2020年7月下旬の野菜セット。

「梅雨まだ明けやらぬ、今日の雨・・・」

野菜農家にとって、7月は、とても大切な時期。

8月から始まる秋冬野菜の栽培に向けて、畑の面積が最大に生かせるよう、春作を片付け、土づくりを進める時期なのです。

それと同時に、ナスやトマトの管理、畦の草刈り、田んぼの除草と、いろいろやることが多い。

ところが、今年は長雨と大雨のせいで、なかなか畑に入れず、また排水作業に時間を取られと、焦りは募るばかりです。

 

しかし長い梅雨の中にも、わずかに晴れる日があります。

7月16日(木)から19日(日)にかけて、晴れ間が続き、幸運にも作業を推し進めることが出来ました。

7月末までには、遅れていた緑肥を播種し、太陽熱養生を行い、タネを入手し、ハウス、機材庫の補修などを進めて行く予定です。

広大生に手伝ってもらい、マルチを剥ぎ、ハンマーナイフで雑草や野菜の残渣を粉砕する。
小麦の収穫跡をトラクターで漉き込む。
まだ土壌水分が多く、おっかなびっくりでトラクターを進める。
夕暮れに畦草を焼く。
どんなに疲れていても、この瞬間、明日も頑張ろうと感じる。
庭の楡(ニレ)の木に、コクワガタのペアが居た。
昆虫たちには、人間界の暗いニュースも関係無い。
ただ命を全うするだけ。
▲本日、7月25日(土)着の野菜セット(税込み1,800円・送料別)
 野菜は個別に鮮度保持プラ袋に詰めてお届けしています。
 プラごみ削減の意味から、個別包装は少なくして行きたいと考えています。

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★有機JAS認証を取得しました(オーガニック認証センター119-015 志和Organicラボ.として)


★ようやく新規のお客様にも野菜セットをお届け出来るようになりました。

ご興味のある方は、お試し1回からどうぞ。

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~7月25日(土)到着の「七三農園だより」より~

雨、雨、雨の日々で、今年は記録的に長い梅雨になっています。

西日本では今夜に掛けて大雨になりますので、みなさまの地域でもどうかお気を付けください。


野菜セットはすっかり夏野菜に移り変わり、しばらくは葉物が少なく、ナス科野菜が続きそうです。

ナス科は身体を冷やす作用があるので、肉ジャガや炒め物など、身体を温める料理が良いかも知れませんね。

そして畑では、秋冬に向けた準備を急ぎたいのですが、長雨のせいで作業が滞り、焦る毎日を過ごしております。

極端な気候が体に堪える今日この頃ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。

①いんげん豆:

スジが無く食べやすい「セシール菜豆」という品種。
カルシウム、カリウム、βカロテン、アスパラギン酸が豊富。
ヘタを取って軽く茹で、温サラダ、胡麻和え、味噌汁、煮物、炒め物、天ぷら、かき揚げに。

②ミディトマト:

酸味と甘みのバランスが良い「シンディスウィート」。
水を制限しているため、皮は少し硬めです。
生サラダ、炒め物、スープ、ラタトゥイユ、マリネに。
意外とトマト味噌汁、グリルも美味しい。

③ピーマン:
肉厚で美味しい「京ひかり」という品種。ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。
加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、スープ、肉詰め、チンジャオロース、夏野菜カレー、無限ピーマンにも。

④長ナス:
大きく太くなる「ふわとろ」という品種。
ふんわり柔らかく、揚げナス、天ぷら、焼きナス、炒め物、味噌汁、浅漬けにぴったり。
皮を剝いてラップで包み、レンジで4分間チンすると美味しい蒸しナスになります。
ポン酢やゴマだれでどうぞ。

⑤ キャベツ:
春蒔きのキャベツ「おきな」という品種。少し硬めです。ビタミンC、U、Kが豊富。
千切りで生サラダ、炒め物、味噌汁、スープ、焼きそばやお好み焼きに。
ピクルスもおすすめです。

⑥万願寺とうがらし:
京都の伝統野菜、辛くないとうがらしです(稀に辛いものも有ります)。
肉厚で軟らかく、素焼き、天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑦新じゃが:
優しい甘さで、どんな料理にも合う「あいのあか」。
煮崩れしにくく、肉じゃが、炒め物、カレー、スープ、味噌汁、ポテサラにぴったり。
グリルやガーリックポテト、グラタン、きんぴらも美味です。

⑧きゅうり:
ゴツくてイボありの異形、昔ながらの「四葉きゅうり」。
ぱりぱりで味わい深い品種です。傷みが早いのであまり市場には出回りません。
スライスして生サラダ、酢の物、浅漬け、からし漬け、ピクルスなど。意外と中華炒めも美味しい。


※梱包されているビニール袋のまま、野菜室で保管すれば1週間程度は鮮度が保たれます。
※ケールがしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。
※日中の気温が25℃を超え始めたらクール便(別料金)でのお届けとなります。

<カンタン・レシピ>

〇炒め物にお酢を!

暑さが体力と食欲を奪う季節。我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。
食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。

〇甘とうがらしの煮びたし(万願寺や伏見甘長)

京都のおばんざい風、もっともベーシックな食べ方です。冷えても美味しい。
①とうがらしのへたは取らずに、大きいものは縦半分に切る。
②フライパンに油を熱し、刻んだ油揚げと一緒に軽く炒める。
③和風だしをひたひたに加えて、くったりするまで煮る。
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!

〇無限ピーマン(いくらでも無限に食べられる!)ビールのお供に、お弁当にも。

①ピーマンは細切りにする。
②耐熱容器にツナとピーマンを入れ、ラップをしてレンジで2,3分加熱。
③ごま油、黒コショウ、和風だしまたは鶏がらスープを加えて和えるだけ。

〇甘とうがらしの煮びたし(万願寺や伏見甘長)

京都のおばんざい風、もっともベーシックな食べ方です。冷えても美味しい。
①とうがらしのへたは取らずに、大きいものは縦半分に切る。
②フライパンに油を熱し、刻んだ油揚げと一緒に軽く炒める。
③和風だしをひたひたに加えて、くったりするまで煮る。
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!

〇フランスの肉じゃが、夏野菜の煮物

トマトをベースにした夏野菜の煮込み料理にはラタトゥイユ(フランス料理)とカポナータ(イタリア料理)があります。ラタトゥイユはズッキーニを、カポナータはナスの素揚げを使います。酢が効いて、たくさん食べられます。冷えても美味しい。
①ナスまたはズッキーニ、玉ねぎ、じゃがいも、インゲン豆などは大きめの一口大に切る。
②フライパンにオリーブ油を熱し、刻んだニンニクで香り付けする。
③野菜をしっかり炒め、トマトを加えて、20分ほど煮る。
④白ワイン、塩こしょう、あればショウガ、チリパウダーなどで味付けし、酢をしっかり効かせたら夏らしい爽やかな一品に仕上がります。パンやパスタに合わせてどうぞ。

<七三農園の栽培について>
 七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみ殻くん炭、油かす、かき殻石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っています。
土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用います。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げます。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、フェイスブックをご覧ください。