令和5年11月上旬の野菜セットなど。


11月になっても26℃を超える夏日(11月2日)、2週間以上雨が降らないなど、おかしな天候が続いています。

11月6日、久しぶりに雨が降り(低気圧が南下して土砂降り)、その夜は台風のような強風(最大瞬間14.3m)が一晩中続くなど、なかなか荒れた天候になりました。

農家仲間から「白菜やレタスが塔立ちした」「大根が大きくなりすぎた」などの声が聞こえてきます。

七三農園では、いつもどおり、遅れに遅れて農作業を進めています。

11月6日、久しぶりの雨。しかも土砂降り。
11月6日夜から7日明け方にかけて一晩中強風が続く。
ロメインレタスがここまで大きくなった。
紅くるり大根(写真)、聖護院大根、紅心大根も育ってきた。
白菜も大きくなってきた。早いものは巻き始め。
ハウス栽培のインゲン豆は4番手が採れ始める。
協働栽培の小糸種在来青大豆は熟成度がまちまちで収穫時期に迷う。
玉ねぎ苗は小さめながら順調。
平戸ニンニクを1晩水に漬けてみた。
12時間後に根が出ていてびっくり。11月3日に定植。

11月1日、「ゆめまつり」を脱穀。

昨年より収量が1袋(約30kg)多い。

1反あたり6俵くらい。無施肥の自然栽培としてはまずまずの収量になりました。

新米の販売は、11月下旬になりそうです

 

11月1日、ゆめまつりを脱穀。
昨年より1袋多く、籾で7.5袋が収穫できた

「旭」の稲刈りがまだ終わっていない。

田植え直後の初期除草が出来なかったので、その代償としてテニスコート2枚分以上の面積をひたすら手除草。

来年の課題は明白。

「旭」の除草に苦戦する。

10月28日(土)、毎年恒例の七三農園オープンデイ。

広島市内のベジモ有機農業スクールの生徒さん、講師の方々が視察に来られました。

まずは座学でタネのお話しと簡単なワークショップ。

七三農園で実際に使っているタネの袋を並べ、参加者15人がランダムに10枚をピックアップ。

そして、タネ袋の裏側に記載してある「PVP品種登録マーク」(Plant Variety Protection)の見方と「種苗法」の説明。

さらに、品種と原産地を読み取り、このタネがどこから来ているか、板書して説明。

その結果、ピックアップした「33品目」(品種数ではない)のうち、EU諸国産が32品種といちばん多く、次いで日本産が23品種、北米が21品種、タイが19品種、南米が16品種、中国が11品種、などとなりました。

サンプル数が150で、正確に品種や地域を区別したわけではないのですが、水菜や九条ネギ、赤ひげネギなど、いかにも日本らしい野菜でさえも、海外のタネに依存しているかが理解していただけたかと思います。

さらにしつこく「種苗法」の順守事項の説明固定種の販売先紹介自家採取の大切さ、などをお話しさせていただきました。

それから畑を巡り、家庭菜園に役立つような説明をさせて頂きました。

 

ワークショップ「タネはどこから来たの?」

10月28日の夜は「東広島市芸術文化ホールくらら」で行われた「井上正康」先生(大阪市立大学名誉教授)の講演会に参加。

レプリコン型ワクチンの特徴エクソソーム由来の伝播いわゆるシェディングさまざまな臓器に蓄積するスパイクたんぱくスパイクたんぱくの分解促進と免疫力を高める食品、など、聞きたかったことがすべて聞けました。難しかったけど。

12月10日(日)には広島県健康福祉センターで行われるトークライブ「新型コロナとの向き合い方!!」(藤江成光氏・宮沢孝幸氏)に参加しようと思います。

https://forms.gle/oyxgigXZgJ8w6nVw8

さて、年内の播種は11月15日くらいまでで来春4月までの勝負が決まります。

まだいろいろ忙しいですが、楽しく仕事をしたいと思います。


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令和5年11月4日(土)着の野菜セット
1,800円(送料・クール料金別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~11月4日(水)着分の七三農園たよりより~

11月に入っても26℃という夏日、雨もまったく降らず、害虫も多いという厳しい状況が続いています。

それでも彼岸花の葉が青々と伸び、畑には冬鳥のジョウビタキがやってきました。

稲刈りは半分が済み、今週末で完了。新米の販売は11月下旬ごろになりそうです。

野菜は未だに不安定で、当分のあいだ綱渡り状態が続きまずが、来週からサツマイモ(少量)がお出しできそうです。

寒暖差が身体に堪える時節ですが、新鮮野菜を食べて健康にお過ごしください。

①葉大根:
宮重大根のまびき菜です。ビタミン、鉄分、カロテンが豊富。おひたし、炒め物、味噌汁、浅漬けに。ごま油で炒めて、しょうゆ、おかか、じゃこと合わせてごはんのお供に。刻んだ葉を炊き込んで大根菜飯に。

②葉大根:
紅くるり、聖護院のまびき菜です。ビタミン、鉄分、カロテンが豊富。おひたし、炒め物、味噌汁、浅漬けに。根は千切りで、紅白の生サラダ、ピクルスに。葉は刻んでナムル、炒め物、塩こんぶもみ、浅漬けに。

⑧サニーレタス:
虫に注意!ふんわり柔らかいレッドファイヤーという品種。生サラダが定番ですが、マリネ、炒め物、スープ、ナムル、卵とじ、パスタにも。意外と味噌汁、焼き飯にも合います。

④インゲン豆:
硬め!スジの無い食べやすい品種。カルシウム、カリウム、βカロテン、アスパラギン酸が豊富。ヘタを取って軽く茹で、温サラダ、ごま和え、ツナ和え、味噌汁、煮物、炒め物、天ぷら、かき揚げに。

⑤ロメインレタス:
硬め!シーザーサラダのレタスです。硬いので、ざっくり刻んで炒め物、スープ、味噌汁、卵とじ、パスタの具に。ナムルにも合います。内側の柔かい葉でレタス鍋に。

⑥にんじん:
「百や」(ももや)さんからの一品。βカロテン、カリウムが豊富。炒め物、煮物、カレーやシチューの具、生サラダ、ピクルスに。葉は柔らかい部分を細かく刻んで炒め、おかか醤油和えに。

⑦ピーマン:
硬め!肉厚で美味しい「京波」という品種。ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、スープ、肉詰め、チンジャオロース、夏野菜カレー、無限ピーマンにも。

⑧しょうが:
少量!抗菌作用、新陳代謝を高める効能あり。香りづけに幅広く使えます。ピクルス、甘酢漬け、炊き込みご飯がおススメ。擦り下ろして冷奴の薬味、しょうが焼き、甘酒、発酵しょうがにも。

※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。
※黄砂や砂埃がついていますので、ぬるま湯でよく洗ってからお召し上がりください。
※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。

<カンタンレシピ>
〇ロメインレタスとベーコンのマヨ炒め

①ロメインレタス、ベーコン(またはソーセージ、豚肉)は一口大に切る。
②フライパンにマヨネーズを入れて熱し、①を炒める。
③しんなりしたら、マヨネーズを少量追加する。お好みで、玉ねぎ、しめじ、インゲン豆も加えても美味。

〇ニンジン葉のキーマカレー

ビタミンA、鉄分、カルシウムを豊富に含むニンジン葉を有効活用!
①ニンジン葉はよく洗って、出来るだけ細かくみじん切りにする。
②玉ねぎのみじん切り、合挽きミンチをフライパンでじっくり炒め、そこにニンジン葉を投入し、さらにじっくり炒める。
③水、スープの素などを加え、市販のカレールウを加えて、じっくり炒め煮する。トマトジュースを加えても美味しい。
④ふつうのカレーより少な目の水加減になったら出来上がり!

〇ピーマンの丸ごとホイル焼き 甘長とうがらしにも合います。

①ピーマンは丸ごとホイルで包む(複数個の場合はホイル2枚を重ね合わせて容器にする)。
②両面焼けるグリルで6、7分。オーブントースターなら10~12分焼く。
③少し焦げ目が付くまで余熱でしっかり火を通す。ポン酢、かつお節を加えて出来上がり!

〇身体が温まる!しょうがごはん

しょうがは加熱するとショウガオールという成分が生じ、血行を促進し、身体を温めます。①しょうがはマッチ棒の太さに千切りする。
②お米を研ぎ、米1合に対し、しょうがは親指くらいの分量を加え、通常の水加減で炊飯。
③お好みで、炊飯前に出汁醤油、鶏ひき肉などを加えても美味です。
※しょうがの茎は、玄関に置いたり、お風呂に浮かべて香りをお楽しみください。

〇発酵しょうが 万能な薬味。冷蔵庫で半年保存出来ます。

①しょうがは水洗いして、水気を取り、皮ごと摺りおろし(みじん切りもOK)にする。
②煮沸消毒した保存瓶を用意する。
③瓶にしょうがを押し込んで、空気が入らないようにラップで中蓋をして密閉する。
④冷蔵庫で2週間置いて(その間、開けないこと!)出来上がり!


以上です。