2018年11月上旬の野菜セット。

10月下旬以降は晴天が続き、天候が落ち着いています。
この期間を活かして、露地の種まき、苗ものの定植を進めることが出来ました。
かなり遅れながらも、エゴマの取り入れと初めての稲刈も無事に済ませることが出来ました。

ただ、この夏の酷暑、豪雨災害、度重なる台風襲来で、秋ナスは成らず、里芋は小さい、長ネギは完全に失敗、落花生は収量少ないなど、多くの失敗がありました。
これらの失敗から学んだことが大きいので、なんとかブログに残しておきたいのですが、ブログでの「月報」も途切れたまま。
出来れば年内には整理をしておきたいと考えています。

というのも、今年は例年になく色々なイベントから声が掛かり、可能な限り参加するようにしました。
マルシェや学園祭での野菜販売、環境系のイベント補助や講師、農場見学、学会での発表や講演会などなど。
おかげで楽しくも慌ただしい日々を続いています。
今からは、12月に広島市内で開催される「日本有機農業学会」での発表準備、来年2月の「広島県有機農業研究会」の総会準備、3月の「日本鱗翅学会 自然保護セミナー」での発表と行事が続きます。

▼このところ、美しい朝日が見られる
この景色の中で有機農業が出来る幸せをかみしめる。

 

 

 

 

 

 

 

▼エゴマは2週間遅れでやっと収穫(11月4日)
ここまで葉が枯れると収穫前に実が落ちて収量が下がってしまう。少し早いかな、というタイミングがちょうど良い。
しばらく畑で乾燥させて、脱粒、とうみでの風選、水洗い6回、ふたたび乾燥、仕上げの異物除去(これが一番大変)と作業が続きます。

 

 

 

 

 

 

 

▼初めての稲作は意外と豊作だった(11月6日)
除草1回だけで実質放置状態だったが、妻にも手伝ってもらい無事に稲刈りを済ませることが出来た。品種は「夢まつり」。
美味しかったら販売も考えます(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲野菜セット(小)1,800円(税込み・送料別)

ご購入はコチラから。

関西圏までの限定で「午前中便」を復活させました。より早い到着をお望みの方は、ご選択ください。

~本日11月7日(水)到着の「七三農園だより」より~

本日11月7日は二十四節気の「立冬」。暦の上ではもう冬です。
今朝はぐっと冷え込み、今年初めて霜が降りました。いっぽう、昼間は20℃近くまで気温が上がり、まだモンシロチョウも活発に飛んでいます。
畑ではようやく色んな葉物野菜が出来始め、今後は、カブ、大根、ロメインレタス、茎ブロッコリーなどが出る予定です。
エゴマの収穫は無事に終わりましたが、収量は昨年よりも少なめ。次はやっとこさ稲刈りを行う予定です。
朝夕の気温差が堪える今日この頃ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。

※台風による砂塵が付いているので、よく水洗いしてお召し上がりください。

①コーラルリーフ:
ピリッと辛いからし菜のベビーリーフ。
生サラダ、炒め物、味噌汁、スープ、おひたしに。刻んでゴマ油と塩で和えてナムルに。
お肉と一緒にさっと炒めると色がきれいに仕上がります。

②小松菜:
ふつうの小松菜です。これから冬にかけて糖度を高めて甘くなります。
ビタミンA、C、E、カルシウムが豊富。おひたし、煮びたし、味噌汁、炒め物、クリームシチューなど、どんな料理にも合います。

③サニーレタス:
パリレッドという品種。
生サラダの定番ですが、スープ、味噌汁、ナムル、酢の物(ちしゃもみ)、卵とじ、パスタにも合います。
幅広くお楽しみください。

④ケール:
苦みが少なく食べやすいカーリーケール。
βカロテン、ビタミンE、メラトニン、ルテイン、食物繊維、カルシウムが豊富。
スムージーや生サラダが有名ですが、スープ、オリーブオイルと塩胡椒で炒め物、パンに挟んでホットサンドもオススメです。

⑤キャベツ:
今年、苗づくりが難しかったキャベツ。ようやく実りました。
柔らかく甘いグリーンボールという品種です。
生サラダ、煮物、炒め物、スープ、ピクルスにと幅広くお楽しみください。

⑥生落花生:
おおまさりという品種。
中性脂肪や悪玉コルステロールを下げるオレイン酸やリノール酸、ビタミンE、アルギン酸、ナイアシン、ポリフェノール類が豊富な健康野菜。
炊き込みご飯、茹で落花生に。

⑦さやインゲン:
カルシウム、カリウム、βカロテン、アスパラギン酸が豊富。
ヘタとスジを取って軽く茹で、温サラダ、胡麻和え、味噌汁、煮物、炒め物、天ぷら、かき揚げに。

⑧里芋(小さめ!):
関東では一般的な土垂(どだれ)という品種。親芋も食べられます。
白身が美しく、ねっとりした食感が特徴。
きぬかづき、煮っころがし、あんかけ、グラタン、コロッケなどが定番ですが、ポタージュも美味。

※葉物野菜は、50℃の湯に浸けるとシャキっと回復します。ぜひお試しください。

<かんたんレシピ>

〇落花生の炊き込みご飯
高カロリーですが、植物性不飽和脂肪酸が主体なので、太りにくい。
ビタミンE、ナイアシンなどが豊富。この時期だけの生落花生をお楽しみください。

①落花生を剝き、種を取り出す。
②研いだ米をふつうの水加減で用意し、米の上に落花生を乗せて、塩をごく少量振る。
③ふつうに炊飯し、炊き上がったら出来上がり!

※ゆで落花生は、殻付きのまま、3%の塩を加えて鍋で30分以上茹でてください。

〇ケールのホットサンド
キャベツの仲間で、生サラダ、スムージー、炒め物、煮込み、おひたしなど何でも合います。パンに挟んで加熱すると、適度な苦みと軟らかさで、サンドが美味しく仕上がります。

①ケールは軽く洗って、水気を切っておく。ケールの芯は、包丁で切り外しておく。
②パンか切り込みを入れたバゲッドに、ケールを2枚敷き、ケールの間にハム、チーズ、卵焼き、バター、マヨネーズなど、お好みの具を一緒に挟む。
③オーブンかレンジで1~2分加熱して出来上がり!

〇里芋のポタージュ

①里芋は皮を剝き、厚めに切る。長ネギまたは玉ねぎをみじん切り。
②野菜を鍋に入れ、だし汁で煮る。
③里芋に火が通ったら、取り出してミキサーまたはブレンダーにかける。
④鍋に戻し、豆乳または牛乳、白みそ、黒胡椒を加えて味付けし、中火で煮る。
⑤器に盛り、お好みでオリーブオイル、パセリ、ピンクペッパーなどを振る。

<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみがら薫炭、油滓、有機石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っております。
土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用いています。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げています。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、ブログ、フェイスブックで発信しておりますのでご覧ください。

傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。

~以上