令和6年8月下旬の野菜セット。野菜が枯れて行く。

まずはお知らせから。

【お詫び】令和6年8月、9月は新規のご注文を停止させていただきます

ご新規のお客様は、令和6年10月ごろから承る予定です

また、現在お届け中のお客様も、出荷が急にストップする可能性があります

何卒ご容赦をお願い致します。

本日令和6年8月25日(日)の夜明け
日没が早くなり、労働時間が短くなってきた


2023年は世界的な酷暑と言われましたが、2024年も同等かそれ以上の酷暑に見舞われています。

東北では大雨洪水による大被害が出て、それ以西では深刻な水不足。

8月末に襲来する台風10号がさらに追い打ちを掛けそうです。


屋外に出るのも躊躇われるような酷暑の中、ポンプで野菜たちに水を与え続けています。

ふつう夏野菜は元気に育ち、あまり手が掛からず次々と収穫できるのが特徴なのですが、昨年今年ともに生きさせるのが精一杯という感じです。

それでもピーマンや甘長とうがらしが次々と枯れて行きます。

夏野菜の養生と延命だけに時間が取られ、秋冬作の準備が遅れに遅れています。

山からの湧水を利用してハウス内に潅水する
ハウス内はハスくちで潅水
露地では畝間に水を流し込む
養生に手間を掛けても、野菜は突然枯れ始める

2023年の反省から、干ばつに対処できるように準備を進めてきたおかげで全滅は免れていますが、この暑さで人間の体力が限界を迎えています。

来年は「水冷服」を導入しよう。

また少量の水で効果が上がる「点滴潅水」を導入しよう。

8月22日の「処暑」以降は朝夕が少し涼しくなってきたので、今から挽回に入ります。

水稲「ゆめまつり」が開花しました
稲の花
協働栽培の「小糸種在来青大豆」は今のところ順調
秋冬畑の緑肥セスバニア、ソルゴーも順調。そろそろ粉砕しなければ。
わずか2週間でトラクターが草に埋もれる。大気中からのPM2.5降下物が効いているに違いない。


もうひとつ【お詫び】です。

過去のブログ記事(2013年8月29日)の中で「モロヘイヤの粘りの正体はムチン」と書いたのは間違いのようでした

植物に含まれるネバネバ成分を「ムチン」と呼ぶのは間違っており、それは動物から分泌されるものだけに適用される、という啓発活動をされている方から連絡を頂きました

私は2013年当時、公的機関が監修した栄養成分表から引用したような記憶がありますが、それは間違いだったようで、近年では訂正されているようです

【参考】ムチン奇譚:我が国における誤った名称の起源(丑田公規,2019)生物工学,第97巻,第1号:48-49.

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令和6年8月24日(土)着の野菜セット
1,800円(送料・クール料金別)
有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~8月24日(土)着分の七三農園たよりより~

※強い紫外線から身を守るため、野菜たちの皮が硬くなっています。縞剥きにするか細かく刻んで調理してくださいm(,_,)m

8月22日は二十四節気の「処暑」。日中の暑さは残りますが、朝夕が涼しくなり始める時節です。

昼間は35℃になりますが、ツクツクボウシやエンマコオロギが鳴き始め、秋の気配を感じます。

さて来週は台風10号が日本列島を襲う予報になっていて対策に追われます。皆様の地域でもどうかご用心ください。

屋内でも熱中症が心配な時期ですが、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。

①青シソ:
βカロテン、ビタミンB、E、K、ミネラル類が豊富、抗菌・防腐効果も高い健康野菜。細く刻んでそうめんや刺身の薬味に。納豆や梅干しと和えて、ご飯のお供に。刻んだ状態で冷凍すれば長持ちします。

②かぼちゃ(カット):
早めにワタを取ってください。グラッセという品種。ビタミン類、βカロテン、カリウム、食物繊維が豊富。煮物、かぼちゃご飯、じっくりソテーがおススメ。天ぷら、ポタージュ、グラタン、コロッケ、プリン、焼き菓子にも。

③空芯菜:
硬め!真夏のスタミナ野菜。βカロテン、ビタミンB類、鉄分、マグネシウム、葉酸が豊富。水洗いして2センチに刻み、ゴマ油とニンニクを熱して野菜炒め、卵とじに。中華だしやナンプラーでどうぞ。

④サンマルツァーノ:
ごく少量!縦長・異形の加熱調理用トマト。皮つきで縦に四つ切りし、オリーブオイルとニンニクでじっくり炒め、塩胡椒でどうぞ。湯剝きして炒めるとトマトソースに。夏野菜カレーもおすすめ。

⑤甘長とうがらし:
辛くないとうがらし。そのままじっくり素焼きがおすすめです。佃煮、天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑥ピーマン:
肉厚で美味しい「京波」という品種。ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、スープ、肉詰め、チンジャオロース、夏野菜カレー、無限ピーマンにも。

⑦ナス:
ヘタのトゲに注意!ふんわり柔らかい「ふわとろ」という品種。皮に含まれるナスニン色素が抗酸化力を持ちます。皮ごとまたは縞剥きにして、焼きナス、揚げナス、煮びたし、天ぷら、麻婆茄子、浅漬けに。

⑧フルーツパプリカ:
生でも食べられる甘くて可愛いミニパプリカ。刻んで生サラダ、マリネ、ピクルス、肉詰めに。チャーハンやピラフにも合います。夏野菜カレーにも。

※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。
※黄砂や砂埃がついていますので、ぬるま湯でよく洗ってからお召し上がりください。
※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。

<カンタンレシピ>

〇青シソの醤油づけ カンタンでご飯のお供にぴったり。

①シソの葉を茎から切り取り、ざっと水洗いし、水気をふき取る。
②だし醬油、みりんを適量混ぜて、つけ汁とする。
③シソとつけ汁をジップロックなど密閉容器に入れて、冷蔵庫で2時間寝かせて完成。

〇はんぺん青しそチーズバーグ お弁当のおかずに。

①千切りのシソ、はんぺん1枚、ピザチーズ適量、片栗粉小さじ1、サラダ油小さじ1をボウルで良くこねて、ハンバーグの形に整形する。
②フライパンにサラダ油を熱し、弱火で両面がきつね色になるまで焼いて出来上がり!

〇空芯菜の炒め物

①空芯菜は水洗いして、5センチの長さに切りそろえる。もやしを洗い、水切りしておく。
②フライパンにごま油を熱し、豚こま肉、もやし、空芯菜を炒める。
③ナンプラー、和風だし、中華だしなど味付けはお好みで。
④お皿に盛り、小ねぎを散らして出来上がり!

〇甘とうがらしの佃煮(万願寺や伏見甘長、ピーマンにも合います)
京都のおばんざい風、冷蔵庫に入れて常備菜に。ご飯のお供に。

①とうがらしのへたを切り落とし、1センチ幅に輪切りする。
②フライパンにゴマ油を熱し中火で炒め、醤油、酒、砂糖を適量加えて煮る。
③よく火が通ったらかつお節と白ごまを加えて出来上がり!
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!

〇ピーマンの丸ごとホイル焼き 甘長とうがらしにも合います。

①ピーマンは丸ごとホイルで包む(複数個の場合はホイル2枚を重ね合わせて容器にする)。
②両面焼けるグリルで6、7分。オーブントースターなら10~12分焼く。
③少し焦げ目が付くまで余熱でしっかり火を通す。ポン酢、かつお節を加えて出来上がり!

〇無限ピーマン(いくらでも無限に食べられる!)ビールのお供に、お弁当にも。

①ピーマン(パプリカ)は細切りにする。
②耐熱容器にツナとピーマンを入れ、ラップをしてレンジで2,3分加熱。
③ごま油、黒コショウ、和風だしまたは鶏がらスープを加えて和えるだけ。
(ふつうにフライパンにごま油とニンニクでじっくり炒めて卵とじも美味しい。)

〇茄子のさっぱり煮

①茄子は皮を剥いて、5ミリの厚さに短冊切り。
②フライパンに、だし?油を暖め、豚こま、青茄子、エノキ、とうふなどを煮る。
③肉に火が通ったら火を止めて、ポン酢、白ごまを加えて出来上がり!

〇炒め物にお酢を!

暑さが体力と食欲を奪う季節。我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。

以上です。