野菜セットは足踏みが続く。夏野菜はコタツで生まれる。

4月も下旬に差し掛かり、種蒔き、苗づくり、畑の準備、販売の準備と、仕事の優先順位に迷いが生じる季節。

晴れの日が続き、雨も程よく降るので、仕事は順調に進んでいます。

野菜はというと、葉物は順調なのですが、品数や生育が揃わず、なかなか販売に踏み切れず、足踏み状態が続いています。

昨年は、9月に出荷が止まり、今年は2月から止まりっぱなしなので、今年こそ出荷を止めるまいと、あれやこれや仕事場の整理や準備ばかりに気を取られる。

それでも、今年は土づくりも上手く行っているし、良い野菜が出来る予感がしています。

野菜セット販売まで、いましばらくお待ち願います。

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七三農園では、ほぼすべての苗を種から育てています。

ナス、トマト、ピーマンなどの夏野菜は、小さなタッパに種を敷き並べ、少しの水を加えてコタツの中に入れます。

早い品種なら4~5日で発芽して来るので、毎朝フタを開けてチェックします。

この方法だと「ああ、野菜はこうやって生まれるのだ」と実感できます。

少し芽が出たら、土を詰めたセルトレーやポットに植え替えます。

そして、落ち葉を踏み込んで発酵させた温床の中に入れて、適温でじっくり育てます。

今年は、トマト4品種、ナス3品種、ピーマン・とうがらし3品種と、品種も株数も少な目。

今年の夏は、酷暑か長雨か台風か。

どんな夏であっても丁寧な管理で乗り切ろうと考えています。