2018年7月下旬の野菜セット。

豪雨と酷暑による気象災害が頻発しています。
被害を受けられた方々にお見舞い申し上げます。

七三農園では7月18日(水)から宅配セットを再開することが出来ました。
幸いにも、畑、家屋、家族とも被害はほとんど無く、毎日元気に働いています。
ただ、ごく近隣で、道路や水路が埋まったり、家屋が流されたりの被害が出て、その復旧に少し参加したり、酷暑で弱った野菜への対処、カラカラに干からびた畑への灌水などで手を取られることが多く、夜には疲れ切って早々に寝てしまいます。
おかげでフェイスブックの更新も週1回がやっと、ブログに至っては月報すら更新できていません。。。

しかし、この暑さも23日の「大暑」を過ぎたあたりから少し翳りが見えてきて、朝夕は少し涼しく、また日没もほんのわずかずつ早くなってきているのが実感できます。
8月からは、夏野菜の延命、畑の片付けと転換、秋冬野菜の作付けに忙しくなります。
また初めての稲作は今のところ順調ですが、これからは水田の除草にかなり手間が掛かることでしょう。
体力と気力が必要ですが、身体を労わりつつ、楽しく農業に励もうと思います。

▼緑肥セスバニアによる土づくり
七三農園では、緑肥と手作りの落ち葉堆肥だけで土づくりを行っています。
セスバニアは、9月の作付けに向けてそろそろ鋤き込みたいが、生育はいまひとつ物足りない。

 

 

 

 

 

 

 

▼ナス、ピーマン類は、例年になく良い出来。

 

 

 

 

 

 

 

▼先週までの日照りでピーマン、万願寺とうがらしの伸びは止まっている。
ただし、追肥と台風12号に伴う降雨のおかげで、今現在はやや回復。

 

 

 

 

 

 

 

▼ミディトマトもようやく出始めました。

 

 

 

 

 

 

 

▼野菜セット(小)1,800円(税込み・送料別)
関西圏までの限定で「午前中便」を復活させました。より早い到着をお望みの方は、ご選択ください。
ご注文はコチラから。

 

 

 

 

 

 

 

~7月28日(土)到着の「七三農園だより」より~

7月5日から西日本を襲った豪雨により被災された方々にはお見舞い申し上げます。
豪雨後、3週間も続いたカンカン照りにより国内最高気温41.1℃が更新され、熱中症被害も多く見られました。
畑もカラカラに乾き、野菜たちはさすがに弱り気味で、乾燥と紫外線から身を守るために自己防衛で皮が硬くなっています。
今現在は水路から水を入れたり、ポンプで水を撒いて、急場をしのいでいます。
この週末には台風12号が西日本を直撃しそうで、支柱やハウスなどの対応に焦っています。
そんな中、やっとトマトが出始めたので、今回初出荷することができました。夏らしい味をお楽しみください。
災害が油断できない今日この頃ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。

①ミディトマト:
ようやく出ました!酸味と甘みのバランスが良い「シンディスウィート」。
水を制限しているため、皮は少し硬めです。
生サラダ、炒め物、スープ、トマト味噌汁、ラタトゥイユ、マリネに。

②じゃがいも:
品種は「あいのあか」です。
ホクホクなのに煮崩れしにくく、どんな料理にも合います。
煮物、炒め物、味噌汁、スープ、ポテサラ、カレーにと幅広くお楽しみください。

③大長なす:
品種は「ふわとろなす」。焼きナスにするとトロける美味しさ。
焼きナス、煮びたし、天ぷら、味噌汁、浅漬けにも。
皮にはポリフェノールの一種ナスニンが含まれているので、ぜひ皮ごと。

④にんにく(小さめ):
別山口県の離島で栽培されてきた赤丸にんにく。
パンチの効いた香りの強い品種です。アリシンが豊富で、ビタミンB1の吸収を助けます。
殺菌効果、免疫力を高め、疲労回復に効果あり。
炒め物、スープ、カレー、オリーブオイル漬けに。

⑤ピーマン:
肉厚で美味しいピーマン。
京波という品種。ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。
加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、スープ、肉詰め、チンジャオロース、夏野菜カレーなどに。

⑥万願寺とうがらし:
京都の伝統野菜、辛くないとうがらしです。
肉厚で軟らかく、素焼き、炒め物、煮びたし、焼きびたし、天ぷらなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑦玉ねぎ:
品種は「OP黄」。抗酸化作用、血行促進、ビタミンB1の吸収を助ける塩化アリルが豊富。
スライスして生サラダ、スープ、味噌汁、炒め物、ピクルス、刻んでオイル漬けにも。

⑧きゅうり:
大きくてイボあり、昔ながらの「四葉きゅうり」。
ぱりぱりでとても美味しい品種です。傷みが早いのであまり市場には出回りません。
スライスして生サラダ、スティックサラダ、酢の物、浅漬け、からし漬け、ピクルスなど。
意外と中華炒めも美味しい。

⑨マッチャン:
生でも食べられる韓国のかぼちゃ。
ナスやズッキーニと同じようにお使いください。
厚めに輪切りし、皮ごとじっくり焼くステーキがオススメ。
皮パリパリ、中ふわトロで美味しい。ワタもタネも食べられます。
味付けはお好みで。味噌汁、炒め物、グリル、天ぷら、フリッター、ナムル、浅漬けなど幅広くお楽しみください。

<かんたんレシピ>

〇万願寺とうがらしの煮びたし
京都のおばんざい風、もっともベーシックな食べ方です。冷えても美味しい。

①万願寺とうがらしのへたは取らずに、大きいものは縦半分に切る。
②フライパンに油を熱し、刻んだ油揚げと一緒に軽く炒める。
③和風だしをひたひたに加えて、くったりするまで煮る。
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!

〇夏野菜のカポナータ(Caponata)
トマトをベースにした夏野菜の煮込み料理にはラタトゥイユ(フランス料理)とカポナータ(イタリア料理)があります。
材料はほとんど同じですが、ラタトゥイユはズッキーニを、カポナータはナスを使います。
また、ナスを素揚げにするのが特徴です。酢で仕上げるので、さっぱりして野菜がたくさん食べられます。冷えても美味しい。

①ナス、玉ねぎ、ピーマン、トマトなどは一口大に切る。
②フライパンにオリーブ油を熱し、刻んだニンニクで香り付けする。
③ナスは別途、素揚げにしておく(面倒な場合は、揚げなくても良いのです)。
④野菜を炒め、白ワイン、砂糖、塩こしょう、あればショウガ、チリパウダーなどで味付けし、20分ほど煮る。酢をしっかり効かせたら出来上がり。

<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみがら薫炭、油滓、有機石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っております。
土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用いています。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げています。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、ブログ、フェイスブックで発信しておりますのでご覧ください。

※お盆休みの帰省などで変更(休止、日程、送り先の変更)のある方はお気軽にご連絡ください。

◆傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。

~以上