令和4(2022)年8月中旬の野菜セット。

庭の草陰で休むハグロトンボ。精霊蜻蛉とも呼ばれる。

日中は暑いものの、朝夕はずいぶん涼しくなってきた、標高270mの志和町です。

しばらく記事が空いてしまい、メールの返信も遅い。。。。

すみません。いろいろと行事が続いておりました。

 

7月末、父親に面会できるというので、一晩だけ故郷和歌山に帰省。

8月7日(日)、北広島町八幡高原にて、親子昆虫採集会の講師。

NPO西中国山地自然史研究会の主催で、特別な許可を取って昆虫採集&観察を行いました。

 

北広島町八幡高原おーいの丘で、昆虫採集教室。
激減しているアキアカネが確認できた。ナツアカネもいた。
8/11シンポジウムに参加。

8月11日(木・祝日)西条・山と水の環境機構主催「SDGsから見た東広島の水環境」に事務方として参加。

3月に開催が決まった瞬間から、会場確保、予算、登壇者の調整、最後の片付け、決算まで、一通り関わったので、大変でしたが良い勉強になりました。

シンポジウムは盛況で、コロナ対策も怠らず、無事に終了することが出来ました。


七三農園は、仕事の7割が農業で、3割は環境の仕事、という意味なのですが、これで一旦、環境の仕事から離れ、有機農業に集中したいと考えています。


また8月23日(火)にRCCテレビの取材、8月24日(水)には「広島大学たおやかプログラム」からお声掛けいただき、ネパール、インド、アメリカから来日する大学生に向けた講話と農場見学を引き受けることに。

準備を急がなければ。まずは畑の草刈りから始めよう(笑)。

 

農作業では、暑さでくたびれ切った夏野菜の枝葉を整理したり、追肥や灌水で養生。

よく育った緑肥ソルゴーをハンマーナイフで粉砕、鋤き込み。

春野菜または昨冬野菜の片付け。

志和の有機農業仲間、「ふもとや」さん「百や」さん「七三農園」の3軒で協働栽培している「小糸種・在来青大豆」の管理。

順調に育っているので、10月には枝豆として、12月には大豆としてお出しできると思います。

今後は協働栽培分を増やしていこうか?と話しています。

夏野菜に追肥。写真はモロヘイヤ。
里芋にも追肥、水路から水を引いて灌水。
ミディトマトは例年通り8月中旬で終了しそう。
黒マルチを剥し、畑をリセット。これが一番大変です。
助っ人キン肉マン、T氏と一緒に喜びのポーズ。
有機仲間「百や」さん「ふもとや」さんと協働栽培の在来大豆は順調。
手作業で除草。機械で土寄せ。
▲本日8月13日(土)着の野菜セット
(1,800円・税込み・送料別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~8月13日(土)着分の「七三農園だより」より~

お盆時期の変更(休止・曜日・時間・送り先変更など)はお気軽にご連絡ください。

毎朝、ハグロトンボ数匹が庭で休み、アゲハチョウが草陰で眠っていて、昆虫たちもさすがに暑そうです。

強い日照のため、野菜の皮が全体に厚くなっています。薄く皮を剥くか、細かく刻んでお召し上がり下さい。

一方で朝露が少しずつ増えて、夏の終わりも感じられる今日この頃です。

今現在は、秋冬の土づくりと苗の準備、人間同様にクタビレた夏野菜の養生、里芋やショウガへの追肥などを行っています。

今しばらく同じような夏野菜が続きますが、どうぞご容赦ください。

コロナが増え、不安な時節ですが、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。

 

①モロヘイヤ:
良くすすいでください。野菜の王様と言われ、カロテン、ビタミンB群、カルシウムなどが豊富。水洗いして、茎ごと軽く塩ゆでし、たたき、おひたし、卵とじ、スープ、納豆に混ぜても美味。

②おくら:
βカロテン、ペクチン、カリウム、カルシウムが豊富な「エメラルド」という品種。夏バテ解消にピッタリなスーパー野菜です。軽く茹でて刻み、白ごま、塩昆布、海苔などで和え物、丼ぶり、天ぷら、煮びたしに。

③きゅうり:ごく普通のきゅうり「千羽」という品種。皮が少し硬め。塩で揉むか、縞剝きしてください。パリパリの歯ざわりが美味しく、酢の物、辛子漬け、生サラダ、浅漬け、中華炒めに。

④伏見甘長とうがらし:
京都の伝統野菜、辛くないとうがらし(稀に辛いものも有ります)。肉厚で軟らかく、素焼き、天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑤ミディトマト:酸味と甘みのバランスが良い「シンディスウィート」。水を制限しているため、皮は少し硬めです。生サラダ、炒め物、スープ、ラタトゥイユ、マリネに。意外とトマト味噌汁、グリルも美味しい。

⑥ピーマン:肉厚で美味しい「京ひかり」という品種。ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、スープ、肉詰め、チンジャオロース、夏野菜カレー、無限ピーマンにも。

⑦長茄子:トゲ注意!皮厚め!しっかり身の詰まった「白長茄子」。蒸し茄子がおすすめ。
炒め物、揚げナス、天ぷら、味噌汁、浅漬けも美味。
皮を剝いてラップで包み、レンジで4分間チンすると美味しい蒸しナスに。

⑧ミニかぼちゃ:縞模様がかわいい「プッチーニ」。皮が硬いのでご注意を。
5ミリ厚にスライスして、フライパンでじっくりソテーがおすすめ。
ワタをくり抜き、具を詰めてオーブンで焼くグラタン、焼き菓子にも。

⑨玉ねぎ(少量!):赤玉ねぎ。あまり日持ちがしないので、早めに食べ切ってください。
スライスして生サラダ、ピクルスがおすすめ。炒め物、煮物、カレー、スープ、サンドイッチにも。


※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。

<カンタンレシピ>

〇ただ野菜を焼くだけのグリル いろんな料理に飽きた方へ

①トマト、オクラ、カボチャ、ピーマン、玉ねぎなど、適当に一口大に切る。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、あればニンニクを加える。
③火の通りにくい順に入れて、じっくり焼き、味付けは塩のみでどうぞ。

〇美味しい玉子ピーマン 簡単でご飯に合います!

①ピーマンは種を取って、出来るだけ細く刻む。
②フライパンにごま油を熱し、あればニンニクを加えてピーマンを炒める。
③火が通ったら卵を割り入れて炒り、だし醬油を加えてお好みの硬さで仕上げる。

〇ネバねばねばねば丼ぶり  かんたんで栄養たっぷり。

①モロヘイヤは軽く茹でで、たたきにする。
②オクラは、よく洗って熱湯で1分間茹で、冷ましてから輪切りにする。
③炊き立てのご飯に、モロヘイヤ、オクラ、ひきわり納豆、メカブを乗せて、よく混ぜて出来上がり!新鮮な卵の黄身を載せると栄養アップです。

〇モロヘイヤのたたき  かんたんで栄養たっぷり。納豆に混ぜて。ご飯のお供に。

①モロヘイヤは葉から茎まで全部使います。水で良く洗い、熱湯で30秒くらい茹でる。
②ザルに取り、軽く絞って水気を切る。
③まな板に乗せて包丁で細かく叩き、粘りが出たら出来上がり。ポン酢、白だしなどお好みでどうぞ。納豆に混ぜても美味しい。

〇甘とうがらしの煮びたし(万願寺や伏見甘長)

京都のおばんざい風、もっともベーシックな食べ方です。冷えても美味しい。
①とうがらしのへたは取らずに、大きいものは縦半分に切る。
②フライパンに油を熱し、刻んだ油揚げと一緒に軽く炒める。
③和風だしをひたひたに加えて、くったりするまで煮る。
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!

〇イタリア・シチリア島の肉じゃが、夏野菜のカポナータ

トマトをベースにした夏野菜の煮込み料理。豚肉や鶏肉が合います。
酢が効いて、たくさん食べられます。冷えても美味しい。
①鶏もも肉、ナス、玉ねぎ、じゃがいも、インゲン豆などは大きめの一口大に切る。
②フライパンにオリーブ油を熱し、刻んだニンニクで香り付けする。
③鶏もも肉、野菜をしっかり炒め、半切りのトマトを加えて、20分ほど煮る。
④白ワイン、塩こしょう、あればショウガ、チリパウダーなどで味付けし、酢をしっかり効かせたら夏らしい爽やかな一品に仕上がります。パンやパスタに合わせてどうぞ。

〇炒め物にお酢を!

暑さが体力と食欲を奪う季節。我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。

休止や日時・頻度・送り先などの変更がありましたらお気軽にご連絡ください。
傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。

以上