令和4年、秋冬野菜の様子。

清々しい朝。
仕事終わりの夕日。
朝露がビーツの葉を濡らしている。

令和4年の秋は、穏やかで安定した晴れの日が続いています。

10月中旬以降は降水量が少なく、やや水不足となっていますが、志和町は霧の出る日が多く、朝露がしっかり葉を濡らしてくれています。

気の早いジョウビタキが庭に現れたり、渡りの途中のヨタカが畑から飛び出たり、生きものも賑やかです。


畑では、秋冬野菜の定植がかなり進みました。

まだ潤沢とは言えませんが、今週からサニーレタス、ロメインレタスが出て、来週からケール・ミックス、間引き大根などが出せそうです。

 

サニーレタス
ロメインレタス
ケール・ヴェルデ
ケール・ロッソ
カーボロ・ネロ
ニンジンは少な目。9月蒔きの大根は、ダイコンサルハムシにかなり喰われた。
10月上旬蒔きの大根は順調。
10月中旬蒔きの大根は、まだ小さい。
ビーツは、やっと太り始めた。
ブロッコリーは11月中下旬から出せそう。
キャベツは11月下旬から出せそう。
秋じゃがは11月末ごろから収穫。
9月上旬蒔きの白菜は、わずかに巻き始めた。12月から収穫か。
小糸種青大豆は、よく実っている。
小糸種青大豆。もう少し葉が枯れたら刈り取り、乾燥、脱穀、選別となる。
出荷は12月以降になりそう。味噌作りにどうぞ。
かつお菜は、まだ小さい。
菜の花は、年明けから収穫か。
ハウス内の春菊。12月から出荷。
1月、2月に向けて、ハウス内でも播種スタート。
育苗中の玉レタス、菜花、春キャベツ、長ネギなど。まだこれから葉物を追加する。
玉ねぎ苗は順調。畑の準備は今から急ぐ。
こぼれ種から生えた、名も無き菜っ葉。じつはこういうのがいちばん美味しい。

秋の定植まつりも、もうすぐ終わり。
これだけ定植しても、春まで十分に持つかどうか不安が残ります。
が、しかし、日々楽しく、やれるところまでやるだけなのです。

ところで、昔の農家はタネを採り継いで、すごく大切にしていました。
タネを採り継ぐほど、その土地に馴染んだ良い品種になり、ときに交換し合って、新しい血筋を入れ、さらに採り継いで行く。

私を含め、今の農家はほとんどのタネを購入しています。
この記事で示した野菜たちも、多くはF1種。しかも外国から輸入されたものが多い。
もしもタネの生産や輸入が止まったら、食べられる野菜は限定されてしまいます。
タネの問題は、根深く、悩ましいのです。続く。