令和3年9月中旬の野菜セット。

9月10日ごろ、彼岸花が咲き始めました。

夜になると、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、オケラ、アオマツムシ、カンタン、ハヤシノウマオイなど秋の虫が鳴いて賑やかです。

 

「広島県農業気象速報ー令和3年9月上旬ー」によると、9月上旬は平年に比べて「雨が多く」「日照はかなり少なかった」と報告されています。

実際に晴れたのは9月9日だけで、あとはずっと曇りまたは雨の日が続いています。

9~10月は、露地野菜の播種や定植が一番忙しい時期であり、翌年3~5月までの生産が決まってしまう(ハウス栽培以外)、一番大切な時期でもあります。

ここに台風14号が直撃すると、目も当てられないことになるとハラハラしています。

 

 

唯一晴れた日を利用して、ハンマーナイフモアで草を細断する。
援農Nさんに手伝っていただき、春夏作のマルチを片づける。
1年間で1,000mほどのマルチを使うので、左右両側計2,000mほどを手作業で剥ぎ取ることになります。
米ぬかを撒いてトラクターで耕運して、2週間後にようやく植え付けが出来る。
早めの片付けが肝要ですが、なかなか時間とタイミングが合わせられない。
白オクラやミニ茄子が復活してきました。
まだ葉物は少ないですが、ハウス栽培のラディッシュが出始めました。
来週から、チンゲン菜やわさび菜が出せそうです。
インゲン豆はもう少し先になりそう。
今年は稲の生育が順調なのでしっかりお米が出せそうです。
10月下旬刈り取り、天日干し、11月下旬の出荷になりそうです。
ただし、シカとイノシシの出没が多く、田んぼにも侵入されています。
イノシシに盗られる前にサツマイモも掘ってしまわねば。

8月から9月にかけて、農業に興味のある方の視察や問合せが続きました。

大学生、企業の方、電話での問い合わせなどなど。


新規就農や、企業の農業参入は良い傾向だと思いますが、軌道に乗せて収益を出し続けることは、なかなか大変です。

とくに近年では気象の影響が大きく、また資材費も高くなる一方なので、しっかりした技術と設備を持たないと、苦しいことになります。

そういった意味で、七三農園の実生活(未整備地で1人農業、設備すべて自費)を見ていただくことは、かなり参考になると思います。

良い意味で、七三農園の真似をしなければ、ちゃんと食べて行ける、ということになります(笑)。

今後は、七三農園の経営状態や新規就農者に向けた情報も整理して行きたいと考えています。

 

 

▲本日、9月15日(水)着の野菜セット
(1,800円・税込み・送料別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~9月15日(水)着分の「七三農園だより」より~

9月7日は二十四節気の「白露」。朝露が目立つようになり、朝夕は少し涼しくなりました。

夜は、秋の虫の大合唱でうるさいほどです。

晴れ間が続くうちに畑を準備し、キャベツ、ブロッコリー、レタスを植え付けることが出来ました。

日本に近づいている台風14号の被害が出ないようにと祈っています。

ハウス野菜は少しずつ育ち、来週からはチンゲン菜、わさび菜がお届け出来る予定です。どうぞお楽しみに。

コロナと気候に翻弄される今日この頃、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。

 

①かぼちゃ(カット):
早めにワタとタネを取って冷蔵庫で保管して下さい。
タネも食べられます。
ビタミン類、βカロテン、カリウム、食物繊維が豊富。
スライスしてじっくりソテーがおススメ。
天ぷら、煮物、ポタージュ、コロッケ、プリン、焼き菓子にも。

②ラディッシュ:
ビタミンC、カルシウム、カリウムなどが豊富な緑黄色野菜。
水洗いし、根は丸ごと生サラダ、パスタの付け合わせ、甘酢漬け、浅漬けに。
葉は刻んで生サラダ、味噌汁、スープに。

③おくら:
βカロテン、ペクチン、カリウム、カルシウムが豊富な「ヘルシエ」という品種。
夏バテ解消にピッタリなスーパー野菜です。
軽く茹でて刻み、白ごま、塩昆布、海苔などで和え物、天ぷら、煮びたしに。

④きゅうり:
いぼ有りの四葉系、シャキットという品種。
パリパリの歯ざわりが美味しいのですが、日照不足と低温で短いままです。
酢の物、生サラダ、浅漬け、中華炒めに。

⑤伏見甘長とうがらし:
辛くないとうがらし(稀に辛いものも有ります)。少し硬めです。
半分または四つに切り、じっくり素焼きがおすすめです。
天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑥ミニかぼちゃ:
オレンジ色の縞模様がかわいい「プッチーニ」。皮が硬いので注意。
5ミリ厚にスライスして、フライパンでじっくりソテーがおすすめ。
ワタをくり抜き、具を詰めてオーブンで焼くグラタンにも。

⑦青茄子:
揚げナス、天ぷら、焼きナス、夏野菜カレー、中華炒め、味噌汁、浅漬けに。
皮を剝いてラップで包み、レンジで4分間チンすると美味しい蒸しナスになります。
ポン酢やゴマだれ、わさび醤油でどうぞ。

⑧玉ねぎ:
「もみじ」という品種。
硫化アリルが豊富で血液サラサラ効果あり。
スライスして水に晒して生サラダ。
炒め物、スープ、マリネ、ピクルス、夏野菜カレーに。


※上の野菜リストは、傷みやすさなどを考えて、早く食べて頂きたい順に並べています。
※梱包されているビニール袋のまま、野菜室で保管すれば1週間程度は鮮度が保たれます。

 

<カンタン・レシピ>

〇炒め物にお酢を!

暑さが体力と食欲を奪う季節。
我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。
食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。

〇かぼちゃの種のおつまみ

①スプーンでワタとタネを取り出し、よく洗ってワタを落とす。
②タネは耐熱皿に広げてレンジで2,3分乾燥させる(2回くらい)。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、タネをじっくり炒る。
④こんがり焼き色が付いたら塩を振って完成!殻ごとパリパリ食べてください。

〇暑い時期にぴったり!青なすのお造り

①茄子はピーラーで皮を?いて、ラップに包み、レンジで4分、または蒸し器で蒸す。
②蒸しあがったら、良く冷やして薄切りにして皿に盛り付ける。
③スライスしたトマトやモッツァレラチーズを合わせても良い。
④わさびと醤油でお刺身のように頂きます。

〇甘とうがらしの佃煮(万願寺や伏見甘長)
煮びたしとほとんど同じですが、少し硬くなった甘とうがらしにはぴったりです。酒のアテやお弁当のおかずにも。

①甘とうがらしは、柄をちぎり取り、1センチ幅に輪切りにする。
②フライパンにごま油を熱し、とうがらしをしっかり炒める。
③だし?油、酒、砂糖を好みの分量で合わせて、とうがらしを煮る。
④汁気が少なくなって来たら、かつお節を加えて、よく混ぜて出来上がり!

〇オクラのやみつき中華浅漬け

①オクラは1分間塩茹でする。
②水、中華だし、にんにく、酒、鷹の爪を鍋に掛けて、濃い目のダシを作る。
③オクラを漬け込んで、冷蔵庫で数時間冷やしたら出来上がり。
④お好みで、白ごま、ラー油をかけてどうぞ。


<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみ殻くん炭、油かす、かき殻石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っています。
土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用います。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げます。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、フェイスブックをご覧ください。


★休止や日時・頻度・送り先などの変更がありましたらお気軽にご連絡ください。

★傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。

~以上