【お詫び】まだ再開ならず。

いつも野菜セットをご購入いただいている皆様へ

10月12日より出荷を停止している旬の野菜セットですが、本日11月28日(木)現在も再開の見込みが立ちません

具体的には、サニーレタスとホウレンソウが育ったら、8品で再開が可能なのですが、その見込みを立てることが出来ません。

ぐずぐずとして連絡も出来ず、本当に申し訳ありません。情けない限りです。

★ただし12月から、東広島市内の西条~高屋エリアの直接配達のお客様は、5~6品目のミニセットで配達を再開します

本日から日程調整の連絡をさせて頂きます。

クロネコヤマトによる宅配便のお客様は、もう1品が育ちましたら再開とさせて頂きますが、その時期は未定です

12月末ごろになるか、年明けになるか、今のところ明言が難しい状態です。

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★新米出荷の準備が整いました。

自然栽培(無施肥)、天日干しの新米の販売をスタートします。

普段使いのお米「ゆめまつり」と幻のお米「旭」の2品種です。

栽培面積が2反と小さく収穫量も少ないため、本サイトからの直売はこれまで七三農園の野菜を購入いただいたことがあるお客様に限らせて頂きます

一般の店舗では、広島市中区のオーガニックショップ「六胡盧-MUKORO-」さんでご購入いただけます六胡盧さんでは有機野菜だけでなく海産物や乾物、穀類、雑貨などさまざまなオーガニック関連のものが買えるのでぜひ足を運んでみて欲しいです。

詳しくは個別にメールでご案内させて頂きます。

今年のお米はやや小粒です。

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★今現在の野菜の様子

青首大根、聖護院大根、里芋、じゃがいも、春菊、チンゲン菜の6品目は、出荷可能な状態で育っています。

サニーレタス、ホウレンソウが育ち、その次のチンゲン菜、小松菜などが育って来たら、野菜セットを再開&継続することが出来ます。

もしも育って来なかったら、野菜セットはまたすぐにストップすることになります。

野菜がなかなか思うように育ってくれず、悶々としております。

春夏であれば、どんどん種まきをすればどんどん育ってくれるのですが、秋冬の野菜は一度バランスを崩すとリカバーするのが難しいと痛感しています。

これは七三農園に限ったことではなく、キャベツや大根が高騰しているように、全国的に同じ傾向です。

このことについても、改めて別記事でご紹介したいと思います。

★ダメならダメと早く連絡をすれば良いものを、ぐずぐずと連絡すらせずに本当に申し訳ありません

大根とニンジンの畑
青首大根は小さい。
聖護院大根も小さい。
じゃがいもドラゴンレッド
ハウス栽培の春菊。出荷までもう少し。
2番手のチンゲン菜はまだ小さい。
ハウス栽培のホウレンソウ。まだまだ小さい。
サニーレタスが大きくならず困っている。
ちじみ小松菜も小さい。
ハウス内の小かぶは芽が出たばかり。
白菜は大きく育たず、ただの葉っぱになってしまった。
ロメインレタスも伸び悩み、あとは霜に当たって枯れるだけだろう。
玉レタスも大きくならず。
博多かつお菜も小さい。おそらくこのまま塔立ちするだろう。
ニンジンもまだまだ小さい。
ニンニクは順調に育っているが、栽培期間が長いのでトラブルが起きないか心配。
小糸種在来青大豆は豊作。12月に刈り取り、乾燥、脱穀の予定。
大豆の調子が良いのは偶然だろう。他の農家仲間は不出来と聞いている。
まだ定植できていない苗がこんなに残っている。12月定植ではダメなのは明白だが、それでも植えてみるしかない。
レッドロシアンケールの苗。ケールは一本も植えられなかった。


厳しかった2023年に続いて、2024年はさらに厳しいことになりました。
恐ろしく暑かった夏に、決死の覚悟で作業をしたのにタイミングよく植えられず、時間と体力と気力と経費が奪われ、出荷できる野菜も少なく=収入激減=支払い困難、という負のスパイラルに陥りました。

また今年は草の伸びるスピードが尋常でなく、草刈りの頻度と負担(時間・労力・燃料費・資材費)がこれまでの1.5倍くらい掛かっていますスイスでは大気中からの窒素降下物が増えて、耕作地周辺の草の種類が変わり、そこに棲むチョウの種類も変わってしまったという研究成果がある。雑草の異常繁茂は暑さのせいだけではないはず。日本でも大気や降雨由来の化学物質や土壌中の微量元素の状態を調査すべきだろう。農水省さんに進言してみようか。

愚痴はほどほどにして、今年はダメ元でもとりあえずもう一生懸命にやるしかない。

一方で、有難いことに小学校と保育園への給食野菜やお米の納品が増えました。子どもたちにはぜひ地元の野菜を食べてもらいたい。地元野菜はいちばん早く届けられて、新鮮で栄養分のロスも少ない。虫やカエルや鳥たちと共存した野菜を食べてもらえるとこの上なく嬉しい。農家仲間と協力すれば、もっと安定的に有機農産物を提供できるはず。難しいのは安定供給のための栽培技術と需給調整のためのハブ機能が必要なこと。まずは話し合いから始める必要があるだろう。

さて、来シーズンはもっと上手くやってやろうと頭の中はもう次のことで一杯になっている。あれほど暑さの中で苦しんだのに、懲りない自分に呆れている。まだまだやるべきこと、やりたいことが山積みになっている。こんな訳の分からない気候に負けてたまるかい。

と勝手に熱くなる前に、まずはお客様にお詫びの連絡をしなければ。話はそれからなのだ。