2017年12月下旬の野菜セット。

全国的にぐっと寒い日が続いています。
昨年は12月に20℃を超える日があったので大違いですが、これが冬らしい冬とも言えます。
日照量も平年より少なめで、野菜の生育がずいぶんゆっくりです。
10月に蒔いた大根や葉野菜はとくに生育が遅く、いわゆる「蒔き遅れ」になっています。
農業はつねに2~3カ月先を見越して作業するので、中長期の天気予報が大切になると、改めて思い知りました。

 

 

 

 

 

 

 

▲巻かなかった白菜は、大きな葉物としてお届け。

 

 

 

 

 

 

 

▲半分諦めていた「博多かつお菜」が育ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

▲丹波種黒大豆も順調に乾燥しています。
年明けには届けできそうです。

こんな時に限ってハンマーナイフモアが故障し、修理が済むまで畑の整備が出来ません。
多くの仕事をやり残したまま年末を迎えそうです。
それでも就農5年目で、農作業の優先順位は判断できるようになってきており、焦りつつも、何とか辻褄が合うのではないかと考えています。
それとも考えが甘すぎるのか、来年2月ごろに結果が出ていることでしょう。

◆急ぎたい仕事(12月初旬から進歩なし)
葉野菜の苗を早く植える
玉ねぎの定植
ごぼうの種まき
書類仕事の期限を守る
新ハウスの建設
納屋の修理
ホームページのリニュアル

 

 

 

 

 

 

 

▲野菜セット(小)1,500円(税込み・送料別)
ご注文はコチラから。

~本日12月23日(土)到着分の「七三農園だより」より~

今週22日(金)は二十四節気の「冬至」。夜の長さが一年でいちばん長くなる日です。
かぼちゃを食べ、柚子湯に浸かると風邪を引かないとか。
この日のために取り置きしたバターナッツかぼちゃを入れました。グリルやシチューなどでお楽しみください。

年内にやり残したことは多い(多すぎ)ですが、もう来年の品種のことばかり考えています。
美味しい品種を求めて、ハーブやイタリア野菜を増やす予定です。

天日干ししていた黒大豆を取り込み、仕上げ中です。年明けからお届けします。また1月末には荏胡麻油も仕上がる予定です。どうぞお楽しみに。

何かと慌ただしい師走の時節ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごし下さい。

①バターナッツかぼちゃ:
皮は固め、ねっとり甘いかぼちゃ。ビタミン類、βカロテン、カリウム、食物繊維が豊富。
じっくりソテー、半割りでグリル、天ぷら、煮物、シチュー、ポタージュ、グラタン、焼き菓子など。

②コーラルリーフ:
ピリッと辛いからし菜。生サラダ、炒め物、味噌汁、スープ、おひたし、マリネ、ピクルス、ごま油と和えてナムルなど。
お肉と一緒にさっと炒めると色がきれいに仕上がります。

③里芋:
もっともポピュラーな石川早生という品種。
やわらかく粘り気が強いのが特徴。煮物、味噌汁、あんかけ、グラタン、ポタージュにも。
袋から出して新聞紙などに包み、常温で保存してください。

④長ねぎ:
「赤ネギ」と「鍋ちゃんネギ」のセット。
抗酸化作用、血行促進、ビタミンB1の吸収を助けるアリシンが豊富。
5センチに切って、オリーブオイルと塩でじっくりソテーが美味しい。
鍋物、味噌汁、炒め物、ぬた、天ぷら、薬味、刻んでオイル漬けにも。

⑤大根:
紅くるり大根(短)とミラノ大根(長)のセット。
「紅」は軟らかく甘いので、生サラダ、ピクルス、スープ向き。
「ミラノ」は非常に辛く、スープ、煮物、グリル、炒め物がオススメ。
煮汁が赤くなるのでご注意を。

⑥はくさい:
今年のはくさいは失敗ばかり。「晴黄」という品種。
9月の寒さと日照不足でゆる巻き、葉は少し硬めです。スミマセン!
鍋物、味噌汁、煮物、八宝菜や炒め物、漬物に。

⑦にんじん:
シカに葉が喰われて小さめ。香り豊かな黄色と赤のセット。
βカロテン、リコピンを多く含みます。
定番の煮物、炒め物、生サラダ、温サラダ、スープ、ピクルスにも。

⑧まびき大根:
あじまるみ大根の間引きです。葉は硬めですが、ビタミン、鉄分、カロテンが豊富。
おひたし、炒め物、味噌汁、浅漬けに。ごま油で軽く炒めて、しょうゆ、おかか、じゃこと合わせてごはんのお供に。
刻んだ葉を炊き込んで大根菜飯に。

<かんたんレシピ>

〇ほっくり美味しい根菜類のソテー
根野菜の素の味がいちばん楽しめるレシピです。紅くるり大根、にんじんなどでお試しください。

①根菜類を7~8ミリの厚さに輪切り、または厚めの船形に切る。
②フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱し、根野菜を投入する。
④両面に少し焦げ目が付くまで、中火でじっくり炒める。
⑤火を止めて、塩胡椒、お好みに応じてパセリやハーブを添えて出来上がり!

〇濃厚な甘さが美味しい! バターナッツのグリル
みんなでワイワイつまむのが楽しい一品です。

①皮をむいて、縦半分に切り、タネとワタを取る。
②厚さ5ミリほどに薄くスライスする(縦でも横でもお好みで)。
③かぼちゃの形を崩さず並べたまま、表面に溶かしバターを塗る。
④オーブンの場合は、耐熱皿に乗せて、表面に焦げ目が付くまで低温でじっくり焼く。
ガスレンジのグリルの場合は、アルミホイルに乗せてじっくり焼く。
⑤途中でブラックペッパーと粗塩で味付けし、仕上げに少し焼いて出来上がり!

<七三農園の栽培について>
七三農園では、化学農薬、化学肥料を使わず、自家製ぼかし肥料(米ぬか、もみがら薫炭、油滓、有機石灰、発酵資材)を用いて、虫やカエルたちと共存する有機栽培を行っております。土づくりには畜産系堆肥やキノコ廃菌床は使わず、緑肥と落ち葉堆肥だけを用いています。窒素肥料成分を控えめにすることで、野菜をゆっくり育て、虫の付きにくい体質に仕上げています。
「畑からキッチンまで直送!」をモットーに、お店で買うより新鮮な状態(収穫後、概ね24時間以内・イモ類など貯蔵品種は除く)でのお届けを目指します。
野菜の生育や周囲の様子は、ホームページ、ブログ、フェイスブックで発信しておりますのでどうぞご覧ください。

◆野菜の傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報くださりますと幸いです。