めて夏野菜カレーがおすすめです。

⑤万願寺とうがらし:
辛くないとうがらし(稀に辛いものも有ります)。
少し硬めです。半分または四つに切り、じっくり素焼きがおすすめです。
天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑥ミニかぼちゃ:
オレンジ色の縞模様がかわいい「プッチーニ」。
皮が硬いので注意。
5ミリ厚にスライスして、フライパンでじっくりソテーがおすすめ。
ワタをくり抜き、具を詰めてオーブンで焼くグラタンにも。

⑦青茄子:
広島の伝統野菜「下志和地青なす」。
有機農業仲間の「百や」(ももや)さんからの一品です。
焼きなす、蒸し茄子、炒め物に。
「青茄子のお造り」が絶品です。

⑧玉ねぎ:
「もみじ」という品種。
硫化アリルが豊富で血液サラサラ効果あり。
スライスして水に晒して生サラダ。
炒め物、スープ、マリネ、ピクルス、夏野菜カレーに。

 

※上の野菜リストは、傷みやすさなどを考えて、早く食べて頂きたい順に並べています。
※梱包されているビニール袋のまま、野菜室で保管すれば1週間程度は鮮度が保たれます。

 

<カンタン・レシピ>

〇炒め物にお酢を!

暑さが体力と食欲を奪う季節。
我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。
食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。

〇かぼちゃの種のおつまみ

①スプーンでワタとタネを取り出し、よく洗ってワタを落とす。
②タネは耐熱皿に広げてレンジで2,3分乾燥させる(2回くらい)。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、タネをじっくり炒る。
④こんがり焼き色が付いたら塩を振って完成!殻ごとパリパリ食べてください。

〇暑い時期にぴったり!青なすのお造り

①茄子はピーラーで皮を剝いて、ラップに包み、レンジで4分、または蒸し器で蒸す。
②蒸しあがったら、良く冷やして薄切りにして皿に盛り付ける。
③スライスしたトマトやモッツァレラチーズを合わせても良い。
④わさびと醤油でお刺身のように頂きます。

〇甘とうがらしの佃煮(万願寺や伏見甘長)
煮びたしとほとんど同じですが、少し硬くなった甘とうがらしにはぴったりです。酒のアテやお弁当のおかずにも。

①甘とうがらしは、柄をちぎり取り、1センチ幅に輪切りにする。
②フライパンにごま油を熱し、とうがらしをしっかり炒める。
③だし醬油、酒、砂糖を好みの分量で合わせて、とうがらしを煮る。
④汁気が少なくなって来たら、かつお節を加えて、よく混ぜて出来上がり!

〇オクラのやみつき中華浅漬け

①オクラは1分間塩茹でする。
②水、中華だし、にんにく、酒、鷹の爪を鍋に掛けて、濃い目のダシを作る。
③オクラを漬け込んで、冷蔵庫で数時間冷やしたら出来上がり。
④お好みで、白ごま、ラー油をかけてどうぞ。


<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみ殻くん炭、油かす、かき殻石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っています。
土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用います。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げます。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、フェイスブックをご覧ください。


★休止や日時・頻度・送り先などの変更がありましたらお気軽にご連絡ください。

★傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。

~以上