カンタン! ウッドガスストーブの作り方
近頃流行のウッドガスストーブがとてもカンタンに作れます。
材料はホームセンターなどで1,000円ちょっと。
ドリルや金切りバサミなど、少し特殊な道具が必要ですが、持ってる人に借りたりして気軽に作ってみましょう(^―^)。
【材料】
○ストーブ本体:ペンキ用丸缶手付4Lダブル(513円・ユーホーで購入)
○燃焼室:カトラリースタンド・スタックWLF(307円・ニトリで購入)
○五徳:足長コの字ボルト・6×70mm(3組で180円・ユーホーで購入)
○ネジ:6角ナット(6個で30円・ユーホーで購入)
○ワッシャ:平ワッシャ(12個で48円・ユーホーで購入)
合計1,078円(1台分)
【道具】
軍手・紙コップ・インパクトドリル・ホールソー(φ20mm)・ドリルビット(φ5.5mm)
マジックペン・金切りバサミ(エグリ刃型・180mm)・ペンチ
【手順】
①ペンキ缶のフタにマジックで印を付ける。
ペンキ缶のフタの表側に形成された窪みに沿って円を描く(直径約10.5cm)。
紙コップを使って円を描く(直径約7.5cm)。
五徳の取り付け位置を描く(外側の線から1cmくらいの位置・6箇所)。
②ペンキ缶の側面にマジックで印を付ける。
底面から4cmくらいの位置に計8箇所の印を描く。
③フタに穴を開ける。
ホールソーを使って、フタの中心に直径2cmの穴を開ける。
ドリルを使って、五徳の取り付け位置に穴を開ける(直径5.5mm・6箇所)。
金切りバサミを使って、中心の穴から反時計回りに切り進み、内側の円を切り抜く(直径7.5cm)。
金切りバサミを使って、外側の線まで切込みを入れる(約1.5cm間隔)。
切込みを内側に折込む(手を切らないように注意)。
④部品を組み付ける。
燃焼室(カトラリースタンド)を押し込む。
カトラリースタンドの一番上の穴が出る位がちょうど良い。
五徳を取り付ける(ワッシャと6角ボルトを使う)。
⑤ペンキ缶の側面に穴を開ける。
ホールソーを使って、底面から4cmくらいの位置に8つの穴(直径20mm)を開ける。
⑥全体を組み付けて完成!
※これくらいの切りカスが出ます。
放置するとケガの元なので、きちんと集めて正しく処分してください。
【ウッドガスストーブの仕組み】
上から火を着けて燃えることで、空気が遮断されて蒸し焼き状態になり、木質ガスが発生する。
側面の穴から空気が供給され、上昇気流によってストーブ上部で二次燃焼が起こり、コンロとして機能する。
詳しくは「現代農業2013年12月号」の記事(http://www.ruralnet.or.jp/gn/201312/woodgas.htm)をご参照ください。
【使い方】
松ぼっくり3~4個を燃焼室に入れ、ちぎった新聞紙一切れ入れて、上から着火する。
炎が「パチパチ」でなく「メラメラ」になったら二次燃焼が生じている合図。
これだけで10分間くらい燃えますが、火力が弱くなったら、燃料を継ぎ足す。
燃料は、乾いた小枝でも良いが、詰め過ぎずに適当にスキマを空けることが大切。
【楽しみ方】
アルミホイルにバナナ(皮付きのまま)を包んで焼きバナナ。
フライパンでピザやポップコーン。
マシュマロを串に刺して、あぶって焼きマシュマロ。
使い方に慣れたら、湯を沸かしたり、鍋でスープ、炊飯も出来るようですよ(^―^)。
※作成には必ず軍手を着用し、ケガのないようにご注意ください。
※発生する切りカスは、きちんと集めて正しく処分してください。
※ストーブはかなり熱くなるので、ヤケドにご注意ください。
【実績】
2015.1.18 志和町奥屋いいは堂でのワークショップ(主催:いいは堂)
2015.3.6 志和町並滝でのワークショップ(主催:ひがしひろしま環境家族)
2015.11.22 志和町並滝でのワークショップ(主催:ひがしひろしま環境家族)
Edited by 73farm.com(2015.11.29)