令和3年6月中旬の野菜セット。

ホタルの話が続きますが、志和町に移住して初めてヘイケボタルを見ることが出来ました。

しかも我が家の庭で。

今年はゲンジボタルの発生が多かったので、夜に散歩して、発生数や分布範囲を調べていたのですが、その中で発光のリズムが違う(テンポが速い)ホタルを見つけていたのです。

ゲンジボタル(オス)は、西日本の場合、2秒間発光、1秒間消光のパターンを繰り返しながら飛翔しますが、ヘイケボタルは1秒発光、1秒消光でテンポが早く、あまり飛びません。

もっとよく確認しようと思い、別の日に再チャレンジしたところ、なんと庭の裏の小溝でオス、メス、数頭が確認できたのです。

乾田化や圃場整備などで、冬に水田周りの水場が無くなるため、多くの水生生物が冬を越し難くなっています。この小溝は、裏山から湧き出る水を受けるもので、年間を通して水がある(冬も枯渇しない)ので、ここで命をつないでいるのだと思います。

以前の仕事でホタルは良く調査したのですが、ヘイケボタルはゲンジボタルよりも分布が限られ、個体数も少ない印象です。

大切にしたいと思います。

 

▲庭のニレの木には、コクワガタが蜜を吸いに来ていました。

▲ハウス内で栽培中の丸鞘いんげんが旬を迎えています。

▲露地のブロッコリーやケールには、ドウガネブイブイが多く発生して、葉を食い荒らしています。

▲就農希望の方に援農に来ていただき、ほぼ1年間、張りっぱなしのシカ除けネットを外して移し替え。

この3年間くらいでシカの被害がひどくなり、すべての圃場にネットを張るようになっています。

地際にシロツメクサが絡みついて、かなり苦戦するも、何とか張り替えることが出来ました。


▲本日、6月16日(水)着の野菜セット
(1,800円・税込み・送料別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~6月16日(水)着分の「七三農園だより」より~

6月も半ば。長く楽しませてくれたサニーレタス、ブロッコリー、みさきキャベツは、今週で終了です。

ナス、ピーマン、甘とうがらしなど夏野菜の管理が始まり、はじめて栽培する金ゴマの苗づくりなどを行っています。

また今週末はいよいよ田植えも行います。

新ジャガ、ズッキーニ、トマトは遅れ気味ですが、6月末にはお届け出来ると思います。

コロナ禍の不安が続く今日この頃ですが、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。

①ラディッシュ(少量!):
ビタミンC、カルシウム、カリウムなどが豊富な緑黄色野菜。
水洗いし、根は丸ごと生サラダ、パスタの付け合わせ、甘酢漬け、浅漬けに。
葉は刻んで生サラダ、味噌汁、スープに。

②茎ブロッコリー:
ビタミンB類、C、E、カロテン、スルフォラファンなどを豊富に含みます。
丸ごと軽く茹でて温サラダ、蒸し野菜、炒め物、スープ、クリームシチュー、チーズフォンデュやバーニャカウダに。

③サニーレタス:
ふんわり柔らかいマザーレッドという品種。
生サラダが定番ですが、マリネ、炒め物、スープ、ナムル、卵とじ、パスタにも。
意外と味噌汁、焼き飯にも合います。

④ケール:
苦みが少ないケールのミックス。
βカロテン、ビタミンE、メラトニン、ルテイン、カルシウムが豊富。
硬い筋を取り、細かく刻んでスープ、炒め物、お好み焼き、カレー、パンに挟むホットサンドもオススメ。

⑤インゲン豆:
スジの無い食べやすい品種。
カルシウム、カリウム、βカロテン、アスパラギン酸が豊富。
ヘタを取って軽く茹で、温サラダ、ごま和え、ツナ和え、味噌汁、煮物、炒め物、天ぷら、かき揚げに。

⑥葉ネギ:
カロテン、ビタミンC、K、カリウム、カルシウムを豊富に含む緑黄色野菜。
辛み成分、硫化アリルは疲労回復に効果あり。
刻んで冷奴の薬味、味噌汁、鍋物、炒め物、酢味噌和えなど幅広くお楽しみ下さい。

⑦新玉ねぎ:
赤玉と白玉のセット。
あまり日持ちがしないので、1週間を目安に食べきってください。
皮を?いて半割りで煮物、カレー、甘酢に漬けてピクルスに。スライスして生サラダ、炒め物にどうぞ。

⑧みさきキャベツ:
とんがり姿がかわいいキャベツ。
ビタミンC、U、カルシウムが豊富。
とても甘く、せん切りで生サラダがおススメ。
炒め物、お好み焼き、焼きそばの具、ピクルス、ザワークラウトにも。

※上の野菜リストは、傷みやすさなどを考えて、早く食べて頂きたい順に並べています。
※梱包されているビニール袋のまま、野菜室で保管すれば1週間程度は鮮度が保たれます。
※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。
※日中の最高気温が25℃を超え始めたら、クール便(別料金)でのお届けとなります。

<カンタン・レシピ>

〇ケールのチップス
キャベツの仲間で、ビタミン類が非常に豊富な健康野菜。チップスにすると、大人はお酒のあてに、子どもさんはオヤツにピッタリです。

①ケールは軽く洗って水気を切っておく。
②ボウルにケールとオリーブオイルを加えて軽く混ぜ合わせる。
③耐熱の皿にケールを重ならないように敷き並べ、電子レンジで6、7分間加熱する。
④ぱりっと仕上がったら全体に軽く塩を振って出来上がり!
ごま油を使うと韓国ノリ風に、パルメザンチーズを振るとイタリア風に。

〇レタス、新玉ねぎ、焼きサバのサンドイッチ ケールを使っても美味です。
冷凍の焼きサバを使えば、手軽なサンドイッチの出来上がり。お出かけに、お弁当に。
ケールを使う場合は、ちぎって1分間ほどレンジにかけると柔らかくなります。

①焼きサバは焼いておく。
②バゲットまたは食パンを軽く焼いて、柚子胡椒を混ぜたバターを塗る。
③レタスを洗って大きめにちぎり、刻んだ新玉ねぎと焼きサバを包む。
④すべての具をパンに挟んで出来上がり!ごま油やマヨネーズでアレンジも楽しめます。

〇免疫力アップ!ザワークラウト(すっぱいキャベツの漬物)
材料はキャベツと塩。外葉も捨てずに使う。計り、ボウル、ガラス瓶をご用意ください。

①キャベツの外葉を外し、中身を粗目の千切りにして、重さを計る。
②キャベツの重量の2%の塩を振り、しっかり揉み込む。水分が出てきます。
③煮沸消毒した蓋つきビンを用意し、キャベツをしっかり詰め込む。
④洗った外葉を瓶の口径に合わせて折り畳み、キャベツの上から蓋するように押し込む。
⑤キャベツが空気に触れないように、水を足して浸す。
⑥ブクブクと泡が出て来るので、涼しい場所で2週間置き、酸っぱくなっていたら完成。
※詳しく知りたい方は、YouTubeで検索すると、たくさん動画が出てきますよ!

<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみ殻くん炭、油かす、かき殻石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っています。
土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用います。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げます。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、フェイスブックをご覧ください。

★休止や日時・頻度・送り先などの変更がありましたらお気軽にご連絡ください。

★傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。

~以上