2017年8月下旬の野菜セット。

8月から11月まで、野菜農家にとっては一番忙しい時期になります。
春夏野菜の片付け、土づくりを出来るだけ早く済ませ、翌年5月くらいまでの種まきや苗づくりを一気に推し進める時期なのです。
春夏野菜は割りとやり直しが利きますが、秋冬の場合はダメになってからだともう手遅れになることが多いです。
また1株で実が成り続ける夏野菜にくらべて、1株ずつ収穫する秋冬野菜には畑の面積が必要です。
たぶんいくつか失敗するので、出来るだけ早め早めに仕事を詰めて進めています。
そんなわけでfacebookの更新もやや怠りがちになります。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野菜セット(小)1,500円(税込み・送料別)
ご注文はコチラから。

~本日、8月23日(水)到着分の「七三農園だより」より~

お盆から一気に涼しくなり、夏野菜たちは終盤を迎えています。
ゴーヤは今回が最後、ナスは秋に向けてしばらく休みになりそうです。
8月中旬から10月初旬までは一番大きな端境期になり、野菜が不足します。
何とか乗り切れるようにいろいろ画策しています。
8月下旬にはかぼちゃ色々、10月には丹波の黒豆などが出る予定です。
夏野菜の反省点は多々あるのですが、もう秋冬作に向けてどんどん種まきを進めています。
昨年好評だった、ケール類、菜花、大根、白菜、葉物に力を入れますのでお楽しみに。
季節変わりで体調を崩しやすいこの頃ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごし下さい。

①モロヘイヤ:
クレオパトラが愛した野菜。カロテン、ビタミンB群、カルシウムなどが豊富で、野菜の王様とも言われています。軽く塩ゆでし、たたき、おひたし、たまごとじ、スープ、納豆に混ぜても美味。

②万願寺とうがらし:
京都の伝統野菜。辛くないとうがらし。肉厚で軟らかい。素焼き、炒め物、煮びたし、焼きびたし、天ぷらなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。少し試してもし辛いようならば、天ぷらがおすすめです。

③赤玉ねぎ:
甘味のあるレッドグラマー。そろそろ終了です。生サラダ、スープ、丸ごとじっくりソテーや煮物にも。水分が多いので早めにお召し上がりください。

④枝豆:
早生の黒大豆です。水不足で太りがいまひとつ。ビタミンB1、メチオニン、オルニチン、食物繊維、葉酸、イソフラボンが豊富。ゆで豆、豆ご飯、かき揚げ、鞘ごと塩焼きで。

⑤つるむらさき:
真夏でも育つ強健な中国野菜。βカロテン、カルシウム、マグネシウム、ビタミンCが豊富なスーパー野菜。少し泥臭いのが玉に瑕。お肉と一緒に中華炒め、オイスターソースやナンプラーの炒め物。おひたしに。

⑥なすセット:
黒長なす、フィレンツェなす。焼きなす、冷製、煮びたし、炒め物、味噌汁、夏野菜カレーに。フィレンツェは、2センチくらいの厚切りで、じっくり炒めてソテーがおすすめです。味付けは塩コショウ、チーズ、和風ポン酢だれなどお好みで。

⑦じゃがいも:
定番のあいのあか。低カロリーでビタミンC、カリウムが豊富。皮ごとお使って、煮物、炒め物、ポテサラ、スープ、夏野菜カレーに。

⑧きゅうり:
イボありで大きくなる昔ながらの四葉(すうよう)きゅうり。傷みが早いので市場には出回りません。ぱりぱりでとても美味しい品種です。スティックサラダ、酢の物、浅漬け、ピクルスなど。

⑨すだち(おまけ):
レモン代わりに絞って水割りやジュースに。皮を削って薬味、スライスして素麺やうどん、パスタに。すぐに使わない場合は、丸ごと冷凍してお使いください。

<かんたんレシピ>
〇無限ピーマン(甘長とうがらし、万願寺とうがらし)
いくらでも無限に食べられるという意味。昨年あたりからネット上で話題になっています。
味付けや振り掛けは、いろいろアレンジしてみてください。
①ピーマンは細切りにする。
②ボウルに、ピーマン、汁を切ったツナ缶、鶏がらスープの素、塩コショウ、ごま油をたらす。
③ボウルにラップを掛けて、レンジ500Wで2~3分間チンする。
④白ごまを振りかけて完成!

〇つるむらさきのモヤシ肉炒め
①つるむらさきは良く洗って5センチくらいにざく切り。モヤシは洗って水を切っておく。
②フライパンにごま油、にんにく、しょうがを入れ、豚バラ肉またはベーコンを炒める。
③和風だし、中華だし、ナンプラー、オイスターソース、コチュジャンなどお好みのだしを用意する。
④モヤシも加えてよく炒め、お好みのだしで味付けして出来上がり。
※他にもおひたし、茹でマヨネーズ・からし和えなども美味しいです。

<野菜の鮮度保持について>
野菜を包んでいる透明な袋は、水分を保持する特殊なフィルムです。1枚3~5円くらいします(^^;)。
使い残りの野菜はこの袋に入れ、冷蔵庫などで保管すると長持ちします。
葉物野菜がしんなりしていたら、50℃くらいの湯に漬けるとパリッとします。

<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみがら薫炭、油滓、有機石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っております。土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用いています。窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げています。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、ブログ、フェイスブックで発信しておりますのでどうぞご覧ください。

◆野菜の傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報くださりますと幸いです。

~以上