2019年12月上旬の野菜セット。

さて、12月に入りました。師走です。

畑では、10月下旬に蒔いた葉物が育って来ています。

11下旬に蒔いた小麦(ミナミノカオリ、スペルト)も発芽しました。

パン用小麦 ミナミノカオリ
約1年分のビニールマルチを廃棄しました。

年1回だけ有料回収してくれるマルチの処理を行いました。

今年はマルチ76kgで4,035円でした。処理費が年々上がっていますね。

有機農業は、化学農薬や化学肥料は使いませんが、雑草対策のためにどうしても化石燃料由来のビニールマルチを多用することになります。

海外では、長期にわたってリユース可能な厚めのビニールシート(日本の防草シートのようなもの)を使うそうです。

ただし、穴の位置や大きさ、間隔、シートの長さなどは統一出来ないと難しそうですね。

 

さて、今現在は、遅れているエゴマの仕上げ、黒大豆の収穫、コメの脱穀、畑の片付け、緑肥の播種(ヘアリーベッチ・エンバク)を進めています。

また、有機JAS取得申請、新ハウスの建造、来年に3回連続で実施する有機農業シンポジウムの準備などもあり、もうひとがんばりなのです。

12月上旬の野菜セット

▲最近の野菜セット(12月4日着のもの)はこんな感じです。

 七三農園の野菜セットは、8品目で1,800円(税込み・送料別)。

 新規のお申込みを再開しました。まずは「お試し1回」からどうぞ。

年末は28日(土)まで。年始は1月8日(水)からお届けします。
 休止や日時・送り先の変更がありましたらお気軽にご連絡ください

 

~12月4日(水)到着の「七三農園だより」より~

いよいよ12月、師走です。

畑では毎朝霜が降り、徐々に冬枯れの景色に変わって行きます。

そんな中、初めて蒔いた小麦が一斉に芽を吹き、そこだけ若草色に華やいでいます。

今年は苗の時期に台風が続いたため、冬野菜の生育が遅れています。

中旬ごろからキャベツ、長ネギ、ブロッコリーなどが出始める予定です。

稲の脱穀、エゴマの仕上げ、ハウスの建設、有機JAS認証申請など、年内いっぱいは忙しくなりそうです。

インフルエンザが流行り始めた今日この頃、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。


①間引き大根:
やっとこの大きさになりました。品種は味まるみ大根。
葉は刻んで炒め物、味噌汁、浅漬け、菜飯に。根は味噌、浅漬け、ピクルスに。

②トレビス:
色鮮やかなイタリアのレタス。
カリウムとアントシアニンが豊富で、苦みの中に甘味を感じる味わい。
クリームチーズやナッツと合わせてお洒落なサラダに。マリネ、サンドイッチ、甘酢漬けに。
くし切りにして、じっくりグリルもおすすめ。

③さつまいも(安納芋):
今年も出来が悪いです。
食物繊維、アントシアニン、ビタミンC、カリウム豊富。蒸し芋、天ぷら、素揚げ、かき揚げ、チップス、芋ご飯、サイコロサラダに。
輪切りで味噌汁の具に。

④にんじん:
カロテン、ビタミンEが豊富。根は炒め物、煮物に。
葉は水洗いして、固い茎を除いて軟らかい部分をみじん切りで、ごま油、醤油、じゃこと一緒に炒めてご飯のふりかけに。
かき揚げ、チジミの具として、パセリの代わりなどにお使いください。

⑤間引きカブ:
金かぶの間引きです。
葉は刻んで生サラダ、味噌汁、炒め物、浅漬けに。
根は炒め物、味噌汁、スープに。

⑥黒丸大根:
外は真っ黒、中は白い変わり大根。
生だと非常に辛いですが、加熱するとほっくり甘くなります。
5ミリ厚にスライスして、オリーブオイルとにんにくでじっくり両面を炒め、塩胡椒で味付けすると美味しくいただけます。

⑦里芋:
インドネシア・セレベス島から伝わった赤目大吉という品種。親芋も食べられます。
ぬめりが少なくホクホクの食感が特徴。煮っころがし、あんかけ、グラタン、コロッケなどが定番ですが、ポタージュも美味。

⑧かぼちゃ:
粉質で甘いダークホースという品種。表皮が固いので、むいて食べてください。
ビタミン類、βカロテン、カリウム、食物繊維が豊富。
煮物がおすすめ。天ぷら、味噌汁、鍋物、ポタージュ、グラタン、コロッケ、プリン、焼き菓子にも。

⑨柚子(少量!):
表皮は寒さで傷み始めましたが、実は味わいを増しています。
焼き魚、鍋物、ポン酢づくりに、焼酎の湯割り、ビールや白湯に絞ってどうぞ。

※さつまいもは、新聞紙に包み、暖かい場所で保存してください。7℃を下回ると、低温で細胞が壊れ、傷み始めます。

<かんたんレシピ>

〇トレビスのマリネ

①トレビスは葉を良く洗って、1センチ幅に切る。
②にんじん、玉ねぎを千切りにして、あれば、ピーナッツやカシューナッツを細かく刻む。
③材料を合わせ、酢、砂糖、塩、黒胡椒で和えれば出来上がり。
④冷蔵庫で少し寝かせると、味が馴染んで美味しくなります。
 お好みで、オリーブオイルやごま油で和えても美味しい。

〇里芋のポタージュ 

①里芋は皮を?き、厚めに切る。長ネギまたは玉ねぎをみじん切り。
②野菜を鍋に入れ、だし汁で煮る。
③里芋に火が通ったら、取り出してミキサーまたはブレンダーにかける。
④鍋に戻し、豆乳または牛乳、白みそ、黒胡椒を加えて味付けし、中火で煮る。
⑤器に盛り、お好みでオリーブオイル、パセリ、ピンクペッパーなどを振る。

〇根もの野菜の蒸し焼き
忙しい時期にぴったりの簡単料理。タジン鍋を使って、火の通りにくい順に入れて蒸し焼きにするだけ。鍋敷きを使えば、そのままお皿として食卓に出せます。

①カブや大根、じゃがいも、里芋、にんじんなどの根野菜は洗って一口大に切る。火の通りを均一にするため大きさを揃えるのがコツ。
②葉の部分も適当にざく切りしてザルに取っておく。
③タジン鍋にオリーブオイルを少量入れ、火の通りにくい順に野菜を入れて蒸し焼きにする。鶏肉やソーセージを加えても良い。最後に葉ものを加えて余熱で仕上げる。
④お好みで、塩胡椒、柚子味噌などを付けてどうぞ。

〇にんじん葉のドライカレー 柔らかい先端部分を使い、水気を切るのがポイント。

①にんじん葉は、固い茎元は除き、よく水洗いして、水気を切っておく。
②包丁で根を切り取り、茎と葉を細かくみじん切りにする。手で絞って水気を切る。
③玉ねぎ、しょうが、にんにくをみじん切りにしてフライパンでじっくり炒める。
④同時に、にんじん葉と牛豚ミンチを加えて、しっかり炒める。
⑤缶詰のトマトピューレまたはトマトジュースを加えて、3~5分ほど炒める。
⑥市販のドライカレーの素を加えて出来上がり!ごはんと一緒に盛り付けてどうぞ。

<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみ殻くん炭、油かす、かき殻石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っています。

土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用います。

窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げます。

「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。

野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、フェイスブックをご覧ください。

以上