令和4(2022)年7月下旬の野菜セット。
雲は夏を帯びて、暑い日が続いています。
夕方には、ヒグラシ、アブラゼミ、クマゼミが一斉に鳴き、草刈機の爆音と競い合っているようです。
今年はアオクサカメムシが大発生し、夏野菜に傷をつけて困っています。
オクラの花が次々と咲いては枯れ、甘とうがらしの花には毎朝セイヨウミツバチが吸蜜に訪れます。
6月に蒔いた緑肥ソルゴーは大きく育ち、鋤き込みを待つばかり。
畑では、ひたすら草刈り、ハンマーナイフでの粉砕、株元の除草。
草と落ち葉で土をつくり、自家製ぼかし肥料を施し、自分に出来ることをやったら、あとは自然に任せ、なるようになるだけ。
仕事は間に合わず、疲労は蓄積し、焦ってばかり。
また経費の増大がボディーブローのようにじわじわと効いてきています。
ここで一句。「消費税、10の重みが、遅れ効く」
とは言え、総体的に見れば充実した、とても良い夏になっていると感じています。
~7月27日(水)着分の「七三農園だより」より~
お盆時期の変更(休止・曜日・時間・送り先変更など)はお気軽にご連絡ください。
長雨、晴天、長雨、晴天と繰り返し、落ち着かない日が続いています。
厳しい暑さで野菜も人間も少しクタビレ気味ですが、田畑の雑草、セミやキリギリス、シカやイノシシはいよいよ元気に夏を満喫しているようです。
夕方、蝉しぐれを聴きながら、それでも良い夏だなとしみじみ感じています。
今しばらく同じような夏野菜が続きますが、どうぞご容赦ください。
屋内でも熱中症が心配な時節ですが、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。
①モロヘイヤ:
良くすすいでください。野菜の王様と言われ、カロテン、ビタミンB群、カルシウムなどが豊富。水洗いして、茎ごと軽く塩ゆでし、たたき、おひたし、卵とじ、スープ、納豆に混ぜても美味。
②おくら:
βカロテン、ペクチン、カリウム、カルシウムが豊富な「エメラルド」という品種。夏バテ解消にピッタリなスーパー野菜です。軽く茹でて刻み、白ごま、塩昆布、海苔などで和え物、丼ぶり、天ぷら、煮びたしに。
③伏見甘長とうがらし:
京都の伝統野菜、辛くないとうがらし(稀に辛いものも有ります)。肉厚で軟らかく、素焼き、天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。
④ミディトマト:
酸味と甘みのバランスが良い「シンディスウィート」。水を制限しているため、皮は少し硬めです。生サラダ、炒め物、スープ、ラタトゥイユ、マリネに。意外とトマト味噌汁、グリルも美味しい。
⑤フルーツパプリカ:
生でも食べられる甘くて可愛いミニパプリカ。刻んで生サラダ、マリネ、ピクルス、肉詰めに。チャーハンやピラフに入れると甘くて美味しい。夏野菜カレーにも。
⑥長茄子:
トゲ注意!しっかり身の詰まった「白長茄子」。蒸し茄子がおすすめ。炒め物、揚げナス、天ぷら、味噌汁、浅漬けも美味。皮を剝いてラップで包み、レンジで4分間チンすると美味しい蒸しナスになります。
⑦玉ねぎ:
赤玉ねぎ。あまり日持ちがしないので、早めに食べ切ってください。スライスして生サラダ、ピクルスがおすすめ。炒め物、煮物、カレー、スープ、サンドイッチにも。
⑧じゃがいも:
ほくほくで優しい甘さの「にしゆたか」。どんな料理にも合います。煮崩れしにくく、炒め物、カレー、スープ、味噌汁、ポテサラにぴったり。グリルやガーリックポテト、グラタンも美味です。
※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。
<カンタンレシピ>
〇ネバねばねばねば丼ぶり かんたんで栄養たっぷり。
①モロヘイヤは軽く茹でで、たたきにする。
②オクラは、よく洗って熱湯で1分間茹で、冷ましてから輪切りにする。
③炊き立てのご飯に、モロヘイヤ、オクラ、ひきわり納豆、メカブを乗せて、よく混ぜて出来上がり!新鮮な卵の黄身を載せると栄養アップです。
〇モロヘイヤのたたき かんたんで栄養たっぷり。納豆に混ぜて。ご飯のお供に。
①モロヘイヤは葉から茎まで全部使います。水で良く洗い、熱湯で30秒くらい茹でる。
②ザルに取り、軽く絞って水気を切る。
③まな板に乗せて包丁で細かく叩き、粘りが出たら出来上がり。ポン酢、白だしなどお好みでどうぞ。納豆に混ぜても美味しい。
〇甘とうがらしの煮びたし(万願寺や伏見甘長)
京都のおばんざい風、もっともベーシックな食べ方です。冷えても美味しい。
①とうがらしのへたは取らずに、大きいものは縦半分に切る。
②フライパンに油を熱し、刻んだ油揚げと一緒に軽く炒める。
③和風だしをひたひたに加えて、くったりするまで煮る。
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!
〇イタリア・シチリア島の肉じゃが、夏野菜のカポナータ
トマトをベースにした夏野菜の煮込み料理。豚肉や鶏肉が合います。
酢が効いて、たくさん食べられます。冷えても美味しい。
①鶏もも肉、ナス、玉ねぎ、じゃがいも、インゲン豆などは大きめの一口大に切る。
②フライパンにオリーブ油を熱し、刻んだニンニクで香り付けする。
③鶏もも肉、野菜をしっかり炒め、半切りのトマトを加えて、20分ほど煮る。
④白ワイン、塩こしょう、あればショウガ、チリパウダーなどで味付けし、酢をしっかり効かせたら夏らしい爽やかな一品に仕上がります。パンやパスタに合わせてどうぞ。
〇炒め物にお酢を!
暑さが体力と食欲を奪う季節。我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。
休止や日時・頻度・送り先などの変更がありましたらお気軽にご連絡ください。
傷みや不具合がありましたら、お手数ですがご一報ください。
以上