令和4年、秋冬野菜の様子。
令和4年の秋は、穏やかで安定した晴れの日が続いています。
10月中旬以降は降水量が少なく、やや水不足となっていますが、志和町は霧の出る日が多く、朝露がしっかり葉を濡らしてくれています。
気の早いジョウビタキが庭に現れたり、渡りの途中のヨタカが畑から飛び出たり、生きものも賑やかです。
畑では、秋冬野菜の定植がかなり進みました。
まだ潤沢とは言えませんが、今週からサニーレタス、ロメインレタスが出て、来週からケール・ミックス、間引き大根などが出せそうです。
秋の定植まつりも、もうすぐ終わり。
これだけ定植しても、春まで十分に持つかどうか不安が残ります。
が、しかし、日々楽しく、やれるところまでやるだけなのです。
ところで、昔の農家はタネを採り継いで、すごく大切にしていました。
タネを採り継ぐほど、その土地に馴染んだ良い品種になり、ときに交換し合って、新しい血筋を入れ、さらに採り継いで行く。
私を含め、今の農家はほとんどのタネを購入しています。
この記事で示した野菜たちも、多くはF1種。しかも外国から輸入されたものが多い。
もしもタネの生産や輸入が止まったら、食べられる野菜は限定されてしまいます。
タネの問題は、根深く、悩ましいのです。続く。