ヒキガエルの産卵 野菜が不足!

また冬の寒さに戻り、今朝はうっすらと雪が積もっている農園です。

◆2月5日(水)到着の野菜セット(小)。

上から時計周りに、

①はくさい
②大根
③チンゲンサイ
④にんじん(2種類)
⑤島ちしゃ菜
⑥かぶセット
⑦小松菜
⑧水菜
⑨菜の花

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大根は、近所の杉田さんから提供いただいています。

かぶセットは、「ゴールデングローブ」と「もちばな」。
「ゴールデングローブ」は、やっとこの程度まで大きくなりました。
スライスして生サラダで、味噌汁、スープ、シチューに、浅漬けに。

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少しずつ、仕事を進めています。

もうすぐ、夏野菜の育苗がはじまります。
思い切って育苗専用のビニールハウスを購入しました。
志和町は風が強いので少し太目のパイプを選択。
今週中に搬入される予定。


シイタケの原木を切り出すため、山へ下見に。
近くに親戚の山林があり、叔父さん、叔母さんと一緒に山へ。

原木になるナラ類が切り出せるかを確認。
搬出に苦労しそうだが、なんとか切り出せそう。

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帰り道、谷間に湧き水を発見。
そっと近づくと、案の定、ヒキガエルたちが集まっていました。

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ヒキガエルは、まだ寒い時期に越冬から覚めて水場に集まります。
そこで雌雄が出会い、水の中に産卵するのです。
メスをめぐってオスたちが争うので、その様子は「蛙合戦」と呼ばれます。
有名な「鳥獣戯画」に描かれたものですね。

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一度の産卵で、ゼリーに包まれた5mくらいのチューブを生み出します。

その中に3000から5000個の卵が入っています。

オスは動くものがあれば、何でも抱きつこうとします。
オスは前足が太く、抱きつく力が非常に強いので、抱きつかれたまま死んでしまうメスもいるようです。
間違ってオスどうしが抱き合った場合はどうなるのでしょう。

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大丈夫です。
抱きつかれたオスは、ブルブルっと身震いをすることで、自分がオスであることを知らせます。
もしも興味があったら、ヒキガエルの首根っこをつかんで持ち上げてみてください。
ブルブルっと震えたら、それはオスなのです。

産卵が終わると、また土の中にもぐって再び冬眠に入るのです。

ヒキガエルの面白い生態については「カエルの鼻」という本に詳しく書かれてあります。


七三農園の野菜がピンチです。

なかなか大きくならないルッコラ、広島菜、サニーレタス。

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詳しくは、次のブログで、お客様には手紙でお知らせする予定です。

現在、野菜がとても不足しており、しばらくセット野菜を提供することが出来なくなりそうです。

具体的には、2月中旬から3月いっぱいまで、販売を休止する予定です。

昨年11~12月にかけて種まきしたものが育って、2~4月にご提供する予定だったのですが、零度まで下がった11月、ひどい寒さの12~2月のため、野菜が順調に育たなかったのです。

販売休止の期間は、土づくり、ビニールハウスの建設など、より安定した生産のための努力期間とさせていただきます。

詳しくは、別途書面にてすべてのお客様に連絡さしあげます。

皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。