令和5年9月の【販売休止】と農作業など。
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【お知らせとお詫び】
令和5年9月1日から約1か月間、出荷を休止させて頂きます。
宅配セットのお客様には、順次、連絡を差し上げているところです。
早ければ、10月上~中旬に再開の予定です。
野菜の生育状況は、本ブログ、Instagram、facebookでお知らせ致します。
大変ご不便をお掛けしますが、何卒宜しくお願い致します。
(東広島市西条町圏内で直接配達のお客様には、5品目程度での配達を継続させていただきます)
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インスタグラム、フェイスブック、ブログともに更新せず、何かと音信不通の七三農園です。
9月1日から出荷が止まった(東広島市内の直接配達、ECサイトへの卸しは継続)ため、苗づくり、土づくり、野菜の管理は一生懸命やっております。
また、いろんな会議や地域の青年会、引き受けた事務や資料作りなど、意外と慌ただしい日々を過ごしております。
9月23日(土)は、広島県三原市本郷町で開催されるイベント「ボクらのみなもとに田島征三がやってくる!」に参加します。
農作業としては、
作付け面積が最大になるように、緑肥での土づくりを行っています。
また、秋冬に収穫する野菜の管理、苗づくりを進めています。
ところで、なぜ9月に出荷不能となったのか?
シンプルに、品数、量ともに、野菜が足りなくなったからです。
それは何故か???
野菜農家では、年に何回か端境期があります。
4月は、野菜の塔立ちによる大きな端境期。
秋冬野菜のメインであるアブラナ科野菜が子孫を残そうと、開花・結実するため、出荷可能な野菜が少なくなります。
暖冬だと開花が早まり、3月から出荷が止まります。
品種選びや気温に合わせた栽培方法で少しは対処出来ますが、それでも毎年、出荷が止まります。
6月は、春野菜と夏野菜の狭間にある小さな端境期。
ズッキーニやサニーレタス、えんどう豆、そら豆などの春野菜が終わるけれども、ナス、トマト、ピーマンなど夏野菜には少し早いという時期で、微妙な端境期になります。
これは、早出しの玉ねぎ、つる無しインゲン豆、ずらし栽培のキャベツなど、ちゃんと準備をしていれば栽培の工夫で乗り切れます。
9月は、夏野菜と秋冬野菜の狭間にある端境期。
夏野菜の延命を図りつつ、秋冬野菜の栽培を早めることで乗り切ります。
玉ねぎ、かぼちゃなど、貯蔵野菜があればなお良し。
このような端境期乗り切るために、品種選び、ずらし栽培、加工品などの工夫を行います。
長期予報を見る、栽培技術や品種の情報を得る、早め早めに畑の準備を済ませるなどを心掛けています。
しかし、今年のように厳しい暑さと水不足が酷い年には、大きな影響を受けます。
具体的には、夏野菜の管理(潅水、追肥、誘引など)が間に合わずに弱る、枯れる。
高温で実つきが悪い(サンマルツァーノなど)。
今年は、そこにイノシシによる被害が加わって、農作業が出来ずに、草刈りやネットの補修に時間ばかり取られました。
台風の被害が無かったのは有難かったです。
それから意外と厳しかったのが熱中症。
少し気温が下がったとはいえ、やはり真昼は30℃を超えます。
「今日は体調が良いな」と思って、空調服を着て真昼に仕事を続けていると、その日は仕事が進むけど、身体から熱が抜けず、夜に寝られない、翌朝に体力が回復しない、という日が続きました。
何というか、電子レンジの中に入って焙られたような不思議な感覚。
これまでに経験したことがない身の危険を感じました。
やる気はあれど身体が動かず、農作業を諦めて家でじっとしている(事務仕事や調べものをする)ことが何日かありました。
また、設備の不十分さがより一層、際立ちました。
具体的には、露地の潅水設備が不十分で、野菜への水やりがまったく間に合わなかった。
水路が無い畑では、10リットルのジョウロに水を汲んで車で何度も運び、手作業で潅水しました。
今年のような熱波だと「この作業自体、意味が無いのでは? やるだけ無駄なのでは?」という気持ちに苛まれ、精神的にも厳しいものがありました。
来年に向けての課題は明らかになり、
■ユンボを使って明渠を掘って、豪雨や長雨に備える(小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育を受ける)。
■ポータブル電源、ミニ揚水機、点滴チューブを組み合わせて、移設可能な潅水システムを導入する。
■緑肥による土づくりを徹底して、土壌の保水性と排水性を高める。
に取り組んで行こうと考えています。
世界ではいろいろな災害や事件が起きて、途方に暮れることもありますが、
新鮮な野菜や良質のお肉をしっかり食べて、免疫力、抵抗力を高めて、厄災を弾き飛ばせるように生きていきたいものです。
そのために微力ながら七三農園の野菜づくりを続けて行きたいと思います。
以上です。