令和6年7月中旬の野菜セット。学校給食に野菜を納品。

1週間の出荷休止を経て、本日、令和6年7月17日(水)着分の野菜セットから再開することが出来ました。

今しばらく綱渡りのような状態が続くと思いますが、気を抜かずに真夏や秋冬に備えたいと思います。

 

本ブログには詳しく書いておりませんが、今年は東広島市で有機野菜を学校給食に提供する試みが行われています。

関係者と協議をする中で、各立場での考えや、農家として必要なことが少しずつ見えてきたように思います。

この取り組みが継続され、すそ野が広がって行くことを願いますし、自分もそのように動いて行こうと思います。

有機JAS認証グループ志和Organicラボ.
百や(ももや)さん(左)と一緒にじゃがいも、赤玉ねぎをJA志和アグリセンターに納品。
令和6年7月17日(水)着の野菜セット 1,800円(送料・クール料金別) 有機JAS認証取得(OCC119-015 志和Organicラボ.)

~7月17日(水)着分の七三農園たよりより~

先週1週間は出荷を休ませていただき、皆様には大変ご不便をお掛けしました。

7月に休止したのは初めてでしたが、その間に長雨で弱った野菜たちを癒すことが出来ました。

里山ではニイニイゼミとヒグラシが鳴き始め、そろそろ梅雨明けで夏本番になりそうです。

野菜たちが弱らないようにしっかり手当をしていきたいと思います。

屋内でも熱中症が心配な時期ですが、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。

①モロヘイヤ:
野菜の王様と言われ、カロテン、ビタミンB群、カルシウムなどが豊富。
水洗いして、茎ごと軽く茹でて、たたき、おひたし、卵とじ、スープ、チヂミの具に。納豆と混ぜても美味。

②ミディトマト:
酸味と甘みのバランスが良い「シンディスウィート」。
水を制限しているため、皮は少し硬めです。
生サラダ、炒め物、スープ、ラタトゥイユ、マリネに。意外とトマト味噌汁、グリルも美味しい。

③黒長ナス:
ふんわり柔らかい「ふわとろ」という品種。
焼きナス、揚げナス、煮びたし、天ぷら、麻婆茄子、味噌汁、浅漬けにぴったり。

④万願寺とうがらし:
辛くないとうがらし。そのままじっくり素焼きがおすすめです。
天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。

⑤ピーマン:
肉厚で美味しい「京波」という品種。
ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、スープ、肉詰め、チンジャオロース、夏野菜カレー、無限ピーマンにも。

⑥フルーツパプリカ:
生でも食べられる甘くて可愛いミニパプリカ。
刻んで生サラダ、マリネ、ピクルス、肉詰めに。チャーハンやピラフにも合います。夏野菜カレーにも。

⑦赤玉ねぎ:
色鮮やかな新玉ねぎ。抗酸化作用、血行促進、ビタミンB1の吸収を助ける塩化アリルが豊富。
生サラダはもちろん、スープ、味噌汁、炒め物、ピクルス、刻んでオイル漬けにも。あまり日持ちがしないので、早めに食べ切ってください。

⑧じゃがいも:
皮も実も紫色の美しい「シャドウクイーン」という品種。
アントシアニンを豊富に含み、ほくほくで素直な味です。
色味を活かしてビシソワーズ(冷製スープ)、チップス、ポテトサラダに。

※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。
※黄砂や砂埃がついていますので、ぬるま湯でよく洗ってからお召し上がりください。
※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。

<カンタンレシピ>

〇モロヘイヤのたたき  かんたんで栄養たっぷり。納豆に混ぜて。ご飯のお供に。

①モロヘイヤは葉から茎まで全部使います。水で良く洗い、熱湯で30秒くらい茹でる。
②ザルに取り、軽く絞って水気を切る。
③まな板に乗せて包丁で細かく叩き、粘りが出たら出来上がり。ポン酢、白だしなどお好みでどうぞ。納豆に混ぜても美味しい。
※花と若い実がついていますが、そのまま食べても大丈夫です。気になる方は、お手数ですが切り取ってください。

〇甘とうがらしの煮びたし(万願寺や伏見甘長)
京都のおばんざい風、もっともベーシックな食べ方です。冷えても美味しい。

①とうがらしのへたは取らずに、大きいものは縦半分に切る。
②フライパンに油を熱し、刻んだ油揚げと一緒に軽く炒める。
③和風だしをひたひたに加えて、くったりするまで煮る。
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!

〇なんでも美味しいガレット じゃがいも、ズッキーニ

①じゃがいも(ズッキーニ)は水洗いして、皮つきのまま細切りにする。
②ボウルにじゃがいも、薄力粉(そば粉でも)と塩コショウ、粉チーズを加える。
③フライパンに多めのオリーブオイルを垂らして加熱する。
④フライパンで両面をじっくり焼いて出来上がり!
⑤お好みで、ケチャップやマヨネーズで味付けしても美味です。

〇じゃがいものビシソワーズ(冷製スープ)

①玉ねぎをみじん切りにして、バターを溶かしたフライパンで炒める。
②じゃがいもは皮をむいて、小さく切り、一緒に炒める。
③しっかり火が通ったら、顆粒コンソメと塩コショウで味を調える。
④ブレンダーまたはミキサーに掛けて、トロトロに仕上げる。
⑤冷蔵庫で冷やし、刻んだ小ネギかパセリをかけてお召し上がりください。

〇西洋の肉じゃが、夏野菜の煮物

トマトをベースにした夏野菜の煮込み料理にはラタトゥイユ(フランス料理)とカポナータ(イタリア料理)があります。ラタトゥイユはズッキーニを、カポナータはナスの素揚げを使います。酢が効いて、たくさん食べられます。冷えても美味しい。
①ナスまたはズッキーニ、玉ねぎ、じゃがいも、インゲン豆などは大きめの一口大に切る。
②フライパンにオリーブ油を熱し、刻んだニンニクで香り付けする。
③野菜をしっかり炒め、トマトを加えて、20分ほど煮る。
④白ワイン、塩こしょう、あればショウガ、チリパウダーなどで味付けし、酢をしっかり効かせたら夏らしい爽やかな一品に仕上がります。パンやパスタに合わせてどうぞ。

以上です。