2019年10月の畑の様子(その2)。

▲長ネギ。ちょっと頼りないが、12月から何とか出荷できそう。
▲緑肥えびすぐさで土づくりをした畑。ここに大小2棟のハウスを建てる予定。
▲大根、カブ、葉物類は、ほんとに生育が遅い。
▲ショウガは、もう出荷できる。近々、野菜セットやイベントにお持ちします。
▲つるなしインゲン。いま野菜セットに入っています。
▲つるありインゲン。今、開花中。実はまだ小さく、今週末の台風で吹き飛ぶ可能性あり(笑)。
▲きゅうり。いま野菜セットに入っています。10月中旬で終了しそう。
▲黄色と赤のにんじん。水不足で太りが遅い。茶色のネットはシカの食害対策です。
▲なす、ピーマン、甘とうがらし、食用ほおずき、空芯菜の畑は、もう終了。
早めに片づけて、11月中旬までに緑肥エン麦を蒔かねば。
▲さつまいも。紅はるか、安納芋、パープルスイートロード。
草まみれの畑から掘り出します。10月下旬から野菜セットに入ります。
▲7月17日に田植えした田んぼ。近所ではトビイロウンカによる被害が出たが、うちは大丈夫だった。
11月上旬に稲刈り、天日干しを経て、12月から新米としてお届けします。
▲里芋。赤目大吉と石川早生の2品種。
除草不足、水不足で小さめだが、美味しそうに出来上がった。本日から野菜セットに入ります。
▲石川早生
▲えごまの花。今年は作付けを増やしてみたが、手除草が間に合わず、大きく育たなかった。
10月下旬に収穫、天日干し、脱粒、洗浄、乾燥、選別を経て、12月からお届け。一部は搾油します。
▲白菜、キャベツ、ケール、サニーレタスは、いま定植中。

露地での定植と苗づくりは、11月まで続きます。

今年の夏は、本当にしんどかった。

畑の面積が拡大したせいもあるが、乾燥、多雨、高温、台風など、こんなにも気候にいじめられるとは。

それでも他府県のように、台風や水害で壊滅的な被害は出ていないので、まだ有難いほうだ。

育苗方法の改善、定植直後の養生、灌水、ハウスでの遮光栽培など、夏に克服すべき点はしっかり見えた。

来年はきっとうまく行くでしょう。そう信じて進んで行けるのが農業の楽しいところだと思います。


<追記>  なんで9月に野菜が不足するのか?

9月に野菜を収穫するためには、少なくとも8月上旬に種まきする必要があります。

それは夏の一番暑い時期。発芽、育苗そのものが難しい。

上手く発芽、育苗できても、こんどは露地の畑で厳しい気候と害虫に晒されます。

今年のように、厳しい暑さと乾燥に加えて、台風がいくつも来るとひとたまりもありません。

トマト、ナス、ピーマン、空芯菜などの夏野菜を何とか延命しても、限界があります。

そんなワケで、どうしても9月は大きな端境期になってしまうのです。

それでも対処方法はあるので、お金は掛かるけど、来年はうまく行くのではないかと考えています。