清明の候。掘って掘って掘ってばかりの令和6年4月。

今現在、野菜セットの販売を休止しております。

雨続きで作業が遅れており、販売の再開は5月中旬以降になりそうです

野菜生育の詳しい状況は、次の記事でご紹介します。

しばらくご不便をお掛けしますが、何卒宜しくお願い致します。

本日、令和6年4月14日の夜明け。

4月4日は、二十四節気の「清明」。

万物が清らかで生き生きとした様。今年も良い季節がやって来ました。

今年はコロナの制限も無くなり、地域行事や色々な活動が増えました。

青年会の役員仕事や地域の行事、夜は夜でオンライン会議や打ち合わせが意外と多く、それらも楽しみながら、やはり農作業を最優先して日々を過ごしております。

東広島市の学校給食に有機野菜を提供するお話も、かなり具体的になりつつあります。

少しずつですが、前に前に進んでいます。

大根の花が咲く。
春先に羽化するニッポンヒゲナガハナバチ。
畑を耕すとオケラが飛び出してくる。
水路には越冬したガムシも居る。
風の谷のナウシカ王蟲のモデルはナナホシテントウだと思う、

ただし、天候は本当に不順で、2月と3月だけで282.5ミリ、4月はすでに95ミリの雨が降っています。

2023年の天候不順には本当に泣かされたので、今年はどんなことがあっても対応できるように、2月からずっと準備を続けています。

#雨が続くなら、しっかり排水。

#晴れが続くなら、出来る限り潅水。

#日照が強ければ、遮光。

#弱光が続けば、微量要素マグネシウムを補給。

#風が強ければ、出来るだけ防風。

#湿気が溜まるようであれば、株間を大きくして風通し確保。

#獣害にはネット。

#害虫被害には健康な苗で対抗。

#畝間の土壌クラスト化には緑肥の間作で対応。

#緑肥で土壌に有機物を補給。

 

とくに力を入れているのが排水対策。

すべての圃場を巡り、水路に被った草を刈り、溜まった泥を取り除き、排水路を再点検。

このあたりは何十年も前の基準で整備されたもので、現在の降水量には耐えられないものとなっています。

排水機能が最大限になるように、溝を繋げたり補強したり。

小型のユンボがあれば仕事も早いのですが、免許が無いのでレンタルも出来ず、すべて手作業でこなしています。

今年こそ、「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を受講しなければ。

また、これまでなかなか着手できなかった機材・資材の整理整頓も少しずつ進める。

 

すべての水路を再点検。
これまで気づかなかった排水管も出てくる。
埋もれた排水路を復活させる。
崩れた畔道も手作業で直す。
シカ避けネットも張り直す。
マルチを収めるラックを作る。やっと規格ごとの在庫が一目で判るようになった。
手道具を収めるボードを作る。これまでは大切な道具を地面に転がしていた。

4月8日の夜中から9日の夕方にかけて、最大風速10mくらいの風が12時間以上続く。

台風の通過に伴う暴風雨は長くても3~4時間くらいなので、大変な異常事態だと思う。

そして4月10日の朝は0℃まで気温が低下。

この春も厳しい気候に翻弄されています。

 

小さな努力をあざ笑うかのように暴風雨が1日中続く。
暑い日が続くと思えば、急に凍るほど冷える。
急な寒さには不織布の引き直しで対応するしかない。

それでも、コツコツと対応してきたおかげもあって、遅れながらも野菜の生育は順調です。


本日4月14日は、西志和春祭りの片づけや某農業法人さんへのサポート仕事があるので、農作業はお休みとなります。

野菜の様子は改めてお伝えします。


以上です。