2017年3月の仕事など。
3月は毎日表情を変える夜明けの姿を楽しむことが出来ました。
我が家は朝日のよく当たる場所にあり、ゆっくりと色彩を変えながら夜が明けて行きます。
”春はあけぼの”と言いますが、同時に月が沈んでいく姿も見え、昔の人は風流だったのだなあと感心します。
<気象> ~寒暖が繰り返したが、思ったより寒かった~
10℃を超える日が多かったが、最低気温は低いままで、野菜にとっては寒かったのではないかと思う。
周期的に雨が降り、まとまった雨量になったが、晴れの期間も多く、農作業は進んだ。
<出荷> ~宅配セットは長い休みに入る~
3月11日をもって、宅配セットをお休みさせて頂く。
直売所、小さなマルシェ、レストランに少しだけ出荷する。
畑には冬蒔きの小カブ、サニーレタス、キャベツ、人参などが出来始める。
しかし、出荷の手間が取れず、売り上げはほとんどない(予定どおりです)。
岐阜県白川エゴマ搾油所に依頼していたエゴマ油が仕上がってきた。
今年は10kgを委託して4kg弱の油になったから成績は良い。
ラベル作成の時間が取れず、営業活動が遅れる。
来年は30kgくらい油にしたい。
<農作業> ~昨年の記録を参考にコツコツ進める~
栽培計画づくりに苦労する。そろそろナス科の連作回避が限界かも。
新たに取り組むハーブの種、苗の手配。
じゃがいもの植え付け。今年は定番のアイノアカ、普賢丸、シンシアに加えて、グランドペチカは初めて。
露地のダイコン、ゴボウ、ニンジン、葉物、カブなどを蒔く。レタス類、キャベツ、ブロッコリー、エンダイブなどの定植。
玉ねぎの生育は良好。今年は2本植えにしており、4月に葉玉ねぎがとれる予定。
果菜類の種蒔き開始。
七三農園では、小さなタッパにキッチンタオルを敷いて、そこに一粒ずつタネを並べ、コタツで温める「コタツ農法」をやっている。
毎日タネを観察し、根が出たらポットに移して、温床に置いて低温で長期育苗します。
トマトは品種数を増やした。Mr.浅野、フルティカ、シンディスウィート、オレンジパルチェ、オレンジ千果、ブラックチェリー、グリーンゼブラなど。
昨年は8月に一気に枯れたので、今年は3月、5月の2段階で育苗する予定。
2棟目のハウス部材が届く。結局、新品を買ってしまった。早く建てなければ。
出雲のハーブ園Cuoreさんを視察したり、テレビ取材に便乗したり、飲食店様が視察に来たり。
確定申告は少し苦労するが無事終了。来年はもっと精度を高めたい。
<その他> ~充実するが忙しかった~
七三農園の「三」の部分が集中する。
ひとつひとつの仕事は小さいが、多重にやってくるので時間が取られる。
この5年間、県、市、町、民間団体で構成する絶滅危惧種保全協議会の監事を務めている。
関連団体のヒアリング、データ整理、報告書、冊子作成などがどっと来る。
他にもいくつか関係している団体の会議、現場、計画づくりも多くなる。
この時期に集中するのは仕方がないので、他の仕事は1、2月に済ませるよう来年は努力しよう。
「とりあえずやる」とか「やらないよりマシ」ではなく、ひとつひとつの精度を高めて、満足できる仕事をしたいと切に思う。
政治的にはめちゃくちゃなニュースが多い。
テレビが映らないので中国新聞、ラジオ、ネットだけが頼り。
森友学園、加計学園、私人公人、水道法改正、種子法廃止、テロ等準備罪、汚染土再利用、東芝WH社、日報破棄…。
ネットの国会中継を見ていると本当に政治家なのか疑いたくなる答弁、失言が多い。
バレなければ良い、その場しのぎ、場当たり、詭弁。
大臣に助言する官僚の姿が目に焼き付く。
駆け込みパブコメ、閣議決定乱発、全自動忖度内閣。
念のため、私は支持政党なし、政治運動家でもなく、普通に報道を見ていて素直に不思議に思えるだけです。
新聞・テレビは鵜呑みにしない。ネット情報は話半分以下を基本に。
<4月の予定>
秋蒔きの緑肥ベッチとエン麦を漉き込む。
苗ものの鉢上げ。
新ハウスを建てる。
旧ハウスはトマト定植の準備(蒸し込み熱処理)。
飲食店様向けのページを作り、ちゃんと営業する。
宅配セットの再開を早めるべく、いろいろがんばる。
「天気は悪い」「段取りは失敗する」の前提で仕事を進める。
↑昨年9月の野菜不足がよほど身に染みている(笑)。
以上