2017年4月の仕事など。

あっという間に2017年も半分過ぎ、6月になりました!
2か月遅れで月報を書いています。

 

 

 

 

 

 


4月の朝はあっけなく明けます。
ドラマチックな色の変化もなく、すぽーんと明けてしまいます。
それはそれで、感傷に浸らず、すぐに仕事が出来るので良いです(笑)。

<気象> ~定期的な雨、朝の冷え込みが続いた~
最高気温20℃を超える日が少なく、涼しい日が続く。
最低気温は4月3日と4月23日にマイナス1℃を記録し、その他の日も一桁台と寒かった。
それでも、これが平年並みでしょう。
8日間も雨が降り、けっこうな雨量になったが、それ以外はカンカン照りで、作物にとっては厳しい月となった。

<出荷> ~宅配セット再開に向けて準備。飲食店様にはなかなか連絡できず~
5月の宅配セット再開に向けて、出荷資材やお客様への連絡の準備を進める。
宅配セットは8品目を基本としているので、本当に揃うか心配。
直接連絡くださる少数の飲食店様に、人参やレタス類など単品を出荷。
飲食店の方に聞くと「単価は気にせず、LINEでサクッと送ってくれれば良い」と言うのだが、やはり量目と単価をしっかりお伝えしたいというヘンに固い性格なので踏み切れない。
そもそもLINEを使っていない(^^;)。
出雲のハーブ園Cuoreさんが広島に来られて、一緒に広島市内のオーガニック系のお店に飛び込み営業する。
じつはこれまで営業をしたことがほとんど無い。口コミとホームページからの申し込みが多い。
すぐには契約にならなかったが、お店の方と直接お話しするのは良いことだと思った。

<農作業> ~まだ寒く、野菜の生育はゆっくり~
冬策の片付け、春作の準備、苗づくりが重複するので、この時期は忙しい。
(1年でいちばん忙しいのは、夏作の片付けと秋冬作が始まる8~11月です)
ナス、トマト、ピーマン類など、たくさん鉢上げする。
キュウリ、ズッキーニ、ハーブ類など種まき、苗の定植、除草など。

今年もヘアリーベッチとエン麦の「緑肥」を取り入れて土づくりを行っている。
4月上旬までに十分伸びたのでハンマーナイフで砕いてトラクターで漉き込む。
膨軟なとても良い土になった。

 

 

 

 

 

 

 

今年はハーブに初挑戦で、クリシュナトゥルシー、エキナセア、ハイビスカス、カレンデュラなどを試していく。どうなるか楽しみ。

苗を定植しても、まだ寒いのでパオパオで防寒対策する。
これがのちに功を奏する。

 

 

 

 

 

 

 

セルトレイ2粒蒔きの玉ねぎが順調。小さい葉たまねぎを出荷。
来年からもこのスタイルで行こう。

 

 

 

 

 

 

 

新ハウスの基盤づくりは進まず(6月2日現在も未着手)。


<その他> 「農」以外の仕事が忙しく。。。
七三農園は「7割が農業」「3割は環境の仕事」。
複数の自然保護関係の活動が詰まっている。
苗づくりに支障があるとこの先半年分の稼ぎが無くなるので、何とか日程をやりくりしてこなす。
サラリーマン時代に計画段階から関わった「せら夢公園自然観察園」での連続講座に第1回目ナビ係りとして参加。
春の里山は美しく山菜も多くて楽しい。

 

 

 

 

 

 


 

こういった環境のイベントは、ボランティアから有償も含めて企画から実施まで年数十回関わっていて、私のライフワークでもある。
2017年は実働で計100日間ほどになるので、これ以上は受けられない。
いっそ専業にしたら、という考えもあるが、それではサラリーマン時代と同じなので、やはり「農」を「業」にしたい。
「7:3」が私の黄金比になる。

このところずっと考えているのは、「新規就農したい人」や「小田舎で起業したい人」を応援したいということ。
会社組織を離れて、本当に「有機農業」で生きて行けるのか、やりたかった「夢の仕事」で生きて行けるのか。
せっかく就農したのに、うまく行かず離農する人も多いし、そもそも就農をあきらめる人もいる。
家族を説得したり、踏ん切りをつけるのは、なかなか勇気が要ると思う。
こういった人たちが、スムースにスタートが切れるように一緒にプランを考えたい。
「農」を「業」にしなくても、「自給農」であとは「自分の得意技」で稼ぐという方法もある。
1~2年で軌道に乗ったら、あとは大丈夫でしょう。
七三農園はいわゆる「認定農家」ではないので長期の研修は難しいが、短期の体験や相談などを受けて行きたいと思う。
昨年からやらせていただいている「広島県有機農業研究会」の「事務局(見習い)」としても、新規就農支援に力を入れて行きたい。

政治については、ひどくてあきれ返ることが多い。
何の説明にもなっていない稚拙な言葉を繰り返し、「お粗末」を通り越して本当に「粗末」な内閣になっている。
大多数の官僚も大変だろうと思う。
今起こっている問題を突き詰めて考えていくと「投資」や「お金」に起因している。
「お金」はもちろん大切だが、「本来的な価値」のないところに「泡」を立たせて「掠め取っている」だけ。
本来の投資は、新しい価値を作るために一時的に肩入れをするのであって、掠め取るためのものではないと思う。
現内閣は誰のために何をやっているのか見えない。
見えてきたら逆に怖いかもしれない。
そろそろ「ご破算」で良いのではないかと思う。

~以上