遅れて、進む。

白菜、キャベツ、菜花などの花が咲き、ミツバチの羽音が心地よく聞こえてきます。

セイヨウミツバチとニホンミツバチの比率は、9対1くらいでしょうか。

ミツバチの羽音を聞くと、小川未明の童話「野ばら」を思い出します。

国境の屯所で、敵同士の青年兵と老兵とがチェスを指しあう話しです。

テレビをつけるとウクライナ報道ばかりですが、何が何でも戦争をしたい/させたい人たちが居て、いつも市民が犠牲になるのだなと感じます。

3月下旬から、トマト、ナス、ピーマン、甘トウガラシ、ブロッコリー、ケール、長ネギ、葉物などをどんどん蒔いています。

果菜類の発芽には、25℃くらい必要なので、いつものコタツ育苗で発芽させます。

近くの里山から集めた落ち葉を踏み込んで発酵熱を得た「踏み込み温床」で、野菜たちはゆっくりと育っています。

 

 

露地では、夏草の残渣を片づけて、畑の中で焼いてます。

延焼が怖いので、防火帯を作って、雨が降る直前の夕方に限って焼いています。

本来、12月までに夏草(イネ科雑草)の片付けを済ませておけば、早春にハコベなどが発芽して、土が豊かになり、春の作付けもスムースになるのです。

家庭菜園などでは、ぜひ年内の片付けを試してみてください。

 

この冬は、ハウスの中にアブラムシを発生させてしまったので、丁寧に除草をして、水を張った黄色いバケツを置いて、アブラムシを取っています。

黄色いバケツは、昆虫の視覚を利用したトラップで、けっこう効果があります。

 

この春の大仕事、納屋の補修のために、井上工務店さんに来ていただき、見積もりを待っているところです。

その間にも、残っている遺物(前住人さんの物)を出して、分別して処分場に運んでいます。

支柱置場の整備も、少しずつ進んでいます。

 

遅いけども、少しずつ前に進んでおります。