2018年2月中旬の野菜セット。
2月3日以降、寒い日が続き、8日にはマイナス9.3℃(八本松町原観測所)まで下がりました。
雪はそれほどひどくないのですが、日中もマイナスのままの日が続いたので、畑の土もすっかり凍っています。
一番温度が高くなる午後に急いで収穫するのですが、ハサミやクワの刃が立たず、長ネギなどはスコップで掘り出しています。
畑では、いよいよ野菜の種類が乏しくなり、宅配セットの終了が見えてきました。
さて、毎年1~3月はいろんな書類仕事が忙しくなります。
「冬になったら時間が取れるから」といって後回しにしていた仕事がどっと来るからです。
今年はその上に色々イベントを入れたので、楽しくも忙しい日々を過ごしています。
先日は代々木のオリンピック記念青少年総合センターで行われた「第14回 チョウ類の保全を考える集い」に参加し、お世話になった懐かしい方々にお会いできました。
夜は下北沢に泊まったのですが、町なかに残雪が残っていて驚きました。
何より驚いたのは、朝8時ごろまで居酒屋やカフェで酒を飲んでいる人やマクドナルドのテーブルに突っ伏して寝ている若者が多かったことです。疲れ切った人々に有機野菜を食べさせてあげたいと思いました(笑)。
このブログを書いている今朝(平成30年2月10日)は小雨が降っており、気温は2℃もあります。
こんな日は冬眠していたアカガエルやヒキガエルが一斉に起きて、水辺で産卵することでしょう。
前線に伴う雨で畑が水浸しになる前に、いろいろ仕事を進めたいと思います。
▲バケツの氷はこれぐらいの厚さになった。
▲畑は土ごと凍って、ハサミの刃が立たない。
▼「広島県有機農業研究会」の通常総会&記念講演会が2月25日(日)に行われます。
https://www.facebook.com/hiroyuuken/
ベテランから若手までいろんな有機農家、料理人、一般の消費者さん、食育に関わる方、販売に関わる方などが集まる気楽な会です。
今年は有機野菜を使ったミネストローネの試食もあります。
記念講演では、イタリアからの留学生シモーナさんのお話を聞いて、改めて有機農業について考えてみたいと思います。
まだ空席がありますが、会場が小さいのでお申込みはお早めにお願いします。
▲野菜セット(小)1,500円(税込み・送料別)
2月14日(水)からしばらくお休みを頂きますm(v_v)m。
~本日2月10日(土)到着分の「七三農園だより」より~
全国的に異常な寒さが続き、志和町でも朝マイナス9℃まで下がる日が数日続きました。
野菜たちは凍結を防ごうと細胞の糖度を高めるので甘さが増しています。
土も凍ってしまうので、スコップで掘り収穫しています。
品目が少なくなったので大根が重複ました。
さて、2月14日(水)到着分をもちまして、しばらく宅配セットをお休みさせていただくことになりました。
その間に春野菜の作付けや、夏野菜の苗づくりを進め、5月上旬ごろ再開の予定です。
皆様にはご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
次シーズンは、これまで以上に楽しい野菜づくりを目指しますので、どうぞお楽しみに。
寒い日が続きますが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごし下さい。
①ちぢみ小松菜:
葉が縮れる品種。真冬には糖度を高めて甘く美味しくなります。
ビタミンA、C、E、カルシウムが豊富。お肉や油揚げに合います。
おひたし、煮びたし、味噌汁、炒め物、クリームシチューなど。
②コーラルリーフ:
葉先に凍み傷みあり!ピリッと辛いからし菜。
この時期は茎の旨味が際立ちます。
生サラダ、炒め物、味噌汁、スープ、おひたし、マリネ、ピクルス、ごま油と和えてナムルなど。
お肉と一緒にさっと炒めると色がきれいに仕上がります。
③はくさい:
今年のはくさいは失敗ばかり。「晴黄」という品種。
9月の寒さと日照不足でゆる巻き、葉は少し硬め。
鍋物、味噌汁、煮物、八宝菜や炒め物、漬物に。
④黒大豆:
お正月に間に合わなかった丹波種黒大豆です。
大豆ポリフェノール、イソフラボン、レシチン、カリウムなどが豊富で、栄養の塊と言われます。
豆ご飯、煮物、炒り豆、黒豆茶、手作り納豆、いろんなお菓子作りにどうぞ。
少し水洗いしてください。
⑤あじまるみ大根:
甘くて柔らかい品種。煮物、おでん、ポトフ、浅漬け、刻んで生サラダに。
厚く切ってじっくりグリル、天ぷら、細長く角切りしてフライでもおすすめです。
葉は刻んで炒め物、煮物、鍋物、浅漬けに。
⑥葉だいこん:
やや硬め!。葉を食べる専用品種で、ビタミン、鉄分、カロテンが豊富。
おひたし、炒め物、味噌汁、浅漬けに。
ごま油で軽く炒めて、しょうゆ、おかか、じゃこと合わせてごはんのお供に。
刻んだ葉を炊き込んで大根菜飯に。
⑦長ネギ:
品種は「赤ネギ」。抗酸化作用、血行促進、ビタミンB1の吸収を助けるアリシンが豊富。
オリーブオイルと塩でじっくりソテーが美味しい。
鍋物、味噌汁、炒め物、ぬた、天ぷら、薬味、刻んでオイル漬けにも。
⑧さつまいも:
凍み傷みあり!品種は「紅あずま」。
食物繊維、アントシアニン、ビタミンC、カリウムなどが豊富。
蒸し芋、焼き芋、天ぷら、素揚げ、かき揚げ、チップス、お菓子づくり、味噌汁に。
新聞に包んで10℃以上になる場所で保管してください。
<かんたんレシピ>
〇ほっくり美味しい根菜類のソテー
根野菜の素の味がいちばん楽しめるレシピです。紅くるり大根、にんじんなどでお試しください。
①根菜類を7~8ミリの厚さに輪切り、または厚めの船形に切る。
②フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱し、根野菜を投入する。
④両面に少し焦げ目が付くまで、中火でじっくり炒める。
⑤火を止めて、塩胡椒、お好みに応じてパセリやハーブを添えて出来上がり!
〇手軽な黒豆茶
女性に嬉しい黒大豆の栄養分が効率よくとれる黒豆茶の作り方を紹介します。
湯のみ3~5杯分(0.5リットルの小さな急須)です。
①黒大豆は1つかみ(25粒くらい)を軽く水洗いして、濡れたまま皿に広げる。
②皿のまま電子レンジ500Wで4分間チンする。黒大豆の薄皮がはじけます。
焙烙(ほうろく)やフライパンでじっくり炒ると、より香りが立ちます。
③黒大豆を急須に入れ、90℃くらいの湯(ポットの湯がちょうど良い)を注ぐ。
④3、4分間ほどで小豆色に抽出できたら飲みごろです。
残った黒大豆は、そのままおつまみとして食べたり、サラダや煮豆、豆ご飯にも使えます。
定番の煮豆だけでなく、黒豆ごはん(炊飯器に豆と塩少々を入れるだけ)、炒り豆、手作り納豆、ケーキなど焼き菓子にも使えます。
また甘い煮汁は、牛乳や豆乳を加えて温めれば「黒豆ラテ」としても楽しめます。
詳しくはクックパッドなどで調べてお楽しみください。
<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみがら薫炭、油滓、有機石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っております。土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用いています。窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げています。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、ブログ、フェイスブックで発信しておりますのでどうぞご覧ください。
◆野菜の傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報くださりますと幸いです。
~以上