【お詫び】野菜セット再開ならず。

いつも野菜セットをご購入いただいている皆様へ

10月12日より出荷を停止している旬の野菜セットですが、本日11月2日現在も再開の目処が立っておりません

端的に言えば「野菜が育っていない」「またすぐに途切れる可能性が高い」状態が続いています。

7品目以上の野菜が「安定的」に収穫できるようになった時点で再開と考えておりますが、それがいつになるか明確ではありません。

再開のめどが立ちましたら、出来るだけ早く電話、メール、ホームページ、インスタグラムなどでお知らせします。

誠に申し訳ございませんが、何卒ご容赦のほど宜しくお願いします。

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本日、令和6年11月2日(土)は前日からの雨が続いています。

台湾から中国沿岸部に上陸した台風21号が温帯低気圧に変わり、九州から上陸して本州を通過するコース。

志和町では朝から大雨と強い風で、川が濁流になっています。

また天日干しを行っている田んぼは、すっかり水浸しになっています。

11/1未明からの大雨で川が溢れる
田んぼも水浸しに


今週撮影した野菜の様子です。

★さつまいもは残念ながら収穫ゼロとなりました。深い反省と来年に向けた対策が必要です。
今年から有機JASではさつまいも苗購入時の農薬不使用の証明書が必要になり、苗の入手そのももが難しくなりました
そのため、県外から取り寄せて、到着と植え付けのタイミング調整が難しかったことはありますが、活着後の成長の悪さは私の技術不足によるものです

さつまいも収穫ゼロとは


★ハクサイは、播種の遅れ、定植の遅れに加えて、カブラヤガによる被害が出ています。
これは全国的に同じ傾向であり、11月に入っても寒くならないので鱗翅目の幼虫がかなり活発に食害をしています。

ハクサイはカブラヤガに喰われている


★協働栽培の小糸種在来青大豆は良く実が付いていますが、高温が続くため「青立ち」の傾向が見られて心配です。

小糸種在来青大豆は実付きが良い

★里芋は少ないながらも出荷できるまで育ちました。

里芋

★ジャガイモも植え付けが遅れましたが、11月下旬には少し収穫できそうです。
学校給食にも供出できそうです。

じゃがいも3品種が育つ


大根は播種直後の大雨により発芽不良が起きて欠株が生じていますが、何とか育っています。
毎年好評の紅くるり大根はまったく発芽せず、急いで蒔き直しが必要です

大根はまばらに生育
大根は上手く育って欲しいが・・・

★ニンジンはすっかり草まみれになったので、除草を急がねば。

ニンジンはいつも不得意


★露地の越谷インゲン豆は良好に育っていますが、皆さんにお届けする前に終了しそう。

越谷インゲンは甘い

★ハウス内では、フルーツパプリカ、つるなしインゲン豆、チンゲン菜、春菊が順調に育っています。
ただし9月播きのチンゲン菜は軟腐病が出始めている。困ったことです。

ハウス内は順調


★育苗ハウスでは、春菊、チンゲン菜、菜の花、ケール類、レタス類、玉ねぎの苗が順調に育っています。
本日の大雨で作業が1週間ほど遅れそうですが、ともかく早く定植したい。

定植待ちの苗で溢れそう
春菊、レタスなどの苗

★自然栽培米の稲刈りも雨のために遅れましたが、何とか頑張って「ゆめまつり」は完了、「旭」は残り半分まで漕ぎつけました。

11月10日くらいに脱穀し、三原市の師匠宅で籾摺り、11月下旬には販売スタートできると思います

雨の前に稲刈りを7割済ませた
2週間天日干しだが、この雨と強風でどうなったか確認しなければ

★それから金ゴマは脱穀出来ましたが、洗浄と選別待ちの状態になっています。

金ゴマは出荷までの手間が多い

ざっとこんな感じですが、
ともかく野菜が育っていない
品目も少ない(今年のキャベツ苗は失敗)
害虫の被害が出ている
雨により作業が遅れている
このまま冬に高温が続くと、すぐに塔立ちするかも知れないという不安
それから人間(わたくし)がくたびれ切っている(やる気があれども身体が動かない)という課題があります。

志和町の有機農家仲間も苦労しているようですが、ほぼ全国的に同じような傾向が見られると思います。
おそらく冬には野菜が高騰するでしょう。

籾殻燻炭を焼く

今年は真冬になる前から「籾殻燻炭」を焼いています。
昨年の倍量の燻炭を散布しようと考えており、すでに500リットルほど焼きました。
燻炭をハウス内に施して、微生物の増加と通気性の改善を図ろうと考えています。

以上です。