小さな循環を大切にする。

庭の紅梅がほぼ満開!

春らしい景色になってきました。

でも、まだ寒くなったり霜が降りたりするので、農業上は油断ができませんね。

P1020144_R

                 


育苗ハウスの中に「踏み込み温床」を作っています。

地面を掘り下げ、ブロックを並べ、木枠と古い畳で壁を作る。

P1020003_R

P1020134_R

落ち葉、藁草、米ぬか、鶏糞を投入して、水をかけて踏み込む。

P1020139_R

これを6回くらい繰り返して層を重ねて行きます。

すると好気性発酵が起きて、温度がどんどん上がってきます。

層の中が60度くらいまで上がると、表面は30度くらいになり、ナスやトマトの発芽・生育にちょうと良いくらいになります(なるはず)。

この温度が2ヶ月間くらい続くので、いろんな野菜の苗が育てられます。

サーモスタットで簡単にやる方法もありますが、七三農園としては、電気も機械も使わない先人の知恵を活かしたい。

温床が役目を終えたあとは、落ち葉を取り出して2年くらい積んでおくと、ほどよい肥料分を含んだ上質な堆肥になって、畑に使うことができるのです。

 

この落ち葉は、近所の二宮神社の欅(けやき)の大木から頂いたもの。
これでできた野菜は、何となくご利益がありそうでしょう(笑)。

P1010102_R

林道に積もった落ち葉も集めました。

P1020146_R

こうすると、土着の微生物や細菌も一緒に取り込むことができるのです。

白っぽく見えるのが、土着の細菌類です。

P1020148_R

微生物や細菌類は、やがて土中の有機物をさまざまな無機物に分解し、土の物理化学性も改善してくれます。

こういうやり方は、古臭くて、手間がかかって、遠回りをしているようにも見えますが、結局は美味しい野菜づくりにダイレクトに繋がっているのだと思います。

 

スナップエンドウの畝には、草木灰と卵殻をすき込みました。

草木灰は、知人から、卵殻は養鶏所から頂いたもの。これらは廃棄物でなく、有効な資源になります。

地域にある資源をうまく取り込む、昔の知恵を生かす、小さな循環を作り出すことを大切にしたいと思います。

 

P1020114_R

P1020115_R

P1020010_R

 

近所にある「いいは堂」にやってきた烏骨鶏(うこっけい)の餌として、七三農園の野菜くずを提供しています。

これも小さな循環(笑)。いつか鶏糞を分けてもらい、堆肥づくりに使ってみよう。

P1010841_R


畑の準備も進めています。

年明けに購入したハンマーナイフモアが活躍。

枯れたソルゴーをバリバリと粉砕し、トラクターで鋤き込んでいきます。

P1020121_R

P1020123_R

 

トラクターで走ると、トノサマガエル、アマガエル、コガネムシの幼虫、オケラなどが掘り起こされ、地面に出てきます。

それらを狙ってハクセキレイ、セグロセキレイ、トビなどが集まってきます。

彼らは人間が農作業をすると、生きものが掘り起こされることをよく知っているのです。

P1010998_R

P1020156_R

 

日本で一番ちいさな鼠、カヤネズミも出てきました。

P1020127_R

P1020131_R

カヤネズミは、田んぼや草原に棲み、葉っぱや茎を上手に編んで球状の巣を作り、その中で繁殖します。
小さな虫を食べてくれるので、七三農園にとっては大切な仲間です(笑)。

 

さて、本日、もう少し落ち葉を踏み込んだら温床が完成。

もうひとがんばりしよう!