令和6年7月下旬の野菜セット。
7月24日の早朝に大雨警報の雨が降って以降、恐ろしく暑い日が続いています。
東海地方では40℃の予報も出されています。
少量多品目栽培の典型的な有機農家の場合、7月下旬から10月下旬までが一年でもっとも忙しい時期になります。
春野菜の片づけ
夏野菜の養生
水田の除草
畔草刈り
秋冬野菜のタネと資材の手配
緑肥と土づくり
播種と苗づくり
農作業いろいろ詰め合わせセットのような様相になります(笑)。
厳しい暑さが続きそうですが、就寝前に黒酢のソーダ割りを、朝には黒糖甘酒を飲んで、何とか乗り切って行きたいと思います。
今年も「小糸種在来青大豆」(志和での自家採種3年目)を栽培。
メンバーは「ふもとや」さん、「百や」さん、オブザーバーで「自然農園マーシュカの丘」さん。
ただし、播種は1か月遅れの7月20日。
播種直後に予期せぬ大雨が降りましたが、何とか発芽が揃いました。
~7月31日(水)着分の七三農園たよりより~
※お盆時期の休止や変更がありましたら、お気軽にご連絡ください。
※強い紫外線から身を守るため、野菜たちの皮が硬くなっています。
縞剥きにするか細かく刻んで調理してくださいm(,_,)m。
里山ではセミやキリギリスが賑やかに鳴き始め、いよいよ夏本番になりました。
これからは夏野菜の養生と秋冬野菜の準備で、一年でいちばん忙しい時期に突入します。
黒酢と黒糖甘酒で夏を乗り切りたいと思います。
屋内でも熱中症が心配な時期ですが、新鮮野菜を食べて健やかにお過ごしください。
①ピーマン:
肉厚で美味しい「京波」という品種。ビタミンA、C、P、カロテンが豊富。加熱してもビタミンが壊れにくいので、炒め物、スープ、肉詰め、チンジャオロース、夏野菜カレー、無限ピーマンにも。
②おくら:
βカロテン、ペクチン、カリウム、カルシウムが豊富な「青」と「白」のミックス。夏バテ解消にピッタリなスーパー野菜。軽く茹でて刻み、白ごま、塩昆布、海苔などで和え物、天ぷら、煮びたし、素焼きに。
③ミディトマト:
味薄い!酸味と甘みのバランスが良い「シンディスウィート」。水を制限しているため、皮は少し硬めです。生サラダ、炒め物、スープ、ラタトゥイユ、マリネに。意外とトマト味噌汁、グリルも美味しい。
④ナス:
ヘタのトゲに注意!ふんわり柔らかい「ふわとろ」という品種。皮に含まれるナスニン色素が抗酸化力を持ちます。皮ごとまたは縞剥きにして、焼きナス、揚げナス、煮びたし、天ぷら、麻婆茄子、浅漬けに。
⑤万願寺とうがらし:
辛くないとうがらし。そのままじっくり素焼きがおすすめです。佃煮、天ぷら、炒め物、煮びたし、焼きびたしなど和風料理、夏野菜カレー、ラタトゥイユにも合います。
⑥フルーツパプリカ:
生でも食べられる甘くて可愛いミニパプリカ。刻んで生サラダ、マリネ、ピクルス、肉詰めに。チャーハンやピラフにも合います。夏野菜カレーにも。
⑦赤玉ねぎ:
色鮮やかな新玉ねぎ。抗酸化作用、血行促進、ビタミンB1の吸収を助ける塩化アリルが豊富。生サラダはもちろん、スープ、味噌汁、炒め物、ピクルス、刻んでオイル漬けにも。あまり日持ちがしないので、早めに食べ切ってください。
⑧じゃがいも:
皮も実も紫色の美しい「シャドウクイーン」という品種。アントシアニンを豊富に含み、ほくほくで素直な味です。
色味を活かしてビシソワーズ(冷製スープ)、チップス、ポテトサラダに。
※野菜の番号は、早く食べて頂きたい順番に並べています。
※黄砂や砂埃がついていますので、ぬるま湯でよく洗ってからお召し上がりください。
※葉野菜がしんなりしていたら、ボウルに水を張り一晩漬けておくとしっかり回復します。
<カンタンレシピ>
〇甘とうがらしの佃煮(万願寺や伏見甘長、ピーマンにも合います)
京都のおばんざい風、冷蔵庫に入れて常備菜に。ご飯のお供に。
①とうがらしのへたを切り落とし、1センチ幅に輪切りする。
②フライパンにゴマ油を熱し中火で炒め、醤油、酒、砂糖を適量加えて煮る。
③よく火が通ったらかつお節と白ごまを加えて出来上がり!
④器に盛り、じゃこやかつおぶしを振りかけて出来上がり!
〇なんでも美味しいガレット(改良版) じゃがいも、ズッキーニ
①じゃがいも(ズッキーニ)は水洗いして、皮つきのまま細切りにする。
②耐熱皿にジャガイモを並べ、オーブントースターで軽くコゲ目が付くまで加熱する。
③いちど取り出して、オリーブオイルを軽く回しかけ、ピザ用チーズを掛ける。
④再びトースターに入れて、3分くらい過熱して出来上がり!
⑤お好みで、ケチャップやマヨネーズで味付けしても美味です。
〇じゃがいものビシソワーズ(冷製スープ)
①玉ねぎをみじん切りにして、バターを溶かしたフライパンで炒める。
②じゃがいもは皮をむいて、小さく切り、一緒に炒める。
③しっかり火が通ったら、顆粒コンソメと塩コショウで味を調える。
④ブレンダーまたはミキサーに掛けて、トロトロに仕上げる。
⑤冷蔵庫で冷やし、刻んだ小ネギかパセリをかけてお召し上がりください。
〇西洋の肉じゃが、夏野菜の煮物
トマトをベースにした夏野菜の煮込み料理にはラタトゥイユ(フランス料理)とカポナータ(イタリア料理)があります。ラタトゥイユはズッキーニを、カポナータはナスの素揚げを使います。酢が効いて、たくさん食べられます。冷えても美味しい。
①ナスまたはズッキーニ、玉ねぎ、じゃがいも、インゲン豆などは大きめの一口大に切る。
②フライパンにオリーブ油を熱し、刻んだニンニクで香り付けする。
③野菜をしっかり炒め、トマトを加えて、20分ほど煮る。
④白ワイン、塩こしょう、あればショウガ、チリパウダーなどで味付けし、酢をしっかり効かせたら夏らしい爽やかな一品に仕上がります。パンやパスタに合わせてどうぞ。
〇茄子のさっぱり煮
①茄子は皮を剥いて、5ミリの厚さに短冊切り。
②フライパンに、だし醬油を暖め、豚こま、青茄子、エノキ、とうふなどを煮る。
③肉に火が通ったら火を止めて、ポン酢、白ごまを加えて出来上がり!
〇炒め物にお酢を!
暑さが体力と食欲を奪う季節。我が家では、炒め物の最後にしっかりお酢を効かせて、さっぱり甘酸っぱく仕上げています。食欲が進み、コクも出て、疲労回復にも効きそうです。
以上です。