2018年9月上旬の野菜セット。

全国各地で災害が頻発しています。
被害を受けられた方々にお見舞い申し上げます。

猛烈な台風21号が、9月4日(火)に室戸岬から近畿地方に上陸し、関西圏を中心に大きな被害をもたらして北上しました。9月5日(水)には、本州の日本海側を北進し、午前中には熱帯低気圧に変わりました。
近畿地方の被害は非常に大きく、関空での高潮浸水、大風による家屋倒壊、大規模な停電など、暮らしと経済に大きな被害をもたらしています。
うちの実家、和歌山市でも長時間に渡る停電でクーラーも効かず、オール電化で食事も作れず、大風で買い物にも行けなかったと電話で聞きました。
今年は日本の多くの地域で自然災害の被害が出ており、復旧には時間と労力と資金が掛かることでしょう。
ただ、気候変動に伴う災害や生物多様性の異変、農業被害などが起こり得ることは、少なくとも20年以上(もっと)前から予測されていたことで、驚くべきことではないのです。
私も、有機農業の面から何が出来るのか、日々考えて実践するよう心がけています。

▼8月上旬蒔きの葉物野菜がやっと採れはじめた。

 

 

 

 

 

 

 

▼緑肥による土づくりが完了し、秋冬野菜の準備を進めています。
緑肥が上手く育った畑では、笑ってしまうほどフカフカの土になっています。

 

 

 

 

 

 

 

▼育苗ハウスでは、ケール、ブロッコリー、キャベツなどの苗を鉢上げしています。
日中はまだ30度を超えるため、苗は出来るだけ大切に育てて、大きくなってから畑に植える予定。

 

 

 

 

 

 

 

▼野菜セット(小)1,800円(税込み・送料別)
関西圏までの限定で「午前中便」を復活させました。より早い到着をお望みの方は、ご選択ください

 

 

 

 

 

 

 

~本日9月5日(水)到着の「七三農園だより」より~

台風21号が四国から近畿地方に上陸し、東進しています。
幸い、広島では大きな被害はありませんでしたが、今年は本当に自然の猛威に晒される年です。
みなさまの地域でもどうかお気を付けください。

さて、夏野菜たちは酷暑と乾燥に加えて、強風で叩かれてかなり弱り、ピーマンやトマトは枯れました。
今年は例年より早めの端境期が訪れ、野菜不足に苦戦しています。
一方で、葉物、キャベツ、ケール、ブロッコリー、インゲン豆、菜の花など、秋冬野菜の種まきをどんどん進めています。秋冬はどうぞご期待ください。

猛暑酷暑が続く今日この頃ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。

①モロヘイヤ:
クレオパトラも愛した野菜。
カロテン、ビタミンB群、カルシウムなどが豊富で、野菜の王様とも言われています。
水洗いして、茎ごと軽く塩ゆでし、たたき、おひたし、たまごとじ、スープ、納豆に混ぜても美味。花もそのまま食べられます。

②しろな:
「てごろ菜」という品種。
おひたし、味噌汁、玉子とじ、炒め物など万能に使えます。
豚肉やベーコン、玉ねぎと一緒に炒めて、オイスターソース炒めがおすすめ。
ハムシに喰われて穴が多めです。

③なす:
長緑なすと千両なすのセット。
蒸しなすがおススメ。皮を?き、ひと口大に切り、ラップで包んでレンジで4分間蒸すだけ。
ポン酢やしょうが?油でどうぞ。焼きナス、煮びたし、天ぷら、味噌汁、浅漬けにも。

④伏見甘長とうがらし:
京都の伝統野菜、辛くないとうがらし。
軟らかく、素焼き、炒め物、煮びたし、焼きびたし、天ぷらなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑤きゅうり:
ゴツくてイボありの異形、昔ながらの「四葉きゅうり」。
ぱりぱりでとても美味しい品種です。傷みが早いのであまり市場には出回りません。
スライスして生サラダ、酢の物、浅漬け、からし漬け、ピクルスなど。意外と中華炒めも美味しい。

⑥じゃがいも:
新じゃが「さんじゅうまる」。
プレーンな見た目どおり、味はごくふつうに美味しく、どんな料理にも合います。
煮物、炒め物、味噌汁、スープ、ポテサラ、カレーにと幅広くお楽しみください。
※じゃがいもの新芽は包丁でくり取ってお召し上がりください。

⑦玉ねぎ:
品種は「OP黄」。
抗酸化作用、血行促進、ビタミンB1の吸収を助ける塩化アリルが豊富。
スライスして生サラダ、スープ、味噌汁、炒め物、ピクルス、刻んでオイル漬けにも。

⑧サンチュ:
韓国のレタス。あっさり味で軟らかい。
韓国では焼き肉を巻いて食べますが、生サラダ、炒め物、ナムル、味噌汁、スープの具にどうぞ。

⑨ぽんせんべい:
9月は、各ご家庭に1回だけ「知足庵」のぽんせんべいをプレゼント。
「知足庵」さんは東広島市西条町で自然農と有機農の食を扱うお店です。
無農薬、無肥料栽培のお米で作ったぽんせんべいは、せんべいとして食べても美味しいですが、チーズやピクルス、野菜サラダ、焼き肉などを乗せるとお酒やワインに合う一品になります。ぜひお試しください。
「食と自然農 知足庵(ちそくあん)」西条町郷曽3242-2
℡082-425-6425 古代小麦のピザ、パン、シフォンケーキもあります。

 

 

 

 

 

 

 

<かんたんレシピ>

〇甘とうがらしの煮びたし(万願寺や伏見甘長)
京都のおばんざい風、もっともベーシックな食べ方です。冷えても美味しい。
①万願寺とうがらしのへたは取らずに、大きいものは縦半分に切る。
②フライパンに油を熱し、刻んだ油揚げと一緒に軽く炒める。
③和風だしをひたひたに加えて、くったりするまで煮る。
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!

〇夏野菜のカポナータ(Caponata)
トマトをベースにした夏野菜の煮込み料理にはラタトゥイユ(フランス料理)とカポナータ(イタリア料理)があります。
ラタトゥイユはズッキーニを、カポナータはナスを素揚げにして使います。酢が効いて、たくさん食べられます。冷えても美味しい。
①ナス、玉ねぎ、ピーマン、トマトなどは一口大に切る。
②フライパンにオリーブ油を熱し、刻んだニンニクで香り付けする。
③ナスは別途、素揚げにしておく(面倒な場合は、揚げなくても良いのです)。
④野菜を炒め、白ワイン、砂糖、塩こしょう、あればショウガ、チリパウダーなどで味付けし、20分ほど煮る。
酢をしっかり効かせたら出来上がり。

〇四葉きゅうりのピクルス
料理と言うほどのものではありませんが、パリパリの四葉きゅうりには、酢の物やピクルス、浅漬けがぴったり。①きゅうりは洗って縦4つに切り、中心のタネは気になる方は包丁でそぎ落とす。②市販の調味液または酢とポン酢を合わせてピクルス液をつくり、きゅうりを漬け込むだけ。お好みで唐辛子を加えても。二日目くらいが美味しく漬かります。

<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみがら薫炭、油滓、有機石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っております。
土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用いています。
窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げています。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、ブログ、フェイスブックで発信しておりますのでご覧ください。

◆傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください

~以上