春爛漫!
ひさしぶりのブログ更新です。
農園の周りでは、朝はスズメとクロツグミが、昼間はキジが、夜はフクロウが鳴いています。
二十四節季でいえば、生きものの命があふれる「清明」から、穀物を生長させる「穀雨」に移ろうとしています。
日中は気温がぐんぐん上がり、めっきり春らしくなりました。
ソメイヨシノは散り、ヤマザクラがまだ咲いています。
畦にはいろんな花が咲き、虫やカエルたちもわんさか出てきます。
こんな里山の自然があふれる志和町奥屋でひたすら農作業を進めています。
▼ヤマザクラ
▼オオイヌノフグリ
▼ハクサイの菜の花とモンシロチョウ
▼イツツバアケビの花
▼シュレーゲルアオガエル
▼アマガエル
▼ヌマガエル
▼オケラ
▼キムネクマバチ
育苗ハウスも、野菜の苗があふれそうです(^^;)。
トマト、ナスは鉢上げ(大きな鉢に植え替える)し、キャベツ、ブロッコリーは畑に定植しました。
ようやく畑にもタネを撒き始めました。
2月、3月は3X事業(環境保全への貢献)が忙しく、事務仕事も含めるとトータルで20日間くらい費やしました。
世羅町の農業法人さんや三原市の環境保全グループと協働で、絶滅危惧種の保護活動をぐいぐい進めたり。
週に1回勤めている市民協働センターの仕事で、温暖化対策とまちづくりの講演をしたり。
「私はストーブだ!2014」で受付の手伝いをしたり。
イベント会場では、日本各地からいろんな形のロケットストーブが集まり、オーガニックな屋台が出たりで楽しめました。
講演会では、ストーブの根幹を成す「燃焼」についての最新理論が、目ウロコで刺激的でした。
薪ストーブは、一部のお金持ちがノスタルジックに楽しむだけのものではなく、古くて新しい暖房・調理器具として、もっともっと効率が追求できそうでした。
ただし、基調講演にもありましたが、一定量の薪を得るために、薪の消費地に近いところで林業(大規模・小規模)を再生することが重要だと感じました。
遠方から薪を輸送して燃やすことは、「持続可能なエネルギー」というそもそもの理念から逸脱するのです。
そんなこんなで、ありがたくも忙しい2月、3月を過ごし、同時に苗を作り、また苗作りにもたくさん失敗しました。
夜はまだ寒いので、苗床にビニールシートを被せ、さらに「プチプチ」のシートも被せています。
これを取り忘れると、朝10時ごろには温床の温度が50℃くらいまで上がり、苗を枯らせてしまいます。
確定申告に行った日、広島市内に出かけた日に、ナス、キャベツ、ピーマン、パプリカの一部を枯らせてしまいました。
めげずに撒き直したタネは順調に育っています。
また師匠である「坂本農場」からナス、ピーマン、パプリカの苗を分けていただきました。
3月中下旬は、3日晴れて、1日雨降りといった天候が続き、畑の片付けや畝作りができず、大いに焦りました。
4月に入ってから、ようやく畝作り、定植を進めています。
新しく導入した管理機は良い畝を立ててくれます。
譲ってもらうビニールハウスを解体中。
「おいし~わ」の仲間たちとお花見代わりにランチ会。
どんどんメンバーが増えます。
市場への出荷も少しずつ再開。
家庭向け宅配セットの再開は、もうしばらく先になりそうです。
志和町に引っ越してきたのが、ちょうど一年前の4月15日でしたから、昨年と比べれば大いに進歩していると自分を慰めています。
やっと農家2年目、やりたいことがいっぱいで、とても楽しく生きています。