2025年2月上旬の野菜セット。出荷が止まりそうです。
お正月の挨拶もできないまま2月になってしまいました。
2月に入ってからの寒波で露地の大根は凍結と溶解を繰り返し、品質が下がっています。
大根が収穫できなくなった時点で品数が足りなくなり、野菜セットはしばらくお休みとなりそうです。
誠に申し訳ありませんが、2月中下旬には、急にストップするだろうと思います。
それから小分け販売をしようと思っていた「小糸種在来青大豆」ですが、あれよれよと言う間に売れて、残り10キロくらいになりました。
もしご入用の方が居られましたら、早めにお声かけください。
年末にやり残した仕事、溜まっている宿題、やりたくて飛びついた仕事など、いろいろ事務をこなしながら過ごしています。
毎日、何かしらの小さい締め切りがあって、資料を作っては、会議、議事録作成、またやり直しと、机に齧り付いて苦手な事務を進めています。
今週末2月8日には「有機JASの継続審査」、2月22日には「広島県有機農業研究会」の総会と講演会、その次は1年間継続した「有機給食に関する資料」を作り、市議会議員さんらと打ち合わせを行いたい。また2月末までに、補助金を受けたユンボ作業をやってしまいたい。
同時に踏み込み温床づくり、春の種まき、畑の土づくり、確定申告、などなどなど。
そんな忙しい時期にご近所さんから「シカがネットに引っ掛かっているよ」と連絡があり、行ってみるとオス鹿がネットとマルチに引っ掛かって暴れ放題。
支柱を引き倒し、ネットを破り、マルチを踏み破り、葉野菜やニンニクをめちゃくちゃにしていました。
すぐに近所の猟師さんに来てもらい、私がネットを押さえている間に止めを刺してもらいました。
もう防獣ネットや支柱を直す時間も気力もなし。
しばらくシカやイノシシが入りたい放題になるでしょう。
さらに、お借りしていた土地が売却され一気に7反を失うとか、新しく借りた畑では有機JAS申請が出来ないとか、多重的に問題が降りかかって来ています。
ともかく約束した仕事を終わらせなければならないので、今は事務作業に集中して、何とか遅れないように春作も進めましょう。
身体は1つなので、1つずつコツコツやるしかないですね。
「忙中閑あり」とは言ったもので、そんな中でも有機農家とその家族が60人くらい集まる懇親会に参加させてもらったり、有機給食のオンラインセミナーに参加したり。
有機農家の懇親会では「行政に持ち掛けて、公的な有機農業スクールを立ち上げる」と宣言してしまいました。
いま広島県内で有機農家になる道はほぼ閉ざされていると言って良いでしょう。中四国で広島ともう1県だけだと聞きいています(調査中)。
慣行農家も高齢化で減る一方で、有機農家を目指す人は微増しているように思います。しかしそれを実現する方法がほとんどない。行政の支援も得られないのが現実です。他府県の状況を調査しながら、広島で出来ることを探りたい。
大げさなようですが、残りの人生を掛けて、有機農家が1軒でも増えるように力を尽くしたいと考えています。
夢と希望を持つこと。想いをかたちにしていくこと。
有言実行。もう人前で言葉にしてしまったので、きっと出来ると思います。
取り急ぎ、以上です。
しばらくは、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響で寒気と降雪が続きそうですが、野菜、椎茸、良質なタンパク質、海産物を食べて、よく眠って、健康にお過ごしください。私もまだまだ頑張ります。